やまろぐ☆つあれぽ

海外登山&トレッキングツア専門の
添乗員の自由日記と
家事育児の日常♪

車椅子で生活できる町&行ってきまーす

2019-01-11 15:53:44 | 愛しのバカコちゃん


キリマンジャロ5895m登頂ツアーに向け
いま、成田空港に向かってる。
電車の中。
はーたんを朝、学校に見送り
できる限り精一杯の家事をしてきた。
はーたんは、ランドセルを背負い、
結構、慣れてるふうに
いつもとそんな変わらないの。行ってきまーす
と。
昨夜なんて、キリマンジャロってどこの国か
覚えてる?って聞いたら
えーと、ブラジル?って。爆
ひっくり返りそうだったわ。
今朝はタンザニアだよね、って言ってた。笑

ある意味、さすがわたしの娘。

いつも、出国前は
洗濯やアイロンやあちこちに張り紙をしながら
切なくなる。
ママ、がんばるわ。

みなさん留守中よろしくお願いします。




年末からひとつ、書きたいことがあったの。

私の親友のばかこちゃんが、横浜から
東京に引っ越してきたいという話を12月に聞いてた。
ばかこちゃん(自称、笑)は、脳性麻痺で電動車椅子生活
をしている。

福祉に詳しい不動産屋さんを
知ってる?と相談されてたんだけど、
特にわからなくて。私も区役所に聞いてみたりしてけど。

なかなか、車椅子で住みやす町というのを
自分が車椅子じゃなかったから
考えることないよね。
わたしは、ばかこちゃんと町を歩いてみて
どんなにか、町は不自由であるかを知った。
通れない、入れない、そんなことだらけ。

この一か月、もしばかこちゃんが
うちの近所に引っ越してきたらどうだろう
と、改めて自分の近所を見てみた。
スーパーは入れるかな
とか
道路は広さ十分かな
とか。
そして、車椅子の方を見かけると、
あっ!て思ってた。ここは大丈夫なのかな、と。

みなさんの町は、どうですか??



空港につくわ。

たしかにキリマンジャロ空港まで遠い。
けど。わたし、あの空港に降り立つとき、
飛行機の中から、近づいてくる草原の大地を見ながら
あー帰ってきたあという
愛着を感じるの。

そして、うちのガイド陣はほんとに
一流のプロ意識ある。わたしはとても信頼してるし、
とても頼りにしてる。
みんなで全力で、お客さんたちの
登頂のサポートをするの。

モシという麓の町に1日目は泊まるんだけど、
モシの町からキリマンジャロが、
はるか遠く、うっすら白く、そこだけ
別格な世界に見えるの。
あそこの上まで登るんだなあ
て、信じられない気持ちになるけど、
登るんだ!♪

みんな(現地ガイド陣)に再会するのが
超楽しみだし、みんな待ってくれているの。

行ってきまーす。









親友が本を出した

2018-12-05 18:03:07 | 愛しのバカコちゃん


今日、ポストに親友のバカコちゃんから
本が届いていた。

封筒みて、あ、ばかこからだ
と思って、玄関で靴履いたまま、あけた。
それは、親友のバカコちゃんが
出版した本だった。

「愛舞田 薔花子」って
書いてあるの~
ちなみに「らぶた ばかこ」って読みます。

ばかこについてはいつも
わたしも熱く語りたい想いでいっぱいなんだけど
彼女はついに、自分で本にしちゃったんだ。

バカコちゃんのプロフィール


彼女は重度の脳性麻痺の障がい者で
電動車いすで生活してて、動かせるのは片足だけ。
コップを自分でもつこともできない。
そんなバカコと
出会って何年だろ、たぶん20年近いかも。
バカコが教えてくれたのは、それは・・・。

わたしは車いすで生活している友達がいなかったので
その生活とかなにも知らなかったということで、
一人暮らししてスイミングとかジムのチャリこぎをして
スポーツもしてたバカコちゃんを
ふつうと思っていた。

