拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

  睡魔の春

2024年04月15日 | 娑婆惰罵駄(シャバ・ダバダ)

  今年2024年、ヨーロッパは暖冬で(体感的に)、いつもより一ヶ月早く春の花が咲いたようだ。

 

  2月下旬の相方の入院にともなって、私も風邪で3週間以上体調をくずし、ようやっと4週目で週一のバトミントンに復帰したが

  復帰2週目のバトミントンの後、咳が出、特に就寝時の咳が止まらず昨年花粉症による喘息とまったく同じ症状であることから

  風邪をぶり返したのではなく、いつもより一ヶ月早い花粉症による喘息であることがわかった。

 

  医者の処方した喘息の薬のおかげで、咳は止まったが、6月初旬頃まで続く花粉の為、抗ヒスタミン系の薬を摂取するせいか

  普段からボーッとしている所に、薬の副作用で脳の活動にブレーキがかかり、睡魔がより一層深まっているようなのだ。

  『春眠暁を覚えず・・・』というが、私の場合一週間以上、夜の喘息で熟睡できなかったこともあり昼間に眠気を覚えたが

  今は春の陽気に副作用が加わって睡魔に襲われ続けている感じだが、もしかしたら『加齢』ということも、『老衰』による『永眠』を導く

  一つの要因ではないだろうか・・・と私は信じ始めていて、事実であれば朗報であろうか。(あまりにも眠たくて何もかも面倒になり、永眠にいたる)

 

  そんな昨日、数少ない友人の一人、地元青い目の禅僧、『道海』さんに招かれて彼のアパートのテラスで夕食をごちそうになった。

 

           

  彼のアパートのテラスから見える風景は13世紀のカテドラルの塔(右側)、現在、州庁として機能するChâteau St-Maire(左)があって

  いかにも西欧っていう趣。写真の右側にはアルプスやレマン湖が広がって美しい景色がみえる。

 

  年に数回、禅尼僧の映愁さんも加わり、我々と4人で持ち回りで食事会をするが、何の屈託もない彼等との世間話は楽しい。

 

           

  長年、フランス郊外にある禅寺で典座として鍛えてきた道海さんの料理の腕前を発揮した料理に舌鼓を打ち、

  新緑をやどした木々の間を美しい鳥が行き交うさまを眺めつつ・・・春を満喫。 

  そこで一句   『 花粉舞う 意識飛び散る 春が来て 睡魔の中の 一服美味し 』 馬骨



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