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小石川後楽園の紅葉

2017年11月27日 | おでかけ

庭のホテルでお昼をいただいた後は、東京ドームシティの横を通って小石川後楽園へと向かいました。紅葉の最盛期とあって多くの人でにぎわっていましたが、園内が広いのでゆったり散策が楽しめました。青空の下、燃えるように輝く紅葉・黄葉はとても美しかったです。

小石川後楽園は、江戸時代初期、水戸徳川家の祖である頼房が江戸上屋敷内に造った庭園で、二代藩主・光圀の代に完成。明の儒学者・朱舜水(しゅしゅんすい)の選名により「後楽園」と名づけました。

庭園は、池を中心とした回遊式築山泉水庭園です。儒学思想の影響を受け、随所に中国の名所の景観が取り入れられていますが、京都・東福寺の通天橋や嵐山の渡月橋、木曽川など、日本国内の名勝の名前もありました。今でいえば東武ワールドスクエアといったところでしょうか。(いや違う^^)

広大な園内は山、川、池...と変化に富み、歩き進むにつれて移りゆく風景のおもしろさを堪能しました。菖蒲池や梅林、藤棚などあり、四季折々の日本の風景が楽しめます。松の木に雪吊りのポールが立てられているところでしたが、冬の雪景色もまたすばらしいでしょうね。

都心にある庭園なので、周囲の高層ビルが見えるのはある程度やむをえませんが、隣接する東京ドームは少々興ざめでした。でも巨大な未確認飛行物体が着陸したみたいで、これはこれでおもしろい風景でしょうか。

琵琶湖を表現したという大泉水。アイガモなどの水鳥たちが泳いでいましたが、オリンピックの撮影に使うような巨大な望遠レンズをつけたカメラを三脚にセットした人たちがずらりと並んでいてびっくりしました。カワセミが来るのを狙っているそうです。都区内では絶滅危惧種なのですね。

浅瀬で足を踏み踏みしてエサを探していた白い水鳥。あとで調べたところ、たぶんコサギだと思います。

朱舜水が設計したといわれる円月橋。水に写った姿とあわせると満月のように見えます。英語でFull Moon Bridgeという名まえがついていましたが、ロマンティックですね。

秋の一日を満喫しました。

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