エゾ中村のブログ

「藤圭子」から「現代医学の功罪」まで、思いの丈を綴ります。 ・・・ From 北海道 ・・・

M*A*S*H(マッシュ)

2020-03-26 09:04:43 | “現代医学の功罪” 関連

 

1970年公開 M * A * S * (マッシュ)は、アメリカで放映された人気テレビ・ドラマです。 日本では 数年遅れて放送されましたが、深夜でしたので観ていた方は少なかったと思います。 ドラマの設定は 朝鮮戦争で、アメリカ軍移動野戦病院(主にテント内)が、ドラマの舞台になっていました。 徴兵制度により、朝鮮半島に派兵されたエリート外科医や女医が、戦争の現実に矛盾を感じつつ 職務に奔走するのですから、トラブルや苦悩が絶えません。 時には口論が、場合によっては殴り合いの喧嘩が、そこから友情や絶縁がドラマを盛り上げていました。 名医・藪医者・女医・神父・職業軍人・・・ 限られた配役で演出された 反戦ドラマでありブラックコメディでしたが、約10年も続いたのですから、アメリカ人の戦争に対する認識・本音が 多少なり理解できました!

その「マッシュ」の舞台になったのは、“朝鮮半島”でした。 1950~1953年に勃発した朝鮮戦争は、アメリカ・イギリス・フランスが南から 中国・ロシアが北から参戦し、激しい戦闘の結果 北緯 38度線を境に線引きされました。 しかし、朝鮮戦争が終結された訳ではありません。 現在は、“休戦状態”です。 大韓民国(韓国)と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は、未だに戦闘(一時中止)状態のままです。 ですから、アメリカが世界の警察を気取って、軍用ミサイル発射の報復をすると、中国やロシアが黙っている筈はありません。 第二次世界大戦の再現になる可能性があります。 朝鮮半島は、67年間“緊張状態”が継続されているのです!

緊張状態と言えば、現在の“新型コロナウイルス”の蔓延も、戦争における有事と同じです」 偶然にも、TVドラマ“マッシュ”の舞台“朝鮮戦争”の風景と重なります。 最前線に設けられた“野戦病院”(テント&仮設施設)です。 そこで活躍できるのは、将来を確約された(算術)医者ではありません。 志が高く、野望や欲望の低い(仁術)医者です。 残念ながら、日本中を探しても見当たらないと思います。

“新型コロナウイルス”問題は、どこの誰が解決してくれるのか? そんな偉人はいません。 過去の“パンデミック”同様、自然収束をひたすら待つ事です! 治療薬(ワクチン)の完成を待っても、埒が明きません。(SARS・MARS・新型インフルエンザ・・・ 現代医学の力で、治療薬が出来た事実はありません) 

1年延期された“東京オリンピック”は、パンデミックが沈静しても“風前の灯火”です。 世界が“鎖国状態”・“経済疲弊”の中で、どうして裕福な観光客が、日本を訪れるでしょうか? 金を落とす客など、来る筈がありません!