建物自体も楽しめる『サムスン美術館 "Leeum" 』 《 ソウル in 韓国 》

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3/16（日）は、カムジャタンの朝食を食べ終え、一度ホテルに戻った後、南山の麓の漢南洞にある『サムスン美術館 "Leeum" 』へ行きました。
今回の旅行でTH（夫）のリクエストによる場所が、このサムスン美術館と世界遺産『宋廟』でした。

東大門のホテルからタクシーで3,800w（≒403円、1w≒0.106円）、約15分で到着しましたが、既に11時を過ぎていました。12時半にここで人と待ち合わせをしていたので、特別企画展は見ず、常設展だけ見ることにしました。
チケットは大人1人10,000w（≒1,060円）。

サムスン美術館は、三星（サムスン）グループ収集による文化財・国内外の美術コレクション15,000点超の中から厳選された作品を展示した美術館ですが、建物自体も見応えがあります。
MUSEUM1、MUSEUM2、サムスン児童教育文化センターの3つの建物はそれぞれ海外の有名建築家によるものです。建築好きのTH（夫）はこの建物を見たかったのだとか。

韓国の伝統美術を展示するMUSEUM1は、スイスの建築家マリオ・ボッタ（Mario Botta）設計です。
（これまでに旅行で行ったことのあるマリオ・ボッタ建築は、スイスバーゼルのBIS、ティンゲリー美術館。）
韓国の伝統陶磁器からインスピレーションを得て設計したという建物の外観はこんな感じです。

日本人アーティスト宮島達雄によるLED素材を用いて1～9の数字が刻まれたエントランスを入ると

内部はこのようになっています。

青磁コレクションの4Fまでエレベーターで上がり、逆円錐形の階段を降りて1Fまで順に展示を見て周りました。

 
    

天井からは柔らかな自然光が差し込んでいました。

 

常設展は、先史から朝鮮時代に至る青磁・粉青沙器・白磁・古書画・仏教美術・金属工芸といった韓国美術の国宝・宝物等、計120点が展示されていました。
展示数がそれほど多くないので、ゆとりを持って見学出来ました。

現代美術を展示するMUSEUM2は、フランスの建築家ジャン・ヌーベル（Jean Nouvel）設計です。
（これまでに旅行で行ったことのあるジャン・ヌーベル建築は、フランスアビニョンの「Clarion Hotel Cloitre Saint Louis Avignon」、パリのアラブ世界研究所。汐留の電通ビル本社もジャン・ヌーベルの設計です。）

MUSEUM2には、1910年代以降の韓国美術の代表作及び1945年以降の海外の現代美術の主要作品が展示されています。
私が一番印象に残ったものは、色とりどりの薬の錠剤を鏡の前にずらっと並べたものです。世界中にはこれほどカラフルな薬があるんですね。これはイギリスの有名美術家ダミアン・ハースト（Damien Hirst）の作品だそうです。
村上隆の作品もありました。

 

お手洗いの内部もかっこ良く、きれいでオススメ。
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こちらは常設展のみのチケットでは入ることができなかったのですが、サムスン児童教育文化センター、オランダ出身の建築家レム・コールハース（Rem Koolhaas）の設計によるものです。

野外デッキに展示されていたオブジェは、アメリカを代表する女性彫刻家ルイーズ・ブルジョア（Louise Bourgeois）の作品です。

1時間少々で全て見終わり、待ち合わせ時間まで時間があったので、併設のミュージアムショップでお買い物。
茶色にオレンジの縁取りのしてある面白い形のペンケースと、白のカップを買いました。

展示物の配置も建物自体の空間も、洗練されていて居心地のとても良い美術館でした。行って良かったです。
いい場所に連れて行ってくれたTH（夫）に感謝です。

さて、お次は『必敬斎（ピルキョンジェ）』にて豪華宮廷料理のランチです（次回に続く）

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今回のソウル旅行に持っていきましたが、あると便利でした（便利だった順）。

　　　　

帰国後に読んだら、「厳選グルメ」や「スーパーマーケットのお土産カタログ」とテーマごとに深く掘り下げた情報満載で、旅行前に読んでおけば良かったと思った本です。2回目以降の旅行に良さそうです。