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Dining33 @麻布台ヒルズ

2024年02月10日 | グルメ

2023年11月にオープンした麻布台ヒルズの森JPタワー33階に入っているフレンチレストラン、Dining33 でバースデイ・ランチをいただいてきました。

オテル・ドゥ・ミクニ (一時閉業中) の三國清三シェフがプロデュースするこちらのレストランは、東京タワーを目の前に食事が楽しめる絶好のロケーションです。この日はランチのコースをいただきました。

まずはお飲み物ですが、こちらのレストランではお味の想像がつかないユニークなオリジナル・カクテルが何種類もあったので、試してみることにしました。

低いグラスに入っているのは、フロマージュ フィズ。なんとブルーチーズ、ラム酒、ベルガモット、ココナッツ、パイナップルという組合せです。透明ですが、飲むとわずかに青カビの風味がします。ブルーチーズを溶かした上澄みだけを使っているのかな?と想像しました。

私はノンアルコールのハーバルピーチにしました。白桃、ルイボス、ローズヒップ、大麦という組合せですが、濁ったカクテルというのが意外でした。白桃が入っていますが甘すぎず、ルイボスの清涼感がありました。

奥に見えるのは奥会津金山天然炭酸水というスパークリングのミネラルウォーターです。どこかで見たボトルと思ったら、以前銀座レカンでいただいたお水でした。

アミューズは、たまねぎのムース。上に小さく刻んだうどが2片のっていて、春の香りがしました。

パンはフォカッチャでしょうか。ピザ生地のようでもあり、インドのナンのようでもありました。のびがよくふかふかしています。にんにくをオリーブオイルでのばしたペーストをつけていただきますが、にんにく特有の香りがなくて感動しました。

前菜は、紅富士サーモンと深谷もやしのマリネ赤いサラダ、レモンドレッシング。ここからは2人分が1枚のお皿でサーヴされ、自分たちで取り分けていただきます。フランス料理にもやしという組合せがおもしろい。

赤いサラダには、トレヴィス、赤ピーマン、ビーツ、ピンクペッパーなど。上のもじゃもじゃは、ビーツを素揚げにしたものだそうです。赤いサラダというと、軽井沢の万平ホテルでいただいたディナーを思い出します。

お魚料理は、スズキのグリエ、春キャベツ、新牛蒡、新じゃが、新玉葱、ミニトマト、アンチョビソース。これも2人前がひとつのお皿にのっていて、取り分けていただきます。最近は、牛蒡をフランス料理に取り入れるのもポピュラーになりつつありますね。

こんな風に取り分けてみました。ソースを控えめにかけたので、野菜そのもののお味が存分に楽しめたように思います。

お肉料理は、ホロホロ鳥の山菜とフォアグラ詰め 山菜ヌイユと株とりなめこ、ソースレフォール。ホロホロ鳥の包み焼きがどかんとのって、ソーセージみたい。上にセージの葉がのっています。こちらも取り分けていただきます。

メニューにはソースレフォール (ホースラディッシュソース) とありましたが、間違いかもしれません。お代わりのパンはバゲットでした。

こんなに大きななめこは初めて見ました。ねばねば感もありません。パスタはバジル?と思いましたが、山菜が練り込まれていたようです。

ホロホロ鳥の中に、ふきのとうなどの山菜とフォアグラが詰め込まれています。わずかな苦みが春の味覚。淡泊なホロホロ鳥によく合いました。

デザートは、キウイのデリス 青りんごのソルベとライムのジュレと泡・金柑のシブスト・サフランのアイス。

すっかり忘れていましたが、予約の時にバースデイのことをお伝えしていたので、バースデイのメッセージとキャンドルをつけてくださり、バースデイソングをオルゴールで鳴らしてくださいました。

食後のお飲み物と小菓子は、マカイバリ茶園のオーガニックダージリンとパッションフルーツのマカロン。ティーコゼーが小籠包?のようでかわいかった。^^ 大きなマカロンもさわやかな酸味が広がってとてもおいしかったです。

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