晴れのち平安

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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2010年3月撮影 朱雀院行幸・放島の試み 1

2015年11月12日 | 京都・風俗博物館
 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

2010年3月に
風俗博物館を訪ねて撮影した展示の様子です。

寝殿において
『源氏物語』<少女>より
「朱雀院行幸・放島の試み~夕霧艱難辛苦の立身出世~」
の場面が展示されていました。

展示内容を2つの記事に分けてご紹介します。





舞台は、朱雀院(『源氏物語』の朱雀帝が退位後に住んだ御所)に見立てられています。


<博物館レジュメより>
源氏34歳(太政大臣)の旧暦2月20日すぎ、朱雀院に冷泉帝の行幸があり多くの上達部・親王が供奉(くぶ)した。
早咲きの桜がみごとな盛儀の中、供奉した諸臣は皆 特別に色を許された青色の袍(ほう)に時節に相応しく桜かさねの下襲(したがさね)を着用し、冷泉帝は赤色の御衣(おんぞ)をお召しになった。






上達部や親王は寝殿の簀子に座っています。



この行幸では、特に太政大臣の源氏に帝のお召しがあり、冷泉帝と同じ赤色の袍を纏って参上し、二人の輝かしい姿を人々は賞賛した。



赤色の御衣(おんぞ)姿の冷泉帝。


同じく赤色袍姿の源氏。


朱雀院。


蛍兵部卿宮。



写真左から
簀子に座る蛍兵部卿宮、
南廂に座る源氏、冷泉帝、朱雀院。



控える内侍(ないし)たち。
物具装束姿・・・晴れの装いである、唐衣・裳姿に比礼・裙帯をつけ、髪上げし、宝冠をつけた厳儀の装束。






朱雀院行幸・放島の試み~夕霧艱難辛苦の立身出世~ その2 へ続きます。





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