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橿原神宮と、畝傍山

2022年05月29日 | +奈良

だいぶ間が空いてしまいましたが、奈良旅行記の続きです。

吉野の桜を見に行って、橿原 (かしはら) に宿泊した翌日は、近くにある橿原神宮を訪れました。近鉄・橿原神宮前駅から歩いて10分、奈良県では春日大社に次ぐ大きな神社です。

橿原は日本書紀の中で、日本建国の地と記されています。初代天皇である神武天皇が2600年前にこの地に宮を創建したという記録に基づき、明治天皇が1890年に橿原神宮を創建しました。設計は、築地本願寺、湯島聖堂などの建築で知られる伊東忠太先生です。

私は奈良にご縁ができてから、橿原神宮のことを知り、今回初めて訪れましたが、静かで厳かで、壮麗とよぶのにふさわしい、美しく神聖な空間でした。

広々とした表参道を歩み進み、南神門から入ります。

外拝殿から中に入ると、本殿の前を、綿帽子に白無垢、羽織袴の新郎新婦を先頭に、婚礼の儀式に参列する方々が歩き進み、本殿の中へと入っていくところでした。

東京の結婚式は最近カジュアルになってきているので、黒留袖に振袖の女性が参列するオーセンティックな神式の結婚式を久しぶりに目にしたように思います。まるで外国人みたいに興奮してしまいました。

本殿では粛々と結婚の儀が執り行われています。回廊に取り囲まれた中庭は、真っ白な砂が敷き詰められ、その清らかな美しさに心が洗われるようでした。

回廊の連続性の美しさに目を奪われました。

境内の地図を見て、北参道の途中から畝傍山 (うねびやま) に30分ほど歩いて登れることを知り、頂上まで行ってみることにしました。畝傍山は、耳成山 (みみなしやま)、天香具山 (あまのかぐやま) とあわせて大和三山とよばれています。万葉集などでもおなじみですね。

北参道から立札に導かれて登山道に入ると八重桜とマンサクかしら? ピンクの花が咲き乱れ、まるで桃源郷のような風景が広がっていました。

こんな感じの明るい山道を登っていきます。

30分ほどの登山道だというのに途中で迷いそうになりましたが^^; なんとか到着。頂上からは、耳成山と香具山が見えました。(上の写真は耳成山です) 大和三山の中では畝傍山が一番高いそうです。(標高198.8m)

もと来た道を下りて、橿原神宮にもどり、隣接する深田池のまわりを散策しました。

池の周りに植えられている桜がとってもきれいでした。

ちょっと蜷川実花さん風に撮ってみました。???

池では鴨の夫婦がす~いすい。のどかな風景でした。

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