やまろぐ☆つあれぽ

海外登山&トレッキングツア専門の
添乗員の自由日記と
家事育児の日常♪

来年2019年の2月〜3月

2018-05-30 09:42:44 | ツアー予定


いま、イスラム圏はラマダン。
イスラム圏に住んでいる、
イスラム教のお友達と、一昨日の真夜中に
満月を見ながら
1時間半くらい電話でしゃべった。
あちらはラマダンのこと、いま日中の気温が40度を越えていること、
それなのによく停電になること、
わたしがどんなスキンケアをしているかとか、笑
お互いのダイエットについてとか、
聴いてる音楽のこと、
仕事のこと、将来の夢など、他愛のないことを。
わたしは外を歩きながらで、
こっちからは満月が綺麗で、綺麗よっていっても
あちらは時差でまだ月が出てなかったの。
こちらは川のそばで気温も快適で綺麗で静かで心地よい
というと、
あちらも川のそばにいるけど暑くて蚊がたくさんいてゴミが
ゴロゴロあちこちに落ちてるって。笑
そのうち、あちらも日が暮れて月が出てきたようで。
そしてわあ綺麗、満月だね
と、こんなに離れたところから、離れてる実感もあまりないけど、
同じ月を眺めてるんだねという・・・。

友達は、ラマダンだけどお腹すいたから友達と
こっそりお昼ご飯食べたって言って笑ってた。笑
ラマダンにはいろんな意味があるけど
大切なのは、ちゃんとまじめに生きることと
お母さんを大切にすることだって。
そして、自分だけが一番で正しいと思わないことって、
それを実行しているからラマダンの日中に食べるくらい・・・と。



わたしはこれからホットヨガ→午後は
モンチュラ トーキョー

もうすぐ電車降りるけど間に合うかな、
書きたかったこと。笑

来年の2/26から
聖地エルサレム巡礼ツアー(新企画)
イエスの軌跡をたどる
これは次のカタログに出る予定。を、行ってもいいよ
と言ってもらってるの。

3/13か14から、10日くらいで
ブライアンと、
ノルウェー オーロラ ヨット スノーシュー
計画してて、こちらは、カタログにはのせないけど
ご興味のあるかたはおしらせくださいね、!






良い一日を。笑





哲学チック サンティアゴ巡礼

2018-05-28 02:26:03 | ヨーロッパ

みなさんから、ご心配いただき、たくさん個人的にメッセージをいただきました。
ありがとうございます。わたしのケガした指は
来週金曜日には抜糸できることになり、思ったより回復が順調です。
思いがけずケガしてしまって不自由だけど、
小さいことを気をつけなきゃって思いました。
これが海外ツアの前だと大変でした!

*

昨日、土曜日、やっと家族も休みなので
わたし安心してたくさん寝ました!起きたら
昼の12:30
でした

平日朝はごはん作ってお弁当作って
みんなを送り出して、自分の仕事をしつつ
すぐに眠くなるので数時間寝て、笑
進まないことに焦りつつも、
これはきっと休めってことだって言い聞かせ、
割り切って寝ます。笑

いや、割り切れてないわ…
いやだ、寝たくないって思ってます。

*
金曜、MONTURA TOKYO 神田小川町
でアルバイトの日だった。
懐かしいお客さん二名がご来店くださって
山のお話とかして。
この前あの山で、次はこの山で、て。
わたしも
はーやーくいーきーたいーーーーーーーー

って心はやるおもいです。いくら思っても
からだひとつで、できことはさすがに限られてます



*

そんな中でも、前の日記に書いたように
△の中の十字架が気になって、図書館で
キリスト教の歴史を調べてみたり。めっちゃでかい抱えるような
本をめくってみても、そういうのはひとつも出てこなかった。
気になる。
気になりすぎてるのか、
今週は血なまぐさい、中世の夢もたくさん見た。
単純なわたし。笑


来月はモロッコ。
モロッコを旅していると、出会うのは
スーフィの世界。これはまた、イスラム教から別れ出てくる
思想のひとつ。(わたしの解釈)

厳しすぎたり、華美すぎたり、だんだん
派手になってくると、今度は質朴で地味なほうに
走る(またはそこから離れる別の流れが起こる)のが人間の歴史の一端なのかと
感じたりする。

心を無にするという思想・実践は、
どの宗教でもいきつきたい目標なんだとおもうわ。
それは世界を旅していて、目の当たりにする。日本でもそうだよね~

キリスト教の修道院にはよく中庭があるんだけど、
こんなふうに四角い回廊に囲まれてる。
四角く時計回りに歩いて瞑想し続けて、心が無になって
クリアになったとき、中心の円のほうに行って解き放つんだって。