だけど、一緒に町を歩いてみると、それは
ふつうではないことがわかってきた。
まず一人暮らしをすることの社会の障害というのかな。
そもそも、口もきけなくてものごとすべて
人の手を借りて生活するひとの一人暮らしって
どんなものか、知ってる大人も少ない社会。
家族が世話をするものじゃないの?とか。
段差だらけの道や駅。車いすはまっすぐ進むことが困難で
急いでどこかに行くことは難しいわ、
電車にのるのに事前に駅員さんにお願いしたり、地下を通ったり、
入れる店も少ないわ、狭いわ、トイレも入れないわ、・・・
誰も彼女の目を見て話しかけてこないこと。話すときは
一緒に立ってるわたしに話しかけてくること。
赤ちゃんに対するみたいなしゃべり方でしゃべってくるひともいた。
障害なのは彼女ではなく、
この生きる世界のことなんだと。
なんて難しい社会なんだと
彼女が教えてくれたと思う。

そもそも、わたしも子供のとき、障がいの子は違うクラスにまとめてあって
小学校のときはふつうに接することがなかった。記憶にない。

ばかこのように一人暮らしをしたり、スポーツをしたり
そういうのはちょつと普通とは違うって
わかってきた。
ばかこと出会ってから、もっとふつうに
特別じゃないふうになればいいなあって、

そもそも障害って言うなよ、ちょっと
変わってることをいちいち特別扱いしなきゃいけない
社会とか人の目とかそういうのにちょっと怒りを感じた。
手が必要ならふつうに手を差し伸べるだけみたいな
そんなふうにはできないかな、とか
特別なクラスとかいるのかなあとか。
(はーたんの今の学校にはそういうクラスはないと思う)
現実的に難しいことがたくさんあけど、
ばかこはそういうのに立ち向かって生きてる風だった。
それが、ふつうと違うといえばちがうのかな。

一番、考えさせられたのは自立についてなんだけど
超長くなるから、また書くね、いつか。

この本はこの帯が語るように、

励ましてくれるメッセージになってる。

「体に重いハンディがあって他人に手を借りて生活しなきゃいけない」
それでも、恋やセックスや、夢や仕事や、
ふつうにあるし、思うわけ。てことをばかこちゃんは赤裸々に書いてる。



わたしは、本を手にとって
靴はいたまま、玄関先で涙ぽろんとでた、それは、
ふっと、ふつうに親友として、
ひとりの女子として、(年齢はふたりとも40越えてるけど)
なんか失恋やひとを愛している感覚や、
友達のこと、まわりのこと、目標のこと、
乗り越えたいこと、そういうのが
同じだなあって思って、安心ていうか、共感かな、
なかなか会えなくても
共有している気持ちを感じて。
なんじゃばかこもがんばっとるわー、あたしもがんばろー
って感じ。一緒なの。感覚は。生きて
大変なことがあっても、明るく乗り越えていきたいことも。

そして、広島から横浜に引っ越してきても
やっぱりおとなしくしてるわけがないバカコを
いとおしく、尊敬もかんじる。

ばかこのブログより本の紹介
こちら→クリック

来週の12/10月曜日からネットで買えるみたい。

それからやはり、
体の障がいだけでない、精神的なこと、性のこと、同性愛とか
なんだろ
容姿、たとえばあざやなんだろ、外には
出づらいよなこともあったりするとおもうの、
いろいろとそういう壁みたいなのが
なくて、『普通』に驚かない、そんな世界になればいいと
思う。
そのために世界を変えていって、発信していくひとたちがいるんだなあて
おもう。



わたしはちょっと今時間がなくて、まとめきれないし

ばかこちゃんと書いたり、バカコとかいろいろな表記してるけど
なおさずにupします

またあとでなおすかも。

(ならupするの待てば?て思うけど)

熱い気持ちのうちに。





お願い

2018-02-19 22:45:10 | 愛しのバカコちゃん

わたしの親友のバカコが
困っているそうです。(また)

バカコは脳性麻痺、車いすで1人暮らし、
彼氏がいて、生活はヘルパーさんが欠かせなく、福山雅治さんが大好きで、笑
いつも忙しく前向きでパワフルでいろんなことに挑戦していく
わりと負けん気の強い女子です。
やさしくて、知れば知るほど、面白い子です。

内容はこちら←クリック


どなたかいらっしゃったら、ご紹介いただけたらと思い
わたしからもよろしくお願いいたします。

かなり切羽つまっているようなので。

彼女は日本において、障がい者と呼ばれる方が
一人暮らしもできるんだって、世の中に見せているような
そんな存在だと思います。



ばかこ~死ぬなよぉ~





ココズレ2

2017-08-18 00:34:53 | 愛しのバカコちゃん


親友のバカコちゃん(自称)が、
NHKテレビにちらっと出るんだって

バカコちゃんは脳性麻痺により電動車椅子生活、
トーキングエイド生活、ヘルパーちゃんもいる生活、彼氏もいる。。笑、生活、
親元を若くして離れ、ずーっと自立生活を送ってる
かっこいい女子デス。



