週刊ねこまみれ

ねこにまみれて暮らしたい。ねこ漬けの日々、日々、日々… 現在休止中です。

肥大型心筋症(5) ~生死について考える~

2009-11-27 | 肥大型心筋症






9月の終わりにテンの元気3周年の記事を書き、
また近々心筋症の新しい記事もアップします、と宣言しながら
(やっぱり)こんなにも遅くなってしまいました^^;
もしもこの記事を待っていて下さった方がいらしたなら、
ほんとに申し訳ありません。(Leeさ~ん!)

今回のテーマは、「生死について考える」です。
生きること死ぬことについてあれもこれも書こうとすると、
とてもじゃなく書ききれなくなるので

1.私はこんな気持ちになりました
2.だから私はこんな風に行動してきました
3.そして今の私はこう思っています

それだけをまとめて書いてみることにしましたが、
何度も書いたり消したり、読み直してみてはまた考えたり。
結局のところ、まとまってないような気も…^^;

読みにくいところもあると思いますが、
病気の子と暮らすみなさんにも、健康な子と暮らすみなさんにも
どうか最後までお付き合い頂ければ嬉しいです。



肥大型心筋症(5) ~生死について考える~



1.余命宣告?その直後の気持ち

私のブログのアクセス解析の記録を見てみると、
「肥大型心筋症」関係のキーワードで辿り着かれる方が多いことに気が付きます。
それは治療のことだったり、薬の名前だったり、病院のことだったり…
みなさんきっと愛猫のために一生懸命にあらゆる情報集めをされているのでしょう。

でもその検索キーワードの中で、
目にする度に胸が痛くなってしまうようなものもあります。
「猫 肥大型心筋症 余命」や「肥大型心筋症 生存率」という組み合わせです。

もしかするとこの方は、その日、病院で愛猫の病気が発覚して
獣医さんに余命宣告されてしまったのかもしれません。
この病気が発症した子は長く生きられませんよ、と告げられたのかもしれません。
そして、すがる様な気持ちで、どうにか心が救われるような情報を探すために
ずっと彷徨って来られたのかもしれません。

でも、きっと目にする大半の情報は悲しみに追い討ちをかけるようなものばかり。
私もそうだったから、よくわかります。
なんでテンがこんな病気になってしまったんだろう。
テンは長く生きられないんだ…。
テンと離れたくない!死んで欲しくない!
その繰り返し。
そんな目でずっとテンを見つめては、泣きたい気持ちになっていました。

その時、私はすっかり忘れてしまっていたのです。
とにかく、テンは「今、生きている」ということを。
こんな単純なことを見失ってしまうぐらいに、飼い主にとって愛猫の余命宣告は
残酷なものです。

テンは今、私の目の前に生きていて、私は今、テンの体に触れることが出来る。
いつか体がなくなってしまうと、それが出来ないということが一番悲しい。
離れていても心は通じ合っているのだと信じてはいても、
この手で触れられないということは、絶対に避けられない深い悲しみ。

きっとその未来が何より悲しいことなのに、なぜ私は今、悲しんでいるんだろう。
今、テンが生きているということだけで、とても幸せなことなのに
なぜ先走り、いつ訪れるかも分からない「死」ばかりに縛られて苦しんでいたんだろう。

それはきっと私がテンとの別れを恐れるあまり
「死」から目を逸らしてしまっていたからだと思います。
死というものの本質に向き合って、しっかりと考えることを避けてばかりいて、
だけど結局はその曖昧さが自分自身を不安にし、
追い詰めていたのだと気がついたのでした。

すべての生き物は生きてさえいれば、誰にでも100%の確率で死が訪れる。
それはごく自然で当たり前のことなのに、ことに愛する子との別れとなると
受け入れ難い未来のように感じてしまいます。
でも、生きるということを考えるならば、死ぬということも同時に考えなければ
いつか心のバランスを崩してしまうような気がします。
それまでずっと私が苦しかった理由は、きっとそこにあったのではないかと。