キリスト教の道では罪を背負っていく象徴や
こんなふうに解放すっていう象徴がいろいろあちこちで見られるの。

これ、今回お土産手で買ったの。スペインバスクでは
鉄鋼職人がたくさんいて、これも手作りなんか一目ぼれ。かわいいでしょ

話は戻るけど
そもそも、巡礼とはそういうものよね。
祈り、願い、無になり、解放して、許されて。

ちょうどロンセスバジェスで一年に一回の
伝統的なお祭りをしていたけど、それはこんなの

はじめに十字架を背負った黒い服の人が出てくる

つづいて白い服の人がでてくる
これも、浄化された(宗教的な言葉がわからないのでわたしはそう書いてるけど)ってことなんだって。



こっちはロマネスクのままの内装 11~12世紀




こっちはゴシック 13~14世紀以降
これでも、スペインで最古のゴシック様式がそのまま残ってる

わたしたちはここで、巡礼者のためのミサに参加した♪

ロマネスクのほうが好き。素朴で。

この聖母マリアは12世紀のオリジナルの木の像だけど、
かなりいい感じ。遠いくてピンボケだったけど

いまどきのマリア像はすべてできすぎてる美しい顔でしょ。
でもロマネスクの表現はこういう、
近所にもいそうな聖母様って感じで








ロスアルコスで、別のお祭りの準備中
お兄さんがこの中に入ってかつぐところも見せてくれたよ。



それに、心が超解き放たれた感覚は、広いブドウ畑や



麦畑
を、黙々と歩いてだけで、感じたなあ。



麦畑がざーって揺れる、一斉に穂の向きが変わる


赤いポピーや黄色いマスタードの花が鮮やかで





甘くておいしいのも鮮やかな記憶で



中身の粒をそのままぱくっ







そうそう
それと美しいブナの森 ピレネー山脈




ピレネーって本当に澄んでいる。

これはちょうど風物詩の羊の大移動のところ。夏の間は
山の上で過ごすために、羊たちを(何万頭といた)を歩いて登らせてくるの。
わたしたちはよけて待っていた。





ヨーロッパの街並みの素晴らしいのは
古い建物をそのまま補修しながら大切に使い続けていること。


歩いていても、16世紀だとか18世紀だとかの
家や図書館がそのままで。石造りだから可能なんだけど、
いいなあて思う。豊かだなあって。

豊かな時間といえば。

バスク地方は食べ物が豊かでおいしいことでも有名なんだけど、
美食クラブなる、男性たち専用の会員制のクラブの会場も
見せてもらった。メンバーの男性たちが集まって一緒に料理をして
それをゆっくりテーブルを囲んで食べるの。それも一流の料理なんだよ。
最近は女性も参加するみたい。

ゆっくりおしゃべりしながら楽しく食べるって
忘れがち。できないことも多い。

わたしの今の、このあわただしい日常に
スパイスな旅だった。
フランス・スペインのサンティアゴ巡礼の直前には
熊野古道も訪ねることができた。
東洋と西欧のそれぞれを見た。

そしてゆっくり時間を大切にするっていう
目に見えないものを大切にするっていう
忘れかけているものを気づかせてくれているような。

なかなかすぐには変えれないけど。

だからケガもしたのかも。


*


明日から大掃除しよ~。
昨日、はーたんとお買い物に行って、ちょっと高価だけど
大好きなフレグランスを買ってきたの。玄関に。癒されるー。

数日中に新しい本(いや、古本)もくる、アマゾンで注文した
岩波書店のカテドラル、という本。

帰国して、たくさん寝てたけど、笑
仕事も終わってやっとひと段落。
バスクの弟からもメールが来てた。
どうせ姉さんはこの一週間ほとんど寝てたでしょう、間違いない
と、
書いてあった。笑

今日(日曜日)は、午後、家族で屋上バーベキューもして
太陽の下(パラソル越し)のんびり飲んだ。

夏には中10日くらいで次のツアになったり、その中にも
別の予定を入れ込んでいる。
さらにはブライアンとも来年の春の話をしている。
なのでいまからどんなふうにこれらをこなしていくのか、
立体的な段取りが頭の中にできつつあるの。
この
立体的なプランて、
わかるかしら?笑











愛と運命の物語 サンティアゴ巡礼完全踏破1

2018-05-24 10:01:51 | ヨーロッパ

七日間、毎日平均21キロくらい歩いて、
景色は美しいわ、今となっては吹雪のピレネー越えも
楽しかったし、雨もそのあとの澄んだ青空も最高だった。
料理も花も味わえるうえ、深い文化や歴史に触れれる
今回のお客さまの言葉を借りると「とてもアカデミックだった」旅。

ブナの緑の鮮やかな色と、広大な緑の麦畑が風にそよいで一斉に
サラサラと動くのとか、これまた緑のそら豆を畑からとって
そのまま口に入れたときの甘さがとても忘れがたい
五感で感じた歩きだった。

その中でも、
一番、心に残ったストーリーのひとつをご紹介するね。

それは四日目。
小さな村を抜けたあと、右手にあるロマネスクの建物。

ガイドさんが
これは元々は12~13世紀ころのテンプル騎士団の城砦だったものが
のちに教会と修道院になったと教えてくれた。
(テンプル騎士団もこの旅にくるとわかるようになります)
こういうパターンの建物はあちこちでよくみられる。小高い丘の上に建っている。
14~16世紀ころには中はゴシックに改装されていたみたい。
ここのとこ、さらっと書いてるけど、これらを繰り返し目の前に見て、
そこに立っていると、とてもわかってくる。
多くの教会はどんどん改装されていって、土台が古くても
内装は数百年にわたって手を加えられているのがよくわかる。

巡礼スタンプを押してもらうと
中から男性が出てきた。

ニール氏

ニール氏は南アフリカ出身で英語を話す。
わたしは彼の話を通訳してみなさんに説明しながらで、
ちゃんとメモしてないから何年とかいつかは、忘れたけど、
2000年頃、彼は巡礼のためにスペインに来た。
そして、巡礼の途中で見つけたこの場所を買い取り、移住してきて
修復と保存に努めている。もう崩壊寸前に放置されていたのだって。

中に案内してくれた。
薄暗くても、天井とかみればわたしでも、一目で、かつては
(ロマネスクの土台が残る)ゴシック内装の教会だったことがわかる。(写真撮ってなかった)
何もなくてガランとしてるのは、中のものがすべて
盗まれてなくなっているからなのだった。

