『ガストン・ネサン』は、2018年2月16日 カナダのケベック州で亡くなりました。 享年 93歳でした。 その死を惜しむ方は、世界中に何人いるのか? ごく 一握りかと思います! しかし 『ネサン』の死に安堵する方々は少なくない筈です。 なぜなら 現代医学にとって、不都合な存在だったからです。
「生体に 細胞をコントロールする微小生命体 “ソマチッド” が存在する」 「ガストン・ネサンのソマチッド論」 この理論が立証されると、現行医療の根幹が揺らぎます。 場合によっては、細胞レベルの基礎研究が 否定される事になります。 例えば、再生細胞(iPS細胞)の研究や、ガン排除タンパク PD1(オプシーボ)等。 現実に存在する微小生命体(ソマチッド)を無視しては、如何なる研究も徒労に終わるのです!
上の写真は 『ガストン・ネサン』が、70年前に設計した“2万倍率の顕微鏡(トマスコープ)”です。 何と 20代で、ドイツの光学機器メーカーに依頼して完成した高性能顕微鏡と言うのですから驚きです。 現在でも 『ネサン』の造った“トマスコープ”の性能を上回る光学顕微鏡は、世界に存在しません。 医学界は、彼の天才的頭脳を恐れ、トマスコープの存在自体を“インチキ・ニセモノ”と、否定しています。 何と 愚かな事でしょうか? 細胞やウイルスを正確に観察しなければ、次なる医療に繋がる研究など不可能です!
『ガストン・ネサン』は、1924年“フランス”に生まれ、第二次世界大戦の最中 医学・生物学の道を歩んだ不運がありました。 戦中・戦後の混乱で 医師免許の手続きが遅れた為、フランス医師会から“偽医者”のレッテルを貼られたのが、不幸の始まりでした。 「出る杭は打たれる」 そのものです。 ◎ 自費で、高性能顕微鏡“トマスコープ”を造り上げた。 ◎ トマスコープを用いて“ソマチッド”を発見・公表した。 ◎ ソマチッドを活性化する薬“714X”を造り患者に処方した。 それらの全てが、フランス医師会の反発を受けたのです。 免疫増強剤として造った“741X”が、ガンや難病の“治癒率75%”だったのも、フランス医師会の面子を損ねたのでしょうか? 逮捕・投獄の挙句、国外追放の重い懲罰を受けたのです!
その後 『ネサン』は“カナダ”に渡り、更なる“ソマチッド”の研究に没頭しましたが、フランス医師会の追及は続きました。 フランスでの活動時代、末期ガンの患者を助けられなかったと言う理由で、殺人罪として裁判を起こされたのです。 余りにも 無謀な訴えでした。 結果的に、『ネサン』側の支援者の証言で無罪に終わった様です。(裁判の経緯は、クリストファー・バード著「完全なる治癒」に掲載されています) 現在、問題となった免疫増強剤“714X”は、カナダやアメリカ合衆国および日本で、“ガン&難病”の代替治療薬として承認されています。
『ガストン・ネサン』は、93歳の生涯を終えました。 天才学者 『ネサン』は、世の中から一度もスポットライトを受けず、穏やかに消え去ったのでしょうか? 私は、違うと思います! カナダに渡り 50年以上、研究室で途轍もない発見をしたと思います。 それが何か 分かりません。 ある日 『ガストン・ネサン』の遺書(研究論文)が、現代医学に衝撃を与えると思います!