私は、悲しむには、まだ早過ぎる。というより、今、悲しんでいる場合ではない。
本当に最期の日が来たら、きっと私はこの何十倍も悲しいのだから。
だったら私は今、何をすればいいんだろう。
私がテンのために出来ることって、本当はまだまだたくさんあったのですよね。

もしも愛する子の余命宣告を受けたり、死が訪れる気配を感じ不安になったならば、
深く呼吸をして心を落ち着けて
この当たり前のことを思い出してみてほしいのです。

「すべての生き物は生きてさえいれば、誰にでも100%の確率で死が訪れる」
「今、この子は生きている」

そうすれば、きっとその子と過ごす一瞬一瞬が輝き始めるはずです。



2.テンのためと私のため

不安とはどこから来るのかと考えてみると、すべては無知からやってくると気がつきます。
それを解消するためには、納得出来るところまで調べて学ぶしかない。
そして自分の望んでいたものが見つかったなら、あとは自信を持って行動するだけです。

下を向いてばかりでは、自分が必要としていた情報を拾い上げることが出来ません。
思い切って前を向いて一歩踏み出した途端に
思いがけないところでとても大切な出会いに恵まれたり、
ずっと探していた言葉を古い本の中の一行に見つけたり…
ということはよく聞く話ですが、私もそんな経験がありますし、事実だと思います。
見つからなかったんじゃなくて、
きっとそれまでの私はちゃんと見ていなかったのですよね。

今、私が具体的に取り組んでいるテンの治療については
方法は個々の状態によっても違うことなので、ここでは詳しく書きませんが
前回の記事に載せたように、病院で頂く薬以外で
私にも出来ると思ったことは今でも続けています。手作りごはんもそのひとつ。

前回の記事を書いてから、この1年間で私の中で大きく変わったことがあります。
それが今回のタイトルにした「生死について考える」ようになれたことです。

それまでの私は、今せっかく元気でいる時に、「死」を語ることは
してはいけないタブーなのだとばかり思っていました。
少しでも「死」のことを口にしたり、考えたりでもしたら
それが現実になってしまうかもしれないと思って怖かったというのもあります。
さらには「テンは無敵なんだからずっと死なないし、絶対死なせない!」なんて
無茶なことを思ってたこともありました。

でも…現実は…
もしも奇跡が起きたとして、この不治の病が完治したとしても、
生き物である以上は、いつかは必ず別の形で寿命が来るものです。


人間は感情に左右されてしまう生き物だから
心が不安定な時は、何を考えても健全な答えを見つけられません。
私も冷静になれた時に初めて、たくさんのことに気付くことが出来ました。
私にとって、死を意識しておくことは、これまで以上にしっかりと毎日を生きるために
必要不可欠なことだったと、今は思っています。

メメント・モリ。限りがあるからこそ、大切にしよう。
その言葉の意味がしっかりと心に届いた気がしました。


そんな時、読んでいた数冊の本の中で、偶然に共通して目に付いた言葉がありました。

・私達の目に見えるものは、ほんの少ししかない。
・見えないものが、見えるものに影響を与えている。
・大切なものほど、目には見えないものだ。

これを健康について置き換えて考えてみると、
健康体とは、健康な体だけじゃなく、健康な心も合わさって
初めて完成するものだということが言えます。
心が健康になれば、きっと体にもいい影響が出てくるはずです。
見える部分だけを治療してくれるお医者さんには、治すことが出来ない見えない部分。
目に見えない部分を健康にするのは、飼い主さんの腕の見せ所です。
あの子達の心がいつでも健康でいられるように、
楽しみや喜びで満たしてあげられるのは私達家族だけなんだと思うと
チカラが湧いてきますよね。

そして、愛猫の健康に直接関わってくるもうひとつの「目に見えないもの」。
それは飼い主さんの心の健康です。
飼い主さんの心の中が、いつも泣いてばかりで不安定な時は
少なからず、愛猫達にも影響が出てくるものです。(経験大有り!><)