根こそぎなくなってた…

当時のまま残っていたのは
屋根裏から見つけたキャンドルスタンドと、この木の箱。

中にある聖ヤコブの像(重さ六キロほど)は、ある巡礼者が二年ほど前に
パリから歩いてもってきてくれたのだそう。

そして興味深いのはこの祭壇だと。

壁に絵が描かれている。

写真が悪くて残念。


これは、キリスト教とペーガンのシンボルが
両方見られるとても古くて貴重なのだと教えてくれた。
ペーガン?初めて聞いた。
キリスト教以前の信仰、または人々のことらしい。
とある大学の先生に見てもらったところ、
キリスト教の布教活動のために地元のペーガンたちに
キリスト教を教えるために描かているようなの。(12世紀頃)

この〇は太陽、この貝は巡礼シンボルのホタテではなくて
巻貝であり、人生を象徴している、と。
そして大変珍しいのは、十字架が△の中に描かれていること。
ふつうはない。この△はギリシャ文字のデルタでなく、
アルフアΑで、オメガも表され、永遠を意味し・・・・


と、ギリシャ文字の知識は私にはないけど、
ダヴィンチコードみたいな(映画も見たことないけど。笑)
神秘の謎解きみたいで、
見たことなかったからとても面白かった。
自分の知識が小学生レベルでも、この物語性に惹かれる。

この△の中と外にはたくさんの点々も
描かれていて、下のほうは大きく上のほうは小さな点なの。
これは人々を表していて、
天(上)にいくほどにだんだん罪が清められている、
背負っているものが軽くなっていく象徴なのだとか。
(あった写真が!)

△の頂点の上にΩがのっているのかもしれないね!わかんないけど。
謎・・・。

どの宗教においても、人間の原点を見る。
みんな苦しみや罪から解放されたいの。
だから祈り、瞑想したり、修行したりして、心を軽くしたいんだよね。

こんな△の中の十字架の絵を見た記憶がないので
興味深かった。

とりあえず、わたしがその場でメモしたもの。↓笑


新しいことを知るって本当に楽しい!

だいたい、この旅では
ペーガンや魔女について聞き、
キリスト教が広まる一方では、
土着の文化や自然崇拝などの人々が殺されていった
人間の、なんていうだろ、ひとことでなんていうんだろー・・・
さがというか、歴史というか、欲というか・・・
南米もそだよね。
古代文化の町が征服・支配され、そこに大聖堂が建てられる・・・

そしてこのキリスト教巡礼の道は、
イスラム教との闘いを制しながら、キリスト文化を
広げていった、そして定着させていった
この地の歴史を垣間見るものでもあるのだと。(レコンキスタ)
わたしなりに改めて実感するものだった。

人間の歴史はどこにおいてもそうだ。

そもそも、イエスキリスト自身も当時は
新しい発想の布教活動をしていたために殺されたようなものだ。
元々ユダヤ教は、愛よりも法律や決まり事を重んじているところがあるところに、
「人類は平等で愛こそが・・」と教えたのがイエスキリストなのだとして、
その平等が都合悪い人々にはやっかいものだったわけよね。

かくして、イエスキリストは人類の罪や悲しみを背負って処刑された。

写真は別のロマネスクの教会でのもの。像は後に作られたものだと思う。
わたしたちは深い感慨をもって、そこに座って、しばらく眺めた。


深いわー。

橋は巡礼者のために作られるけど、
領土を奪われやすくもなる。
写真はプエンテラレイナの12世紀の橋。

※わたしの宗教観などは
今回感じたことなので、
間違った点があるかもですが、お許しくださいね。
でも、カソリックのキリスト教にはたくさんの聖人がいて
それぞれが意味をもって建築に表されてるのが、ふつうに面白い。
建築として、美術として。


この日、別の教会で見た、珍しいもの。

何が珍しいかわかるかな??



*


ちなみに、ニール氏。

彼の人生もドラマチック。

南アフリカから巡礼のために、スペインのマドリット空港に降り立ち、
つたないスペイン語でパンプローナ行のチケットを買ったつもりが
通じていなくて、
着いた場所がシチリア島のパレルモだったんだって。笑
五日間パレルモで過ごして、再びマドリッドの空港に戻って、
列に並んでいるときに、ふと、
イギリスのパスポートを持った女性が並んでいるのを見つけ、
英語で救いを求めてみたところ、彼女もパンプローナに行くことがわかり。

そして二人は今、
夫婦。
一緒にこの地に暮らして、この教会の保存と修復活動をしている。

運命だよね






やってしもうた

2018-05-22 14:59:17 | おもう。


昨夜遅く、包丁で指を切ってしまった。
ビニール袋を包丁で開けようとして
必要以上に強くしてしまったようで、ビニールどころか
スパンって、わたしの指を。

指がもげたかとおもって、悶絶してわ。
傷が深そうで指がブラブラしてたらどうしよかと思って
(実際はそんなわけない。笑)
怖いのでとりあえずガーゼとティッシュを当てて
傷は見なかったことにして
それ以上のおかず作りをやめて、
1時間ほど仕事してた。
血が止まらなくて、グループの友達たちにラインしたら
みんな、急患にいったほうがいいて
すぐ手当のアドバイスや、病院の電話番号や
車で迎えに行くとか。
優しいよね。

たまたま仕事があったので飲んでなかったから自分で
車運転して夜の病院にいった。みんなの親切を
かみしめながら。

夜の病院は寂しいね。

たくましい看護師が(女性、笑)わたしの手を掴み
容赦なく、洗いましょうってわたしの取りたくない
ガーゼを引き剥がし水道水の下へ。
わたし、タコのようにクネクネしてた。


そんなこんなで
縫ってもらっの。




若い先生が

で、ちなみになんの袋を開けようとしてたんですか?

