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新型 CIVIC e:HEV インプレッション(高速道路走行編 - その弐)

わたしの新型 CIVIC e:HEV は、高速道路で長距離を走った実績が2回あります。
1回目が、過去記事「高速道路走行編」で紹介した昨年2023年の GW 帰省と、
つい先日、4月末から始まった夢の10連休、今年の GW 帰省が2回目となります。

ということで、行って参りました!
一年振りに高速道路を走って、往復約 1,400km の長旅で、実家に帰省してきました。
その際に思ったこと、気付いたことなどを、書いてみたいと思います。



(目次)
・ルート、走行条件
・燃費、航続可能距離
・石跳ね対策
・蚊の亡骸対策
・ナビの件


ルート、走行条件

わたしの実家まで高速道路で帰省する場合、片道で約600~700km の長旅となります。
走るルートとしては次の2通りがあり、ナビで検索させると大体 ① を提示してきます。

①長野県を縦断し、目的地までほぼほぼ一直線で走る最短距離ルート
②東京方面に一旦南下してから目的地に向かう、東海道新幹線ルート

しかし、① のルートは、② に比べて 100km ほど距離が短いのは確かに魅力的なのですが、
個人的には正直あまり走りたくない気持ちがあります。
GW 時期の長野県は、気候がまだまだ薄ら肌寒く、エアコンを稼働する必要があるかもしれないことと、路面にも塩カルの残骸が残っていることが懸念されるからです。
また、長野県を縦断中に一旦高速を降りて、一般道をしばらく走ってから、再び高速に乗るという面倒なことをしなければいけないのも微妙です。

最終的には、往路は ② の東海道新幹線ルート、復路は ① の長野県縦断ルートを採用しました。
行きも帰りも、夕方出発して翌朝早くに到着する夜間走行プランで行きました。
そのおかげで、幸い大きな渋滞に遭うことはありませんでした。

エアコンは本当は入れたくなかったのですが、フロントガラスの曇りに対処する必要があったため、A/C を随時 ON/OFF しながら走行しました。
昨年の GW 帰省時は、エアコンは終始送風のみ(A/C は OFF)だったのに対し、今回の GW 帰省は全行程の約半分で A/C を ON にして走ったことが昨年との違いになります。

・夜間走行、大きな渋滞はなし
・一人のみ乗車
・85~90km/h の ACC 定速走行
・ECON モード
・エアコン:20℃ 設定、風量最小(=1目盛り)、全行程の約半分で A/C ON




燃費、航続可能距離

昨年の GW 帰省時は、帰りの復路で大幅な事故渋滞に遭ったりして参考にならずということで、往路のみの結果を過去記事「高速道路走行編」で紹介しました。
まとめると、以下となります。



昼間に東海道新幹線ルートを走って、燃費は御覧の結果となりました。
そして、5/5 の U ターン時、ガソリンを満タンにすると 29.82 L を給油できました。
FL4 のタンク容量は 40 L なので、ガソリンの実残量は 10.18 L で、平均燃費 28.6 km/L を掛け算すると、往路の 765.0 km を走破した時点であと 291.148 km は走れた計算になります。
ということで、昨年の GW 帰省時の航続可能距離の計算値は 1056.148 km でした)。

それに対して、今年の GW 帰省時の結果は、以下となりました。



4/28 に 753.5 km を走破して帰省完了し、5/4 の U ターン時にガソリンを満タンにすると 31.18 L を給油できたので、残りあと (40L - 31.18L) * 29.4 km/L = 259.308 km は走れる余力があったことになり、航続可能距離の計算値は 1012.808 km となりました)。

※注:別途記載の走行条件の場合の換算値です

エアコンの A/C を随時 ON にしていたのと、納車から1年経過による経年劣化もあるかなと思って、昨年よりも成績が落ちているかなと予想していたのですが、燃費も航続可能距離も昨年とほぼ変わらない良好な結果となりました。




石跳ね対策

ということで、昨年に引き続き、燃費と航続可能距離は優秀な成績でした。
加えて、e:HEV のモーター走行と 2.0L 直噴エンジンのパワーで、楽々走行できるので、
運転疲れが非常に少ない点でも、昨年同様、わたしとしては大満足でした。

しかしながら、その一方で、高速道路走行時ならではの気苦労があるのも事実です。
ACC をセットすれば、あとは目的地まで半自動で楽チン運転♪・・・ というわけにはいきません。

その気苦労の最たるものが、石跳ね対策です。
過去記事「高速道路および一般道走行編」でも書きましたように、前を走る車または隣の車線を追い越していく車が跳ね上げた小石がヒットして、車体が傷付いてしまう危険性があるので、これを回避する必要があります。
そのためには、以下の対策が有効と考えられます。

①走行車線を走るときは、出来るだけ左端いっぱいに寄る
②追い越し車線に出て追い越す際は、出来るだけ右端いっぱいに寄り、速やかに追い越す
③ACC で定速走行する際は、車間距離を最大に設定する
走行車線を走行中に追い越される際は、わざと減速する

