10月に入って、街角でハロウィンのカボチャや飾り付けを見かけることが増えました。10/31(火)の今年のハロウィンももう間もなくですね
そんな訳で、今日は【緊急特別企画】、ハロウィンにピッタリの『カラメル香るパンプキンプリン』のレシピをご紹介したいと思います。
私は、料理を作るのは好きなのですが、材料を正確に計って丁寧に泡立てて・・・といった緻密さが求められるお菓子作りは苦手です。そんな私でも、このパンプキンプリンだけは何度作っても失敗したことがありません。少々カボチャの大きさが違っても、牛乳の量がちょっと多くても、美味しいパンプキンプリンが上手に出来てしまうレシピなのです。
最初に調理用具を揃えたり、オーブンで焼いたり冷蔵庫で冷やしたりするので時間がかかる(慣れれば実際に作業をしている時間は洗い物を含めて30~40分以内)のがちょっと億劫に感じられるかもしれません。でも、1度作って慣れれば、分量も作り方も覚えやすいので、2度目からは簡単に作れるようになります。
また、お菓子作りに必要な高度な技を使わなくても、本格的な味わいのなめらかしっとり「パンプキンプリン」がご家庭で出来てしまうことに驚かれるのではないかと思います。
それでは、Let's cooking
レシピ
【調理器具】
①計り
②ケーキ用耐熱皿(直径20cm、深さ6.5cm):私は一度にたくさん出来る(カット数が多い)このサイズで作っていますが、カボチャの大きさが小さめの時は、例えば(直径19cm、深さ6.5cm)くらいのサイズでも大丈夫です。
③タルト用耐熱皿(直径23cm、深さ3.5cm):オーブンで蒸し焼きにする時に必要なので天板にお湯が入れられるタイプのオーブンをご利用の場合は不要です。サイズは、ケーキ用耐熱皿より一回り大きければOKです。
④鍋
⑤ミキサー
⑥ボウル
⑦ザル
⑧オーブン
【材料】
<パンプキンプリン用>
①カボチャ:1/4~1/2個(スーパーでカットして売られているもの。大ぶりカボチャなら1/4個、小ぶりカボチャなら1/2個くらいが目安。種とワタ入りで計ると500~800g前後です。)
②上白糖:180g *カボチャが小ぶりで耐熱皿が小さい場合は、160~170gでOK
③牛乳:200cc
④生クリーム:200cc
⑤卵(Lサイズ):4個
⑥シナモンパウダー(なくても可):お好みで(私は5振りくらいします。)
⑦バニラエッセンス(なくても可):お好みで(私は10滴くらい入れます。)
⑧湯(オーブンで蒸し焼きにする用):適量
<カラメルソース用>
⑨サラダ油:適量
⑩グラニュー糖(上白糖でもOK):90g *カボチャが小ぶりで耐熱皿が小さい場合は、80gでOK
⑪湯:大匙3
【作り方】
1.①のカボチャの種とワタを取り除きざっと水で洗い、全体にラップをしてレンジで5分ほどチンします(皮が楽に包丁でむけるくらいに柔らかくなるのが目安)。少し冷めてから皮をむいて、銀杏切りにします。鍋にカボチャが隠れるくらいの水をひたひたになるまで入れ、弱火~中火で15分程度、カボチャが完全に柔らかくなるまで煮ます。途中アクが出てくるのですくって下さい。
2.この間に、<カラメルソース作り>です。
2-1.ケーキ用耐熱皿にサラダ油を入れ、キッチンペーパーでまんべんなく全体に薄く伸ばします(取り出す時にプリンがくっつかないようにするため)。ヘリの部分もお忘れなく。
2-2.鍋にグラニュー糖(上白糖でもOK。今回は上白糖でやっています。)を入れ、弱火から中火にかけ、菜ばしでグルグルかき混ぜます。
2-3.最初は白かったグラニュー糖がだんだん透明になり、次第に茶色くなりブクブクと泡だってきます。砂糖がカラメルに変わるまで、6~8分程度です。茶色の泡が大きくなったら一度火を止め、湯大匙3を入れます(飛び跳ねるので注意湯ではなく水を入れると、すごく飛び跳ねる上に中で固まってしまうので、ここはお湯でお願いします。)。湯を入れてざっとかき混ぜたら、再び火をつけ20秒くらい菜ばしでグルグルしながら熱します。