って。

わたし、

ナメコです(//∇//)

先生
?きのこの?
こんな夜遅くにナメコは料理しないほうがいいですね

て、素晴らしいアドバイスじゃ!!笑



エベレスト再挑戦中の
栗城さんも亡くなった。

ブログにも書いてたけど、この5月のはじめに、
子供達を長野の山に登らせた時、
ヘルマンブールや、トマスや
彼の話もしていた、栗城さんのことも。

世間にどう思われても挑戦し続ける人もいると。

はーたんは、このニュースを読んだ後
やっぱ登山ガイドはやめるわ、と、あっさり。
山は怖いねって。(この春からの将来の夢のはずだった)

いやいやいやいやいや、

そうではない。
自分の力を見極めることや、自然を感じること、
わかること、選ぶこと
諦めること
そういうの、これから教えて行かなきゃ
と思ったわ。

栗城さんの死は悲しすぎる。
わたしも、彼が成功するなんて思ってなくて、
今回もまた失敗して降りてきたとして
またそこに、夢への共感なんて
思えるのかなあと。
でも、彼の場合も始めの挑戦から応援していたし
彼の力が不足だとしても
彼の発する言葉には夢や力や、あったかさがあったと思うから
本当に惜しいことだと思う。

はーたんの昨夜の新たな夢は
農業などを勉強し、鹿児島に引っ越して
馬を育てることだそう。♡
まあ、何度でもいろんな、夢を
思い描けばいい。

そして、わたしも、もう少し
気をつけなければ。ドジだわ。相変わらず。







95点♡ 深い旅から帰ってきた。

2018-05-20 20:41:20 | ヨーロッパ


無事に帰国してきた、
とってもいい旅だった。



今の感覚としては、世界史の勉強を
3Dの世界で、いや、時空を越えた4Dの世界で?、体感させて見せてもらったよう。
中世以前から中世、現代まで、キリスト教の歴史を通して、信仰と愛と戦いと人間に渦巻く権欲や支配欲。人間が表現しようとする
根源の世界が、まるごと3Dで入ってくるの。
人類の根元まで垣間見れるんだよー。

ガイドブックなんていらないの。
そんなの読んでもなんのときめきも感じない。
サンチャゴの道を歩いて見る世界は
そこに立ってこそ見つけることのできるものなの。

こんなこと言えるのも
優秀な現地ガイドがいたからなんだ

バスク出身の彼は、ナチュラリストで
シンプルライフを実践してて
日本の禅にも精通してる人だったから
とても深くて面白かった。

古いロマネスクの教会で(12世紀とかの)
ちゃんと座ってそこに、漂う空気感じるところから説明が始まるの。静かにして
落ち着いてそこから話し始めるの。
それが大切だから。
(この巡礼にくればみんな、なにが
ロマネスクでなにがゴシックなのか、
わかるようになります)
そして、目に見えていないところの意味まで知ることができるの。

でも衝突もしたんだ。

いつも段取りで先々あれこれ言うわたしのことを、彼は

きみはこれまで会った添乗員の中でも
一番情熱的でクレイジーだと思うけど、
時々すごいストレスなんだよ、って言われたんだよ。笑
わたしがあれこれ、求めすぎることや
小さいところにこだわるから疲れるって。笑

たとえば、

ローカルな質問したことに
わかんない、と彼が答えたとき、わたしが、
じゃあ誰かに聞いてきてもらえる?
と言ったのね。笑

はあ???誰に聞くの?
わたし
誰でも、その辺の地元のひとに、
あそこに座ってるおじさんに、
て平然と答えると
つかつかわたしのところにきて、
わたしの鼻をつまみ、笑
なんでも思い通りになると思うなよ!て
怒るの。
でも、ちゃんと、その店先のおじさんに聞いてくれて、笑
答えを得て、笑、教えてくれて。
あとから、わたしにありがとう、と言うの。



何度も衝突して言い合って、彼は
はっきりいっていまきみに対して本気で怒ってるとか
いい出したり。
なぜなら、彼はツアー中でも、
ゆったりと感じる時間を大切にしていて、
味わったり、深呼吸をしたいわけ。

食事が始まってもまだわたしが、
で、明日は何時にあれこれで、そのときは
ああでこうで、と確認しようとすると
彼は
ナイフ、フォークを置き
ため息をつきながら、
いい加減にしてれる?と呆れ顔で
わたしを止めるの。いまは、食事を楽しめない?って。

夜遅くまで話し合い、理解し、
お互いの文化や、考え方を
学び、伝え合い、和解し・・

仕事をする自分にとってもたくさん教えられるものがあった。
彼も日本の感覚を相当わかってくれたし、
いろんなことを教えてくれて、お客さんたちに体験させてくれた。


この旅の終わり頃、
彼は歩きながら
こう言ったの

今朝、ふとデジャブだと気づいたんだ
って!
前世で君と僕は間違いなく姉弟だったって。
これは、間違いないって。笑

わたしは、そお?
じゃ、わたしは大変な弟のケアで大変だったはずって言うと、
彼は、前世ではそうだけど
今世では僕が大変な姉の世話をたくさんしなきゃいけないって。笑