バカコのブログより

こちら←クリック

「ココがズレてる健常者2 」
【放送日時】 2017 年 8 月 18 日(金) 後 22:00~22:49 総合
【司会】鈴木おさむ(放送作家)、有働由美子アナウンサー
【出演者】カンニング竹山、土田晃之、FUJIWARA 岩井勇気(ハライチ)、千秋、菊地亜美
玉木幸則(脳性まひ・バリバラレギュラー)ほか障害者 100 人




この100人にバカコちゃんが入ってるんだね。
あのひと、やはり、広島から出てきても
おとなしくしてないわ!笑

録画予約したよー。

みんなどんな発言するんだろ〜。
わたしも健常者と呼ばれる人たちにもの言いたいことたくさんある!!!!






再会の午後

2017-02-08 21:07:38 | 愛しのバカコちゃん

数年ぶりの再会を果たした今日の午後。

相手は薔花子。ばかこ。(ちなみにわたしが薔花美らしい)

前にここで書いた車いすで生活してる脳性麻痺と呼ばれる症状をもつ
ばかこ。前の日記はこちら
口でおしゃべりするんじゃなくて
足でキーボードを打って思いを伝えるの。
体の中で自由になるところって、それこそ、その右足で
キーポードが打てることくらい。



薔花子とは一度別れていた。

東京にきてからわたしの誕生日にプレゼントを送ってくれていたのに
わたしは海外ツア中で、家の誰も不在連絡票に連絡してくれてなくて
そのプレゼントは薔花子のとこに戻ってしまった。

さすがに怒るわな。




今日は何年振りかの再会で、わたしが横浜のばかこの家に
遊びにいったの。

電車を乗り継いでグーグルで駅から歩いて道を探した。

出会いと縁を思ったわ。

わたしの知らなかったいろんな世界を見せてくれて
考えたこともなかったことを考えさせてくれて、
途切れたようだったけど、ちゃんとつながってて、嬉しいなあって思った。




ばかこは全然変わってなかった。

いろいろ大変だったと思うんだよね、引っ越しも、
こっちでの新しい生活や、新しいヘルパーさんたちを探し続けることも。

毎日の生活はヘルパーさんたちとあって、そのヘルパーさんたちの時間で
自分の生活にもたくさんの制約がある。

けど新しい目標も持っていて
自分らしく生活してる。彼氏もいてね。笑。

自分が新しい事業を始めたらひとみが
車いすでも行けるツアを作ってって。

福祉っぽいのはあるけど、もっと自由で楽しそうなの。

って。



たしかに、って
思ったの~。

福祉事業としての旅とかツアっておもしろそう?
いやあ、おもしろいわけねえだろ。

福祉ってなんだっけ?と思って、意味を改めて調べた。

なるほど、バリアフリーで誰もが自分らしく生きれるような・・ていう
理念なんだけど、

実際は障害のある子は施設や特別学級みたいなところで過ごしたりする。

障害というものと、健常というものの、またはふつうというものの
境目ってなんだろって考えさせられる。

障害は個性なんて、あまりにも美しすぎるかしら?

それとも、大変でお気の毒ね?

でも、思ったの、バカコを山に連れていきたいけど、
できるんかなあ?とか。電動車いすからおろして背負っていくのか?とか。
登山はそう、歩かなければいけないんだなあ、とか。

ぐるぐると、理想と現実とを見せつけられる感じ。
別に世界は平等ではないんだし、
生きていくことはもともと厳しいものであるんだなあ、と。残酷なほどに。



昔、ばかこと新幹線で広島から関東に遠征試合にきたものだ。

駅での車いすの移動の大変さといったらはんぱなかった。

変な地下室みたいなところを通り、列車の号車まで駅員さんが待機してて・・・。

日本はバリアフリーではない。世界のほとんどはバリアフリーではないと思う。

入れない店、渡れない横断歩道。
たとえば赤羽のあの名店に、あの電動車いすが入るんだろうか、とか考えるもんなあ。
そしたら日本中の小さな店と家と階段はすべて排除?

