東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

周防大島和田地区の史跡巡りウォーキング(3/4)

2024年04月25日 | 歴史探訪他ウォーキング

 その後、目的地であった正岩寺と淡島神社に向かいました。向かう途中に屋根付き地蔵が安置されていました。その後、だんだんと大きな池と朱色の淡島神社が見えてきました。そして、その右隣に正岩寺が見えてきました。
 しばらく歩くと池に出ました。やや濁った大きな池で池に突き出すように楽楽亭と書かれた宴会場がありました。今は使われていないようです。記名を見ると1972年に建設されたようで、47年経っています。水上の建物なので解体に莫大な費用がかかると思います。

      右から、正岩寺,聖観世音堂,鐘撞堂,そして淡島神社


 ちなみに正岩寺は周防大島第六十七霊場で、隣の霊場は七十四霊場の内入の元正寺です。隣どうしで連番になっていないのは面白いです。なお、池に背を向けるようにお地蔵様が安置されていました。故宮本常一もこのお地蔵様を子供の時に拝んだと思われます。

  屋根付きのお地蔵様   池に浮かぶ楽楽亭    池を背にしたお地蔵様
  

 池を眺めながら立って小休止しました。そして、緩い坂を登って正岩寺本堂に向かって歩きました。今回は青木周弼生誕地や小野家五輪塔などに時間をかけすぎてしまったため、ご住職を訪ねることができませんでした。正岩寺本堂前に和田地区内の八十八箇所の一番と八十八番のお地蔵様が安置されていました。和田地区の方々は、散歩ついでにこの正岩寺の霊場を巡ることができます。いい運動になると思います。

 緩い坂を登って正岩寺本堂へ向かう    正岩寺の一番と八十八番の地蔵様
 

 和田地区は比較的最近まで人が多く住んでいたのではないかと思います。和田小学校が閉校になったのは5年位前の事です。それに、地区内を歩いていても建て替えられた家が少なくありません。道も綺麗に掃除してありますし、草も生えていません。空き家の率も低いのではないかと思われます。
 しかし今後10~20年、今いるお年寄りが少なくなるほどにさびれていき、他地区と同じ道をたどるのではと思います。高収入の産業がある都会に若者は吸い寄せられるのは仕方がないとは言え、昭和30年頃の田舎の賑やかさを知っている私には寂しいものを感じます。

       周防大島和田地区の史跡巡りウォーキングコース


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