こちらの人たちは男女問わずべったりと、
ハグ&キスの挨拶が普通なんだけど、
はじめ、それに慣れてないお客さんたちが淡白に思えたらしいのね。笑
ハグをすると、みんなこわばるって。笑
でも、最後に彼は
これが文化の違いなのだとわかり、
日本人(今回一緒に過ごしたお客さんたち)はハグはしなくても愛に溢れてる
とても温かい人だとわかったと
言ってくれ
それを訳しながらお客さんたちに伝えてる時は
わたしも嬉しくて涙がポロポロ落ちると言う感動の
時間になったの。

彼は、わたしがプロフェッショナルで、
最高だ、95点をあげるって言うの。笑
わたしは、
なんで95なのよ?何が足りないと言うわけ?
と噛み付くでしょ。笑
彼は
オーマイガッ、きみは完璧を求めているの???
と笑う。
そして、こう言ったの。
僕が100点をあげるのは自然に対してだけ
と。
人間の最高得点は95点だ
と。

面白いよね。
確かにそうだと思うの。

彼はしっかり、12人のお客さんの全員の
ファーストネームを覚えて呼んでいた。
彼こそプロフェッショナル。
そしてわたしは彼に98点をあげると伝えたら、大笑いしてた😂




美しい澄んだピレネー山脈
ブナの森
麦畑の揺れる緑
野菜をつまみながら、葡萄畑を抜け
可愛い村を抜け
たくさんの花
ロマネスクの教会
広場
牧草地
美食倶楽部やペーガン、クク
魔女、エルミタス、カセリオ、ピルピル

また書くねー♪













ルルド フランスより

2018-05-12 07:45:23 | 山旅(海外)


ボンジュール

わたしたちは、ルルドのカトリックの聖地
にいて、昨夜はキャンドルパレードにも
参加してきました♪

来る途中車窓からのピレネー山脈が
美しかった
Pyrenees monutains



ルルドの大聖堂と、祈る人々のすごい数。

すごい数のうえ、夜にはみんながキャンドルを持って歩くので
その無数の灯りが揺れて動いて
綺麗なの。



奇跡の水の湧き出るこの地には
各地から救いを求めて人々が祈りに訪れる。
車椅子の方々もたくさん。
難病の方々もたくさん。

祈りながら大行進でこの大聖堂の周りをゆっくり
歩くのです。

わたしの場合、ここでは、神の力を感じるというよりも
この壮大な大聖堂を作る人々のパワー
人の作った宗教の力を感じます。

そして、
奇跡の水が病を治すのでなくて、
ここにくると、辛くて苦しいのは自分1人ではないと
感じることができるのだと思います。


これから、サン ジャン ピエ ド ポールに移動して
巡礼が始まります。
さっそくピレネー越えが、始まるのに
天気予報は今日からしばらく、大雨が続くようです










Narita Airport now

2018-05-10 17:38:56 | 山旅(海外)
I'm having breakfast and lunch at Narita Airport now PM5:00..!lol
I haven't eaten anything sioce this morning.
These are all Japan star dishes!!


今朝から忙しくてなんも食べれなかったのでいま成田空港で、
朝食andランチを!夕方の5時です。
なんか勢ぞろいな和食!!笑
はあ
お腹すいたー。涙



I'm leaving for France and Spain to walk Camino de Santiago
of the first 135km from French town "St.Jean Pied de port".
we cross the boarder to Spain over Pyrenees mountains on foot,
keep walking to Spanish towns such as Pamplona and Estella for 7days.

Im flying to French town Toulouse via Istanbul,Turky.
we are staying the first night at Lourdes!

サンティアゴ巡礼完全踏破 第一回目目へ

これからイスタンブール経由でフランスのトゥールーズへ
出発です。
ルルドというカトリック巡礼の聖地の町へいき、夜は祈りの
キャンドル行列に参列します。
サンティアゴ巡礼の1日目はフランスの
サン・ジャン・ピエド・ポールから、ピレネーを越え
スペイン、ナバーラ州の町を135km、7日間歩きます!
わたしのは、西遊旅行の新企画ツアーの1本目で、2本目には一週間後に
Mr.カワモト組も出ます♪さっき、会社で彼にも
会ってきましたー。

フライトは21:30。

サンティアゴ デ コンポステーラは、カトリックの三大聖地のひとつ
なんだけど、西遊旅行では、新しく
その他二つの聖地、エルサレム巡礼と、ローマ(ヴァチカン)巡礼という
歩くツアーも発表される予定です♪
エルサレムのほうは、イエスキリストの軌跡を辿り、
ローマの方は、
ヴァア フランチジェナという、イングランド カンタベリーから
フランス、スイスアルプスを抜け、ローマへという、10世紀から
始まる巡礼路の、ラスト107キロを歩くものです。

この紹介の写真が上の和食御膳なのも、あれですが。笑



キリスト教も、文化として捉えると
人間的で深くて多様で面白いと思うのです。
人間は欲深く、罪深く、弱いものだと
なぜか、キリスト教を通してより一層感じる、
そして、教えられる、わたしです。


また旅先の景色をご紹介したいと思います♪
特にバスク文化を♪

行ってきまーす。








7月はキルギスタン

2018-05-10 11:05:12 | ツアー予定

my tour on July is to Kyrgyzstan
to walk on glacier and camp at Tianshan Shanmai mountains for 16days.


