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大沼国定公園散策

2024年02月17日 | +函館

函館旅行記の続きです。これまでの記事はこちら。

1.函館ひとり旅 ベイエリアから元町へ
2.暮れなずむ元町 ~ 函館の夜景
3.函館朝市の風景 ~ 紅葉の五稜郭
4.箱館奉行所 ~ 五稜郭タワー ~ 函館麺厨房あじさい
5.函館元町洋館めぐり ~ 立待岬

3日目は、箱館から少し足を延ばして、大沼国定公園を訪れました。

大沼国定公園は、函館本線の終着駅である、函館駅から特急北斗に乗って約30分。函館の市街地を抜けると、畑が広がる牧歌的な風景が続きます。

大沼公園駅に着きました。大沼公園は、駒ケ岳の大噴火によって、折戸川がせき止められてできた景勝地。駒ケ岳を背景に、大沼、小沼、ジュンサイ沼の3つの湖沼と、大小の島々が作り出す、四季折々の風景が美しく、日本新三景に指定されています。

大沼公園は函館より少し北にあるため、紅葉はほとんど終わりかけでしたが、枯葉色の風景もまた味わい深いものでした。園内ではサイクリングやカヌーなど、さまざまなアクティビティが楽しめますが、私はこの美しい風景の中を歩いてみたいと思っていました。

旅先でハイキングやトレッキングを楽しむのが好きですが、今回はひとり旅なのでどうしようか迷っていました。でも、大沼公園は観光客が多く、ウォーキングコースが整備されていて人通りもあるので、安心して歩いて回ることができました。

静けさをたたえた神秘的な湖、紅葉がわずかに残った晩秋の雑木林、道を進みゆくうちに次々と現れる水辺の美しい風景に、うっとりと引き込まれました。

後ろに見えるのは、大沼国定公園のトレードマークでもある、駒ケ岳です。駒ケ岳という名前の山は全国各地にあるので、この山の正式名称は北海道駒ケ岳となっています。ツンと先がとがった形がユニークで、遠くから見てもすぐにわかります。

園内にある湖畔のレストラン、ターブル・ドゥ・リバージュ でお昼をいただくことにしました。

山小屋風の建物は、リゾートホテルを思わせる雰囲気。ストーヴの火が赤々と燃え、ほっと落ち着けました。

私は、大沼牛を使ったリバージュ特製ローストビーフのセットをいただきました。地元食材を使ったサラダやスープ、パン、飲み物がつき、旅行に来て初めてちゃんとした食事をしたような気がします。(ひとり旅は食事の場所に困るのが悩み) ようやく生き返りました。

旅行したのが11月の頭だったので、ハロウィーンの名残りでしょうか。敷石に大きなかぼちゃが飾ってありました。真っ赤に色づいたドウダンツツジの植込みが、とってもきれいでした。

食事の後には、雑木林の中をてくてく歩きました。

木漏れ日の美しさにはっとしました。バルビゾン派の絵画のような風景です。

違う角度から、駒ケ岳をパチリ。キューピーちゃんの頭を思わせる山頂に思わずにっこりでした。

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