だからこそ、飼い主さんは自分自身のケアをすることも忘れないでいてほしいのです。
心を乱すことなく、ただ純粋に毎日愛することが出来るようになるためには
不安になる要素を取り除いていかなければなりません。
それが最初に書いた「納得出来るところまで調べて学ぶ」ということに繋がっています。

この子がこんなにがんばっているのに、私自身のケアなど考えている暇はない。
自分はどうなってもいいから、この子のためだけに全力で尽くしたい。
特に症状が重い子の看病中には、そんな気持ちになってしまいがちだけれど、
それではきっと苦しいと思うのです。
もしもそうやって心を隠して苦しんでいる飼い主さんがいらっしゃるとすれば、
どうか早く本気でご自分をいたわって、ご自分の心も大切にして欲しいと願っています。
そうすればきっと愛する子達も喜んでくれるはずです。



3.今の私といつものテン

私にとって、テンの病気がもたらしたものは、
すべてが悪いものではなかったと思えるようになってきました。

もしもテンが心筋症になっていなければ、
生きるか死ぬかということを日常的に考える機会は、きっとなかったし、
健康についての知識を増やそうという努力もあまりしていなかったと思います。
テンの病気は、すずらんやぴっち、それに私達家族みんなを
健康に導いてくれているような気がしています。
そして私にとって、何より病気の最大の恩恵といえるのは、
今、毎日がとても充実しているということです。
何でもないような日常に幸せを感じ、
朝目覚めるたびに、みんなと一緒に過ごせる感謝の気持ちでいっぱいになります。


テンの病気が発症してから、この3年間でこんな風に変わってきたのは私だけ。
テンは5年前に出会った日から今までず~っと変わらないいつものテン。

動物は、自分自身のことをよく知っている。
人間のように、生きることや死ぬことばかりに執着し
途方にくれてあらがったり、動揺したりなどしない。
すべてを知った上で、すべてを正面から受け止めている。

テンは病気になってからも、いつだってヘラヘラしているワルモノだし^^;
気の抜けた顔をして、ぐーすか眠っていたりする。

すべてを受け入れる。やっと私も少しだけテンに近づけたのかな。



長々と書いてきましたが、いくら強気なことを言っていても
それでも死に直面する時、私はきっと辛くなると思います。
もう二度とテンの体に触れられないと実感する時、
きっとまた悲しみのどん底に落ちてしまうと思います。

ただ、これまでの別れの時と違うのは、
きっと私は後悔だけはしないだろうなということです。
後悔するのが悪いのではなく、後悔をただの後悔で終わらせてしまうのが悪い。
私は、これまでうりやくりの時にしてきたような後悔を
今度こそは全部プラスに変えていけるという自信があるのです。
亡くなった子達をずっと愛しているということは、
きっとそういうことなのだと、私は思っています。



最後に感謝を込めて…
当時くよくよと落ち込んでばかりいた私が目覚める大きなきっかけを下さったのは
ネコりんぼ。のBacoさんとマルヨさんです。
おふたりの愛猫クマくんへの大きな愛情は
私に一番足りなかったことを気付かせて下さったのでした。

それは、「絶対的な自信」

「うちのクマちんは世界一、そしてクマちんにとって私たちは世界一!」
「私たちって本当にスペシャルな関係なの♪」
Bacoさんのように、そんな風に胸を張って言える自信が私には欠けていたんです。
私だって世界で一番テンのこと愛してるはずなのに、なぜ?