わたしの七月のツア予定、キルギスタンの
こちらになりました。(変更したの)

7月10日(火) ~ 7月25日(水)

天山山脈大展望・イニルチェク氷河トレッキング
名峰ひしめくベースキャンプを訪ねて

こちら→クリック

カザフスタンから入り、キルギスです♪

よろしくお願いいたします。



*

これは、お客さんにいただいた、写真のわたし。
イスラマバードで、わたしたちが歩くと、みんなが寄ってきて
どこ出身?
一緒に写真を撮ろうって話しかけられるんだよ~(^^♪とっても
フレンドリーなパキスタンの人々。



これはこの前、長野で子供たちが
もみを植えたとこに稲の芽が出たところだそう
写真を送っていただいたの。かわいい!


これから田植えだそう。

子供たちも学校で田植え体験あるけど

わたしは、今日フランス・スペインに出発。
昨日までこの夏の予定バタバタしてたり、国内の飛行機の予約やら
宿の手配やら、笑、家の掃除やら、料理にアイロンに。
母の日のプレゼントとか。→義母からはわたしが日本にいるうちに電話を受け取れるように
早めに送ったつもりが間に合わず。笑。
今回、ちょっと仕事のこと言われた
ですよね~・・・・

自分の準備やら・・・今朝は学校に入金のようで行ったり
今週末のはーたんの弁当の買い物とか・・・笑





その3 Kumano Kodo Pilgrimage to Camino de Santiago

2018-05-08 10:43:31 | 日曜登山部/ママと娘の登山日記

I had visited several beatiful shrines at Kii peninsula where
ancient people used to pilgrim and those pilgrimage called KUMANO KODO are registerd as
one of the world Heritage site.
and luckily I'm leaving soon for walking Camino de Santiago agian,at the very starting point
of the border of France and Spain in Pyrenees.
I'm so proud of our Buddism and Shinto culture,and
I respect other religion too,so I'm excited to see Catholic cultuer and walk Camino de Santiago!!

In KUMANO KODO,you'll find and feel the kind of "vigor",not just the beauty.

日本の熊野古道の巡礼路を味わい、わたしは明後日(10日)から、サンティアゴ巡礼へ
出発
する。熊野とサンティアゴの巡礼路は提携されていて、共通巡礼手帳というのもある。
今回は、サンティアゴ巡礼のラスト100kmでなくて、最初の135kmを歩きに。
(ピレネーからサンテァイゴコンポステーラまで全800km)
今回のツアでは、そのうちのフランスとスペインの国境(フランチバスク・ピレネ~スペイン・ナバーラ州)を歩く。

いつかは日本の熊野古道ももっとまとめて歩いてみたいなあって思った。
昔、ツアの仕事で歩いたことがあるけど、今回は
熊野コンシェルジュせこっちの解説のおかげで、もっと感じることができた

けど、個人的には昔から不思議な縁を感じる場所で。
自分なりの感慨深い思い出もある場所なんだ。

わたしは宗教を知るのはかなり好き。
仏教、神道、イスラム教、キリスト教、ヒンズー教…
どれに馴染みを感じるかといえば、当然、仏教かな。笑
でも、どの神様もどの文化も尊重している。
特に宗教的な建築とか彫刻とか芸術が好きだし、
素晴らしいものには
魂が宿っているのを感じるよね。

昔からなんでなんだろう、って思ってたんだけど、
そこに立った瞬間に懐かしいような、強烈に惹かれる感じが
あると思わない?
そのときのその光景が自分の一部みたいな。あれ、不思議。
よくわたしが「恋に落ちる」という表現を使うけど、笑
それとはまた別な感じ。
恋に落ちる出会いも格別だけど、
懐かしいような馴染みがあるような不思議な親しみ?を
よく、古い神社仏閣に感じるの。それと自然の色、自然の音と。
いつまでもそこにいたいような。ずーっとずーっと眺めていたいような。
すべての場所でなくて、それは限られた場所なんだけど、
時々出会う。


この景色、龍穴。下に書くね。
かなり、日本で一番すごい景色に感じるんだけど・・・


樹齢3000年/3000years old



特にこの場所という…


その、限られた場所が今回熊野古道では、何度も
目の前に現れて、そのたびに感嘆したわ。

*

5月4日。和歌山県新宮の別荘で目覚め、快晴と静かさと山々を眺める。
これ、別荘からのお風呂。すてきだよね。




せこっちと倉じぃにご案内いただきながら、まずは瀞峡へ。

和歌山・三重・奈良の県境にまたがっている
深い峡谷なの。そこを和船に乗って。



このときは、両側に断崖絶壁の奇岩を眺めていたけど、
この日の午後にこのあたりを上から見下ろしたときにしたからは
見えなかった景色に驚愕することになる。

玉置神社に向かう途中の展望台より
紀伊半島の山々を見る。



いくつかは歩いたことのある場所なんだけど、また歩きたいという思いが増す
大峰奥駆道や小辺路、中辺路。

玉置神社の参道




玉置神社周辺はしゃくなげが満開だった早いっ。



めっちゃ綺麗だった。










不思議な話をいっぱい聞いたの。
鏡にその人が写っていたとか、ここはパワースポット中のパワースポットだとか。


杉三本に囲まれた場所や、ここの石と海から運ばれた石と。






玉置神社なんだけどお寺の鐘楼が残っている。
廃仏毀釈でこのあたりのお寺はことごとく壊されたけど、ここに珍しく残っているもの。





それから、最近の最強パワースポットを見に連れていってもらう。(上の写真の)
かなり秘密めいた場所なの。
龍穴と呼ばれているところで、この景色は山の上からしか
見ることができない
の。
そこからパワーが吹き上がっているのだとか。
実は、この景色、去年せこっちたちと海外ツアに行ったときに
写真で見せてもらっていてなんてすばらしいんだと、思っていたところ。