最後の ④ は、今回の帰省時に新たに取り入れた対策です。
トラックやランクル、高速バスなど、車体の大きな車が ゴゴゴゴオオオォォーーー と隣を追い越していくときに、ちょっとブレーキを踏んで減速してやります。
そうすることで、隣を追い越す車と並走する時間を減らすと同時に、跳ね上げられた石が飛んでくる相対速度を落とし、結果として、跳ね石の被害のリスクを減らす効果が期待できます。

これらの対策が効いたのかどうかは分かりませんが(笑)、前回(昨年)の GW 帰省時と同様、今回の高速帰省でも石が飛んできて付いた傷は1つもありませんでした。




蚊の亡骸対策

石跳ねで車体が傷付く危険性の他に、高速道路を走る際にはもう1つ、
走行車線を走っていると幾度となく遭遇する「穴ボコ」の問題が悩みのタネです。

今回の GW 高速帰省時にも改めて思ったのですが、高速道路の走行車線、
放置されたままの穴ボコが、ちょっとあまりにも多過ぎやしないでしょうか?
あんなのを何度も踏んでいたら、車へのダメージが蓄積していくのが心配だから、
何で此方人等、高い高速料金を支払って走っているのに、それが原因で車が傷んでいくなんて馬鹿みたいだから、とっとと修繕しやがれっつってんですけどね。

・・・・ とはいえ、文句ばかり言っていても仕方ないので、出来ることをやるしかありません。
走行中、前方に穴ボコがあるのを確認したらハンドル操作でクイとかわす、この地道な作業で車へのダメージ蓄積を回避するしかありません。



そうやって、ACC で定速走行をしながらも、石跳ねと穴ボコに注意しながら走っていき、やっと目的地に到着して、そこで一息つけるかといったら、そうはいきません。
まだやるべきことがあります。

高速道路を走った後は大体、車の前部(ナンバープレート、バンパー、バックミラーの前側、など)に蚊の亡骸が大量に付着しています。
これを放置すると、鳥の糞と一緒で、酸性の成分で表面が傷むことが懸念されます。
よって、速やかに除去する必要があります。

その対策としてわたしは今回、500ml ボトルの精製水をあらかじめ準備しておいて、目的地に到着後、それを噴霧しつつクロスでせっせと拭き取り・除去する作業を直ちに実施しました。
それで一体どれだけの効果があるのかは、不明です。
週末の毎週洗車のときに洗えば十分ではないかと、思わなくもありません(笑)。




ナビの件

過去記事「一ヵ月インプレッション」でも書きましたように、新型 CIVIC のナビは、現在地の住所を表示する機能がありません。
以下の画像は、ホンダの他の車種の Gathers ナビの画面ですが、御覧のように、地図画面の最下部に現在地の住所を表示する機能があります。
しかし、新型 CIVIC の HONDA CONNECT ナビでは、これができません。



これの何が便利かというと、長旅の全行程のどこにいるかを把握するのに役立つことです。
特に高速道路で長距離を走行中は、とても重宝する機能であると、4代目フィット e:HEV に乗っていた頃から思っていました。

わたしの帰省の場合、片道約 600~700km の果てしない道程なので、今どこを走っているのか、残りあとどれくらいで着くのかを把握することは、運転疲れを軽減するためにも重要です。
到着予想時刻と残走行距離の数字を見るだけではなく、現在地住所の表示を見ることで、
「お、やっと○○県に入ったか ・・・・」と、より感覚的に把握できます。

その意味で、新型 CIVIC のナビでそれができないのは、地味に痛いことだと思っていたのですが、よくよく考えると、現在地点を俯瞰的に把握するのであれば、日本列島の形が分かるくらいにまで地図を縮小すれば事足りるのではないかと、今回の高速帰省中にふと気付きました。

それをやってみましたところ、なかなかいい感じです。
普段の通勤時は、交差点等で曲がりそびれないために地図の縮尺倍率をほぼ最大にして走っていて、その感覚のままでいたのが失敗でした。
地図を縮小して俯瞰すれば、見通しが良くなり、運転疲れの軽減に役立つことが発見できたのは今回の帰省での収穫でした。





新型 CIVIC e:HEV での今年の GW 高速帰省の雑感は、大体以上のような感じです。
実はもう1つ、わたし自身として特筆すべき事柄があったのですが、
それについては日を改めて、じっくり書いてみたいと思います。

走行車線の左端いっぱいのキワキワを、85km/h くらいで定速走行し、
追い越しをかけるときだけ、アクセル全開で全速力で追い越し、
(穴ボコをかわすために)右に左に蛇行して、
大型トラックに追い抜かれる瞬間、ブレーキランプを点灯させて減速する。

そんな挙動不審なソニックグレーパールの FL4 を、もし見かけましたら、
それはわたしですので(笑)、温かく見守ってやってください。
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