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金田中 草

2018年09月06日 | グルメ

関西を襲った台風21号に続いて、今朝は北海道で震度6強の地震と天変地異の災害が続いています。ことばを失っていますが、被災された方々のご無事をまずはお祈り申し上げます。

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未だお盆の話題で恐縮ですが、帰省中の息子を囲んで両親と食事会をしました。場所は渋谷のセルリアンタワー東急ホテルの日本食レストラン「金田中 草」(かねたなか そう)です。

明治通りから、再開発途中の渋谷をパチリ。左に見える2棟の高層ビル、手前は来週9月13日にオープンする”渋谷ストリーム”、その奥の建設中のビルは来年オープン予定の”渋谷スクランブルスクエア”の東棟です。渋谷警察所前の交差点には、ビルへとつながるドーナツ形の歩道橋ができつつありました。

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新橋の料亭”金田中”さんのお味を、カジュアルにいただけるレストラン。”草”という名まえは草書=くずし字からきているそうです。くつろいでくださいというメッセージでしょうか。白を基調としたシンプルモダンなインテリアで、夜は照明を抑えた中、キャンドルの柔らかい明かりに癒されました。お料理は7品のコースでした。

初皿です。右の杉板には、つらら白瓜、蒸し雲丹、順菜、生姜酢、夏野菜赤汁、鱧の子塩辛。左には、牛塩山椒焼、酢取妙賀、太刀魚西京焼、大徳麩。奥に、枝豆葛寄せ、柚香白味噌。夏野菜赤汁は、いわゆるガスパチョですが、和のお料理によく合いました。杉板に葛の葉が添えられています。

汁物です。吸とろろ、福久良鮑、順菜、青海苔、ふり柚子。

お造りです。まぐろ、とろ、赤身、鱧焼霜、穴子湯霜。鱧は奥の梅醤油につけていただきます。穴子に添えられているのは梶の葉です。

中皿です。活あわびバター焼き、青アスパラ。あわびは薄く削いであるので食べやすく、食感も楽しめました。

主皿です。右の青皿は穴子酒醤油焼、上に染卸し(大根おろし)がのっています。左の浅い銀板の鍋には牛柳川もどき。牛肉と笹がきごぼうがたまごでとじてあります。これはスキレットで作ってみたいですね。^^ 手前には青もみじの葉。

お食事の〆に、鮎茶漬けか、煮穴子素麺か、選びます。これまで穴子のお料理がいくつかあったので、ここでは鮎茶漬けをいただきました。小さな鮎がちょこんとのっています。お出汁がしみじみとおいしかったです。

和食レストランにはめずらしく、デザートワゴンが運ばれてきて、大いに盛り上がりました。6種類のスイーツと、2種類のデザートワインから2つ選びます。私はすでにおなかがいっぱいだったので、あんみつとデザートワインにしました。右はりんごのクレームブリュレ。目の前でバーナーで表面を焼いてくれます。

2階の吹き抜けから下のロビーを見下ろして。電子ピアノとヴァイオリンで”Misty"を演奏していました。帰りの車の中では、YouTubeで Ella Fitzgerald の Mistyを流し、余韻を楽しみながら帰りました。

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