シダの生い茂る山道を登っていくこと40分。
ちなみにこのルートは一般的にみんなが歩くところと違って
せこっちたちの秘密ルート。





子供たちは教えてもらった、シダの飛行機に夢中になっていた。

そして知らなければ通り過ぎそうになるところで
道を外れた先に、この不思議な景色がある。

木津呂という集落で龍穴と呼ばれてる。北山川が大きく蛇行して
こんな景色になっているの。


驚いたわ。


ここからしか見えなくて、下にいるとわからない。
さっき船に乗った場所も奥に見えている。

しばらく座って眺めていた。子供たちも満足そう。
心地よくて、懐かしい感じもした。
完全に自分がそこに馴染んでひとつな感じなの。
で、大げさでなく、ここは日本一の景色のひとつではないかと思ったの。
この場所そのものが、もう祈りなんじゃないかと思うような。不思議な感じだった。

GWなのに誰にも会わずにここまできた。(このあと若い人たちが迷いながら来た)


最後は熊野本宮大社へ。

すごい人だったから、列の横からお参りした。笑


ここでは熊野三山それぞれがまつってあって、それぞれお参りできる。
そして屋根の作りも教えてもらった。女性の神が祭ってあるところと、
男性の神が祭ってあるところ。


子供たちはこのころには、すっかりお参りのしかたも心得ていて
ひとつずつ丁寧に参拝していた。(列の脇から)




字の書けるたらようの木の葉






ただし、この熊野本宮大社は、120年前に洪水により、もともとの場所からここに移っている。
本来の場所のほうが、本当の場所だとせこっちが教えてくれる。


こちら。


*

boiling eggs in natural hot spring




お参りのあとは温泉たまごを作ったり、河原で温泉を掘って遊び、
おいしいこれまた老舗のお店で、うどんすきをごちそうになった。
そこも、せこっちたちは馴染みのようで、おいしいうえに
家みたいな貸し切り状態で。


はーたん撮影


はーたん撮影


贅沢な旅だった。

ゴールデンウィーク、前半の長野、後半の熊野古道。
お世話になった方々の心に感謝。ありがとうございました。

そして、
わたしはこれから、スーツケースのパッキングなんだ~


はっ。書きすぎたー。笑
さらに新しい旅に続く。






熊野古道その2 おいしいお酒の飲み方と、パワースポットめぐり

2018-05-07 10:17:46 | 日曜登山部/ママと娘の登山日記

2018年5月2日の夜22:30に車で東京を出発して、
強い風雨の大渋滞の東名高速道をノロノロ(時速20キロなどで)走り、
和歌山県新宮についたのは3日のお昼過ぎ

お天気は回復し、せこっちと倉ジイがわたしたちを
待っていてくれて、まずは
鰻屋さんに連れてってくれた。

すてきな雰囲気でしょう。老舗の。


何が素敵だったかって、
この人生を楽しみ味わっていらっしゃる豊かな心のジェントルマンが
いかにこの熊野を愛し、いいものにこだわりを持ち、
いいお店と馴染み深く、
惜しみなく、子供を含む私たちをおもてなしくださったこと。


ここから

わたしたちは、お二人に本当に甘え、
昼食・豪華な夕食、と丸二日間ごちそうになり、あちこち
案内してもらったの。入場料とか初穂料とか、乗船代とか
すべて出していただき、彼の別荘に泊めていただいた

今、わたしの使命は、
私が知った熊野の魅力を、微力ながらお伝えすること
外国のお友達には、写真を見てもらうだけでも楽しいかと…

これほど、ひとつの場所(紀伊半島)に、神の力を感じる場所って
歴史を感じる場所って、あるのだろうか。美しい深い山々と、海。川。それらが
近いからなのかな?そして囲まれているからなのかな。凝縮されているような。
鮮やかで、濃くて、深い。

一日目にまわったのは、熊野速玉大社、神倉神社、熊野那智大社、青岸渡寺。

熊野三山はもちろん、それ以外のパワースポットをたくさん
教えてもらった。
そもそも、パワースポットがブームとか言われるけど、
その場所では本当に「いい気の流れ」みたいなのを感じるから不思議。
そして、神社とはだいたいそういう選ばれた場所に建っているものらしいの。




熊野速玉大社で、御朱印帳を始めた。

素敵だったのは神倉神社。権現山の100mの断崖絶壁の上に建てられている。


この急な階段、この場所で毎年二月にお燈まつりというのが行われるらしいの。
2000人もの男たちが白装束でたいまつをもって、この石の狭い急な階段を
競って下るの。1400年もつづく伝統のお祭りってすごいよね。もちろん、
せこっちと倉じいも出てて、倉じいは階段から落ちて救急車で運ばれたこともあるって言ってた。
激しいよね。




大きな石、大木などはパワー感じる、ここもパワースポットのひとつ。
たしかに他とは違う空気が流れている。


熊野川河口、新宮の町と海を一望






まつりのとき、男たちはここでたいまつを持ち、
先頭を争って、たいまつを持ったままた激しく小突きあうそうなの。その日は女人禁制。





たいまつの男たちは走って下り、
女性たちは下の橋の向こう側で並んで待っている。
両脇にたくさんの女性たちが、男性たちを受け入れるのは、
男と女の営みの象徴のよう、なるほど、と思う。