自分が親なら、そして自分が車いすで生活してたら
そんなふうに思うだろうなあ。




二人で話してるとだんだんと、ばかこは車いすからズレ落ち気味になっていく。
なおそうか?ってわたし。

でも、まって?ひさしぶりすぎて、忘れてる。笑。ばかこの扱い方。笑。

そうだ両手もって・・・足でつっぱって座りなおすんだわ。



わたしが持って行ったかわいすぎるチューリップ。笑。
買ったときはつぼみだったのに、話してるうちに部屋のあったかさで咲いてたの!!





ばかこにはばかこの人生、わたしにもわたしの人生がある。

与えられた状況や環境の中で
厳しいことがたくさんあっても困難があっても、
バカを言える友達がいて、そのひとのあったかさを感じられたら
それは生きててよかったって思える幸せ時間。

わたし応援してるよっ、ばかこー。

薔花子の独り言→彼女の日記。

調べたというタイトルの日記でも書いているように
彼女はいまさら脳性麻痺は治るのかとかグーグルで調べてみたい
完治しない、と。
できることなら歩ける体に生まれたかった、と。

でもいつもばかこを見て思うの。選んで親元離れて
自分で生きていこうとするその力。天性の負けん気の強さ。
試合しててもそうだった(ボッチャ)、すごい闘争心むきだしで
おしとやかなお嬢様タイプではないなって確信した。笑。


ばかこには、新しい世の中を作っていく力がある。





ばかこがわたしの誕生日に送ってくれようとしてたプレゼント
そのままとっててくれてて、今日もらった。

モンベルのトラベルポーチだった。

山もやってない子が、山用品を選んでくれるって♡

こんど、山にもってって、写真撮って紹介するね。


そうそう、ばかこに
「じゃ、もし自由なら何したい?」って聞いたら

「一日で10万円使い切って好きな服を買いまくる」

て、笑。え?それって、

別に車椅子じやなくてもなんでも、関係ないじゃん?
今のわたしだってそうじゃわいっ




横浜在住のバカコ?笑、ヘルパーさん求む。

2016-11-30 16:21:31 | 愛しのバカコちゃん


わたしの長年の親友。でも最近ご無沙汰してた。
バカコ。笑。

てゆっか、ごめん!笑。
彼女のブログでの漢字の名前を読んでみたら
こう読めた。あとで彼女に
その漢字は紹介していいのかまた聞いてみるね。

ここではバカコとしておこう。愛をこめて・・。

10何年も前、広島で知り合って、わたしたちはある
パラリンピック公式種目のスポーツにおいて
全日本の試合に出て一緒に高い世界を目指してた。

このことなしでは彼女のことはあまり語れないところもあるけど、
これも過去の話なので、このくらいにしておくとして。
本人が触れないでというし・・・。
かっこいいことなんだからいいとおもうのに・・・




ゆるやかにわたしの思っていることを書かせてもらうね。

彼女は電動車いすで生活してる。
基本的には自分の意志で自由に自分の体を動かすことは
できない。

通常、というか多くの人は、
こういう場合、こういう子供たち、または大人であっても、
こういう方たちは、
家族と一緒に住んでいるとか、
施設に住んでいる、くらいに思っているのではないかなあ。

彼女はわたしに
「自立して生きること」を教えてくれたひと。

本当の意味で。

自分の好きなように生きること。

自分で選んで生活できること。

もし自分の体を自分で動かすことができなくても。

そして、それは
できることを彼女は教えてくれたし、実行してる。

いろいろあって
わたしが先に東京に引っ越してきて

彼女ものちのち横浜に引っ越してきた・・・。

縁だね~。

そしてバカコはとっても前向きで負けん気の強い
いい女なんだ。かわいいよ。かなりね。わたし、彼女を尊敬してる。



で、そのバカコ、今、彼女の生活を
一緒にサポートできる「ヘルパーさん」を急募しているらしい。
今、とっても困ってるらしい。

ので、ここでわたしも呼びかけてみるね。

わたしも東京にきて、いろんな人にめぐりあい、
ベビーシッターさんを必死に探し、たくさんの方々に
助けてもらってきた。わたしの生活を支えてくれてる方々に
今は恵まれている。

小さな叫びでも、大きな力を呼び寄せること、ある。
だから呼んでみる・・・。



(ちなみにわたしもヘルパー2級だか、3級だか持っているの♪)



もし、そういう資格をもっていて
時間もあるっていう方がいたらぜひぜひぜひ、教えてください。



紹介の紹介でもいいので、助けてください。よろしく
お願いします。