その時、私にはテンのためにまだまだたくさん出来ることがあるはずなのに、
それまで何にも行動していなかったことに気がついてしまったんです。
クヨクヨと悩むことに時間や体力を費やすならば
どうしたらテンが楽しい毎日を過ごせるのかをひたすらに考えて行動するべきだったと。
そこがはじまりでした。

この子達をここまで愛せるのは私しかいない。
私はこの子達にとって世界一です!と今は自信を持って言えるようになったことが
私の何よりの成長だったと思います。

Bacoさん、マルヨさん、本当にありがとうございました。

それにしても、クマくんはいつも本当に楽しくて幸せそうだったなぁ。
クマくんは星になり(グン太くんとしてちゃんと戻ってきたけど・笑)
その別れは本当に辛くて、悲しかったけれど
見送るBacoさん達がクマくんとの思い出でずっと心満たされていたように
クマくんもまた、世界一の家族と共に過ごした楽しい日々を胸に
堂々と旅立っていったのですよね。


どれだけいろんな手を掛けてきたかと、与えられている寿命は違う。
どんなにいろんな手を尽くしても、どれだけ愛情をかけても
早くに亡くなってしまう子もいれば
特別なケアなしでも一生病気にならないで、長寿の子もいる。

だけど、生きる期間がどれだけ長いか短いかということよりも
その子がどんな風に生きたのか、それが一番大事なことなのだと、私は思います。



この子達と暮らしていると、
毎晩眠りにつく前にベッドで思い出し笑いしてしまいそうなことがたくさん起こる。
私は今日も楽しかったし、きっと明日も楽しい。
テンはどう思ってるのかなぁ?



その答えはテンが笑っているからわかるんです。
毎日楽しくて幸せだと^^




長い長い記事にお付き合い下さって本当にありがとうございました。



<参考文献>

「ハッピーペットロス」 阿部 佐智子 著

「がんのイメージ・コントロール法 ~サイモントン療法による癒しへの道」 川畑 伸子 著

「がん治癒への道 サイモントン療法の新たな展開」 O・カール・サイモントン 著

「納棺夫日記」 青木 新門 著

「引き寄せの法則」 マイケル・J・ロオジエ 著

「動物力」 永田 高司 著

「星の王子様」 サン・テグジュペリ 作

「免疫学入門」他  安保 徹 著



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肥大型心筋症について、これまでに4回書きましたが、
月日が経つにつれて、私にも病気に対する知識や情報が増えていき、
最初に書いた内容について、少しづつ意見や考え方が違っている部分があります。
特に治療に関してなどは、様々な方法と選択があったと今となっては思います。
これまでの心筋症の記事にも「記事を書いた当時の私の考えであり、
現在とは異なる箇所もあります」という注釈を付け加えました。
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28 Comments

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ありがとう (Sydney)
2009-11-28 06:49:46
「生と死」私達が生きている限り避けては通れない。
将来、起こる「死」を悲しむより今という掛替えのない時間に感謝。
そういう事なんですよね。みくも、もうすぐ18歳です。
今年になってから「老い」が顕著になりました。(飼い主に似たのか食欲だけはありますが(笑)!)

何より悲しいのが、トイレ以外での排便。今まで粗相した事が殆どなかったので、本当にショックです。
特に私のベットの上が好きみたいで(?)今週は何度ベットカバーを洗ったか!
今朝も4時起きです。(土曜だというのにぃ)
そろそろ、オムツなのかなぁっと最近購入したのですが、まだオムツを付ける勇気もなく。

毛並みも余りセルフグルーミングをしないのか塊が出来てしまったり・・・。

そんな姿を見ているとすごく不安で押しつぶされそうになっていました。

でもSupitenのテンちゃんへの思いを読んで「悲しい将来は、将来。今はみく姫との日を
楽しんじゃおう!」と気持ちを切替える事ができました。

本当にありがとう。私も姫の下僕として最後までお仕えします。
今も姫が隣で「うにゃうにゃ」と何か命令しているのでブラッシングでもして差し上げます(笑)!
Unknown (hime)
2009-11-28 13:46:52
こんにちは!

