伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

日本近代史の秘密

2010-05-10 12:03:45 | Weblog
読者からの「ええじゃないか運動」の考察:

ええじゃないか(おまけ)
 (三年寝太郎)
宮間純一「戊辰内乱と吉田家本所―神威隊を中心に―」によると、慶応4年(明治元年、1868)正月3日の鳥羽・伏見の戦いに始まる内乱が起こると、京都の公家吉田家(吉田神道)は配下の神職に上京を呼びかけて京都に集め、神威隊という隊を結成して宮中内の警衛などを行わせた

吉田家の当主良義の働きかけで、神威隊は2月2日宮中の内侍所(賢所、神鏡を安置)の警衛を、それまでその任にあった水口藩兵と共同で当たり、50人ずつ、朝夕交代で任務を務めた。ここで、先のコメントで書いてきた吉田(現在の愛知県豊橋市)の田町神明社と羽田村八幡社の神主、羽田野常陸敬雄が再び登場する。彼は、正月24日出のこの回状を「神祇道本所吉田殿大取締役所」の名で2月6日に受け取る。そこで、羽田野は、これまた先に登場した草鹿砥近江守(一宮砥鹿神社)や森田五位(牟呂八幡社)ら合計十人(たぶん、この十名が吉田における「ええじゃないか」の発端)で3月3日上京、11日に吉田家御殿に出頭し、内侍所守衛を命じられ、神威隊の袖印を渡されている。そして12日朝10時、その10人に美濃、信濃、但馬の神職4人を合わせて14人で内侍所を守衛した。

そして面白いことに、14日夜は美濃石徹白神職3人(恐らく白山中居神社の神職だと思われる)・近江神職1人を加えた14人に隊長2人計16人で当たった。そしてこれが、後の日本にとっても大きなターニングポイントとなるイベントが執り行われた瞬間だったのである。後に羽田野が、「其日紫宸殿ニ出御天神地祇之御祭有之 公卿諸大名参内誓詞有之夜ニ掛り篝火相たき申候」と記録しているように、天皇が公卿・諸侯・百官を率いて天神地祇に誓う形で、新政府の基本方針である「五カ条の誓文」を発表した瞬間に立ち会っていたのである。

21日には、天皇が難波に行幸することになり、内侍所もそれに従うということで守衛は20日限りで免じられている。実に教科書や歴史書には載らないような地方の人々によって(ところが霊的には恐らくめっちゃキーとなるポイントの人たちで)神仕組みという名の神遊びが執り行われていたことに、日本という国の奥の深さとそこはかとないエネルギーの強さを感じるのであった。

まさに、リーマンさんの言う「伊勢の神札を意識的に利用した尊皇派も、実は大きな意味で、伊勢の神霊に使役されて維新を成したとも言えます」は、本当なんだな~という。今回は皆さんがこの瞬間に立ち会う生き証人になる番ですよ、きっと。だって、今、こうして読んだもん。生かして頂いてありがとう御座位ます。

感想:
日本の歴史に残る民衆運動であった「ええじゃないか」を、当時の国学者や神職の動きと合わせて考察し、隠された歴史の真相に触れた文章を読者が書いてくれました。その記念に、これらの投稿を残したいと思います。

この文章には、明治維新の真相のヒントが在ります。
埋没神のように決して表には出ない、日本を影から神意を受けて誘導する集団が存在したのです。
天皇と皇族を影から擁護し、日本の政治をも影から動かす集団です。
神威隊は、天皇を守ると見せながら、逆に言えば「三種の神器」もろ共に天皇を拘束していたとも言えるわけです。
京都の吉田家の背後に、日本の国津神にも通じる神示を受ける集団が居るのです。
明治維新の後に、表の東京、裏の京都と二極制にも変えています。
坂本龍馬が殺されたのが、「京都」であった事に深い背景があります。
まあ、日本国は非常に奥深い国ですから、これからも大丈夫です。なぜなら、神様が本当に守る国だからです。

生かして頂いて ありがとう御座位ます

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