穏やかな日々

泣き笑いの人生を二羽の文鳥(CyiCyi&Mi~)と共に・・・山あり谷あり、それでも日は昇る~いつも笑っていたい。

いのちのバトンタッチ

2009-12-04 23:55:32 | 日記・エッセイ・コラム

0712050001 すっかり雨で桜の葉は落ちてしまいましたわ~早いですね。季節の移ろいはこんなもの~ですね。巷ではクリスマス飾りが賑やかに~お正月商品がスーパーでは並んで気忙しいですね~でも、そんな時期になってきていますよ~

さて、今日は「納棺夫日記」の著書で知られる青木新門氏のお話です。映画「おくりびと」の原作でありながら、映画の脚本の結末が小説と異なることを理由に、映画の原作とすることを拒否された人物でもあります。幼い時に旧満州で終戦を迎え現地で生まれた弟と妹は難民収容所で次々に死んでいき、8歳だった青木さんは二人の遺体を死体置き場に置いてきたというすさまじい原体験があるそうです。その後、早稲田大学に入学しましたが中退、母の急病で故郷の富山に帰ってからは、パブ喫茶を経営かたわらに詩人として生きてゆかれ、その店も倒産、乳飲み子を抱えてある日、激しい夫婦喧嘩をして投げ付けられた新聞の求人欄に出ていたのが冠婚葬祭互助会の社員募集を見て就職、それがきっかけで亡くなった方々のご遺体の湯潅、納棺の仕事を25年の長い間、続けてこられてこの小説が出来上がったとか?誰にも訪れる人生最期の時、人生を全うした顔は美しいものであることを語られてました。そして、死から学ぶ多くのことが有る事を私も感じました。今日は「いのちのバトンタッチ」という青木氏の詩から  <人は必ず死ぬから   いのちのバトンタッチがあるのです  死に臨んで先往く人が  「ありがとう」と言えば  残る人が「ありがとう」と応え  そんな一瞬のバトンタッチがあるのです  死から目をそむけている人は  見そこなうかもしれないが  そんないのちのバトンタッチがあるのです> ちょっと、ほっこり戴きました!cyicyikatsuko

コメント
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