砂糖が徐々にカラメルに変化してい様子が楽しいので、私はカラメルソース作りが一番好きです。
こんな感じに変化していきます。
砂糖が茶色くなり、きめ細かい泡がたってきたらあともう少しです。
↓
香ばしいカラメルの香りがして、泡が大きくなってきたら、湯を入れます。
↓
湯を入れたら、こんな具合になります。
↓
2-4.湯を入れ再び熱しながら20秒くらいかき混ぜた後、2-1.のケーキ用耐熱皿に入れ、耐熱皿をくるくる回しながら底に急いでまんべんなく広げます。→急いで広げないと、カラメルが途中で固まってしまいます。
全体に広がったらカラメルソースの準備は完了です。
3.オーブンは190℃に余熱しておきます。
4.再びパンプキン作りに戻ります。1のカボチャが煮えたら、ザルにあけて水気を切ります。ミキサーにカボチャ、生クリーム、牛乳を入れて、なめらかになるまでかき混ぜ、ボウルに移します。→カボチャの量が多くて液がもったりして重い場合は、ここで少しだけ牛乳を足して調節して下さい。
5.4のボウルに、卵、シナモンパウダー、砂糖、バニラエッセンスを入れて泡だて器でしっかりかき混ぜます。
6.ザルで2~3度ほど漉します。ザルで漉すとザルにモロモロが残るので、それは1回1回洗い流します。→ミキサーにかけることと、この作業により、出来上がったパンプキンプリンはとてもなめらかな口当たりになります。
7.上記2-4.で準備した、カラメルをしきつめたケーキ用耐熱皿に6.を流し入れます。
8.いよいよオーブンでの蒸し焼き作業に入ります。ケーキ用耐熱皿の下にタルト用耐熱皿を敷き、オーブンの中に入れます。オーブンの中に入れてから、沸かしたお湯をタルト用耐熱皿の中(写真のピンクの→部分)にあふれない程度に入れます(先にお湯を入れるとオーブンに移動する途中でお湯がこぼれて熱いのです)。
*オーブンの天板にお湯がはれる場合はこの作業は必要ありません。お湯をはった天板に直接ケーキ用耐熱皿を入れて下さい。
9.190℃のオーブンで15分、180℃のオーブンで50~70分焼きます(*オーブンの種類、カボチャと牛乳の分量によって焼き時間が異なります)。写真の様に、表面に茶色い焦げ目がつき、真ん中に爪楊枝をさしてみて中の液体がつかなければ焼き上がりです(中まで火が通っていない場合は、爪楊枝にどろっとした液がつきます)。
10.粗熱が取れたらオーブンから取り出し、完全に冷めてから冷蔵庫に入れます。冷蔵庫で半日以上冷やします。食べる前に耐熱皿の周囲にナイフをぐるりと入れ、大き目のお皿(←小さいお皿だと、カラメルソースがあふれます)にひっくりかえして、切り分けてお皿に取り分けたら完成です。
《補足》
・冷蔵庫で半日冷やして食べる時より、1日か2日たったものの方が、しっとりして美味しいです。
・最初はカボチャを裏ごししていたのですが、今回のレシピの様に、ミキサーにかけてザルで漉すと楽で早いし、なめらかに出来ることが分かったので以後そうしています。
・このレシピは、かなり甘めなので、甘さを控えめにしたい場合は、お砂糖の量を少な目にして下さい。牛乳の代わりに豆乳を使っても(少しパサパサした感じにはなりますが)美味しいです。
・ほろ苦いカラメルソースと、甘くて優しいパンプキンプリンのハーモニー、是非お試し下さい。お家の定番レシピになれば嬉しいです。
・特にカボチャの美味しい秋から冬にかけてのこの時期、オススメです。
「今年のハロウィンはこれを作ってみようかな。」
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ご丁寧なレシピが嬉しくなっちゃいますね
綺麗な出来上がりですね。
簡単なのでお試し下さいね。
私も、myu-1012さんのように、素敵なお皿にエレガントに盛り付けられるようになりたいです。