【生と死】についてはいつも考えさせられます。20匹以上見送ってきましたが、まだまだ自分なりに死について理解したくないという気持ちが強いです。

まだ、この子は若いから大丈夫。という考えはなかなか持てず、いつもこの子がいなくなったらどうしよう......という考えがついてまわっています。

交通事故にあった猫を見たりした時でも、ついつい、この子が生まれてきた意味は何やろ?と辛い気持ちになります。だから、外猫さん(常連さん)にも『車には気をつけてな。』とか他の人が見たら、???と思われる様な事も言ってます(笑)

supitenさんが言う様に一日一日を大事に生きて、この子達の為に何が出来るか考え、楽しまなければいけないですよね。
いつか来る日を悲しむより、今を大事にしなければいけませんね。

とてもいいお話を有り難うございます。
supitenさんのお話を読んで考え方が前向きになれそうです!

私も8にゃんに出会え、うちの子になってくれた事に感謝!いつか来る別れの日には、後悔せず、『ごめんね』じゃなく『有り難うね』と言って見送れる様にしたいです!
今を (ことり)
2009-11-28 17:12:42
supitenさん、こんにちは。
こちらの記事、とてもわかりやすく、
すーっと胸の奥深いところに入ってきました。
私が父を亡くしたのが10歳のとき。
以来、ずっと、生と死について、正面から考えることを避けてきたように思います、私。ずっと気になっていることなのに。
supitenさんの言葉を聞きながら、心の中のもやもやが晴れてくるような感覚をおぼえました。
あー、supitenさんに伝えたい言葉、この記事を読んで考えたこと、たくさんたくさんあるのですが、なんだかうまくいえませんー!
今、となりにぴろが座っています。
ぴろのほうを見ると、目が合いました。目が合うと、ぴろが笑いました。
一瞬一瞬を大切に。後悔しないように過ごしていきたいと思います。
supitenさん、いいお話をありがとうございます。
はい(^_^) ノ (Lee)
2009-11-28 19:56:51
参上しました(^_^) ノ

Supitenさん こんばんわ。
先日もこちらの記事で声なき絶叫をしたばかりです(笑)
「わわわわわーーー 高崎山までいらしてる!!」
うちから車で15分! わーわーわー、と。

深く深くうなずきながら、ちょっと鼻水グスンなんてなりながら、今日の記事を読ませていただきました。
「命」に向き合うことの、辛さ、恐怖、不安。
それを乗り越えるのに必要なのは、「知る」勇気なんですよね。
守りたい! その気持ちが勇気をくれますよね。ほんとそう思います。

テンちゃんがSupitenさんを強くして、守ってくれてるような気がします。
こうやって強くなってね、って。
そうしたら何があっても、Supitenさんは大丈夫だよ、って(^_^)
そう思わせてくれる特別な縁がこの子たちとの間にあることにも感謝ですね。
うちのもその後、いろいろありますが、毎日一緒にいられること、それが嬉しいのです。
語り尽くせませんが、今感じた事を書きました(^_^)
はじめまして^^ (職人)
2009-11-28 20:01:12
もっとも目に見えないのが、愛ですね、
愛に溢れてるブログを見るとほっとします^^

猫や犬とどんなに頑張っても20年位

これは非常に短いと考えます。

病気に対して真摯に向き合い

共に向き合えばきっと何かが。。。。。

それは、それぞれの家庭で違いますが

人として、一歩前進するような、

そういう気持ちになると思います。

今、もし、この子達がいない生活だったら!?

それは、なんて無機質な生活だったかも?と、

本当にいっぱい私達は、この子達から目に見えないものを、

いただいています^^
気をつけていらしてください。




Unknown (がるまあ)
2009-11-28 23:12:52
「こういう風に向き合っていきたいな」と、私もまさにそう思います。
わかっていても、動揺しちゃうのがニンゲンですけれど・・・。

必ずくる先の悲しみを、今憂いたからといって悲しみが減るわけではありません。
今この瞬間の幸せも、今見逃してしまったら気づかないで終っちゃう。
それに、心の健康が体にも、ヒトの気持ちが猫にも影響を与えるというのも、同感です。

なかなか難しいことではあると思うけれど、
どの子にも寿命がある。
長かったり短かったりに見えるけれど、重さは一緒。
今の時間を、日々大切にしていきたいですね。
今日の記事、読んでよかったです。
Unknown (足袋ネコ)
2009-11-29 17:23:53
supitenさん こんばんは。
悩んだり、後悔したり、生きる事、死ぬ事をきちんと考えないまま不安を駆り立てているのが人間なんですね。
トラ助を見つめていて 何もかもを受け入れている姿に感動しました。
トラ助が10歳を過ぎる頃から いつかはお別れの日が来る事を覚悟していた私ですが
18年近くも生き抜いてくれた事に感謝しています。
どれだけトラ助にお礼を言っても足りないのかも・・・そう思うんですよ。
何があっても「いつもの自分」でいようとしていたトラ助
そして「いつもの自分」でいてくれたトラ助
そしてそして今では 姿が無くなっても
私のそばで「いつもの自分」を感じさせてくれています。
私はもう淋しいとは感じなくなっています。

supitenさん 気をつけて行っていらっしゃい。
Unknown (Gavi)
2009-11-29 20:37:55
難しいよね・・・
supitenおねえちゃん、ちゃあんといろいろ考えててえらいのにゃあ。
家のおねえなんていまだになんかあるとすぐべそべそしちゃって、とっても世話がやけちゃうよ・・・
にゃんこの方が生きる時間のスピードが速いから、いつかは来ることなのにね・・・
おウチの人がくよくよしてるとアタシたちまでつまんなくて不安になっちゃうよ・・・

ステキなお話ありがとお!

↓ 今年もステキなカレンダーがいっぱいなのにゃあ!

ご旅行、お風邪ひかないように気をつけていってきてにゃあ!
こんばんにゃ~♪ (じゅじ)
2009-11-29 23:58:08
昔、うちのあるじに仏教解釈では「生き物は全て死ぬために生まれてくる」
「生を受けた時から老いるだけ」って
言われて、すごく反発したことを覚えております。
「そんなん、マイナーな考え・・楽しいことする為に生まれてきたかもしれんやん」って
今は・・親しい者の死や死がとっても身近な国の人たちを見てきたりして
「死」を意識している人たちの方が今生きている幸せをめいっぱい感じている様な気がします。
そう、今生きていることが奇跡!
長いか短いか解らないけど、必ず死ぬんだから
どう生きていくか、どう一瞬一瞬をどう感じているかですよね。
あまり上手に表現できなくてもどかしいんですが(笑)
人から天才的な楽天家とも言われますが(爆)
今起きていないことにくよくよする時間があるのなら
今ある幸せを感じたい!楽しみたい!
指の隙間から流れる砂のように時間は無情に流れていく・・
くよくよしてるなんてもったいないよね(^_-)
人からなんてノー天気、繊細じゃないっと思われても
私はもし次の瞬間無くなっても後悔しない時を過ごしたい。
アレコレ心配するより今あることにめいっぱい感謝したいです。
あれもこれも出来ないと思うより
あれもこれもまだまだ出来るやン!って思いながら過ごしたいですね。
なんか。。。
酔っぱらいの独り言だとでも思って下さいにゃ(爆)
忙しい日々を過ごされるみたいですが
まずは自分の健康一番!自分の身体をかわいがって下さいね~
Unknown (茶々にゃん)
2009-11-30 14:47:45
《生と死》生あるものいつかきっと死を迎えますよね。お花だって枯れてしまう。
分かっていても完治は出来ないと告げられると
頭が真っ白になり目の前が暗くなってしまう。
海の事を告げられた時もそうでした。
暫くは這いあがれなかったけど時間は待ってくれない。
そしてもっともっと大切な事をsupitenさんから
教えて頂き、海からも教えてもらいました。
時にはまた後ろを向いてしまうかもしれないけど、前を向いて生きていく素晴らしさを改めて
感じました。

今は今しかないものね^^

supitenさん、色んな事に気づかせて下さってありがとう!

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