つづいては、熊野三山のもうひとつ、那智大社と青岸渡寺への坂を歩く。



杉の大木と石畳で素晴らしい。







大木からもパワーをもらう。





そして、こうしたパワースポットで二人も楽しそう。















字を読んでいるわけでなはいの。


カタツムリを見つけたの。




杉の大木の胎内くぐり


胎内くぐりの前になんでも願いを書いていいよ、と言われ・・・


二人が書いたこと。


しかも二人とも。笑


こんなんでいいんだって大人たちは笑う。





黒飴ソフト










自然の中に残る建築物、伝統、そうした古代の人々の作り上げてきた
息吹を感じる。古代から蓄積されてきている何かがあるから、
スピリチュアル(パワー)なのかなあ。なんだろ、この清浄な空気。

ひととおり、案内していただき、せこっちの別荘へ。
山の中にあり、途中にはシカが道を横切ったりして
子供たちも喜んだ。


お二人は、おいしいお料理とお酒を用意してくれるんだけど、

まずはビールにはビールのおつまみから始まり、
その次はワインとワインに合う食べ物、
そして次に日本酒にあう食べ物・・・としっかり組み合わせ順のコースになっていた
それはとても大切なのだそう。
わたしも納得。そして、楽しい会話。
最高!

さざえやあわびもいただた。




くじらのベーコン、腸と唇。




せこっちの手品。笑




倉ジイは飲まれないので、倉ジイの運転で
お二人は帰って行かれた・・・・
明日は八時半に迎えに来るねって・・・

なんか、すごいじゃろ?
マネできない・・


こんな別荘ほしい、いいな~って、子供たちもぴょんぴょん跳ねていた。



翌日にはわたしが「ここ日本一好きかも」という場所に
出会った・・・











神秘と神々の熊野古道 新宮より その1

2018-05-05 11:40:19 | 日曜登山部/ママと娘の登山日記

わたしはいま、右手にスカイブルーのキラキラ輝く太平洋、
左手に田んぼや山々を望みながら
紀伊半島 和歌山県から東京に帰る車内です。

夫と交代で夜通し運転して来るときは13時間かかったので
今日も大渋滞の東名高速に覚悟して入るところです。
食料を積み込み、夜中に東京に着くのかなあと。

こちらでわたしたちを案内、おもてなし
ご馳走してくださったのは、
セコっち(子供らがそう呼ぶ)と、クラ爺(80歳)です。
お二人とも和歌山県新宮市にお住いのジェントルマン。
セコっちは自称『熊野コンシェルジュ』笑、と言われるだけに
熊野古道だけでなく、歴史、宗教に精通したすごい博識。
クラ爺は寡黙で穏やかで、
どう見ても60代にしか見えないのです。
趣味はおもてなしをすること、!
クラ爺の若さの秘訣は女性だそう。笑
ご自分で言われるわけでなく、セコっちにつっこまれ、
否定することなく、穏やかに笑顔を見せるだけのクラ爺なのです。

わたしたちは、このお二人にあちこち連れて行っていただき、
熊野古道の魅力を知り、神秘で美しい紀伊半島が
ますます大好きになったのでした。

また帰ったらたくさんのこの経験と、パワースポットを
書きますね。

大人だけになるので、はーたんの仲良しの
ひなも一緒に連れてきました。来てくれてありがとう♡
この二人、今回初めてご朱印帳を作り、たくさんの
神社を参拝し、すっかりお参りの仕方を学び、
鳥居をくぐれは振り返ってお辞儀をし
帰るときにも無人の家に向かってありがとうございました、
と、一礼するといった、礼儀を少しばかり学んでような。笑











今朝
バルコニーより


2泊宿泊させていただいたのは、
セコっちのご自身所有の山の中にある
とっても素敵な夢のような別荘です。









二人とも帰りたくない、と、ここでも言ってました!

ディープな熊野古道を知ることができ、
人生を楽しんでいらっしゃる大人の男性の格言など
ご紹介します。

感謝です。

つづく




風越山 面白くなさそうな顔して…

2018-05-02 14:57:39 | 日曜登山部/ママと娘の登山日記

うちの子を含むこの5人のお嬢(小5)のいいところは、
いい子ぶらずに素直に喜怒哀楽を表現するところ。笑

楽しいときには、湧き上がってくるような満面の笑み、
つらいとき、つまんないときには、ぶすっとして不満そうな顔。

わたしの前で一切、とりつくろって我慢しながら
努力するふりをするとか、いい子を演じたり
はない。笑

わかりやすい



風越山、かざこしやまって調べると出てくるけど
地元ではふうえつさんと、呼ばれ、小学生も登るみたい。
標高1535m。信州百名山、新・花の百名山、秋にはベニマンサクの紅葉で
にぎわうみたい

この山を誘ってくれたのは
昨日からお世話になっている家のお母さんDさんで。
一緒に登ったの

標高差約900mの単調な登りの中で、
改めて、この子たちにとって、「楽しい登山」ってなんだろうって考えた。
たしかに花とかもまだ咲いてないけど。


時々見える南アルプスの白い山群の展望(日本第二位の高峰北岳とか説明しても…)→あまり興味なし
新緑がキラキラ、森林浴でき、さあ空気をたくさん吸ってね→ときめきなし
山頂直下には白山神社奥社本殿(元部分は室町時代建立)があったりの歴史ある表参道→まったく興味なし
春を見つけてみようよ、の提案に→テンション薄すぎ
馬も通っていたんだよ、駐馬場の説明看板に→「へー」とうつろな顔
アプリのなぞなぞを出してみたら難しすぎて余計に白けた。





遠慮なく子供達は

「つまんない」と言う。ふてぶてしい顔。
どの子もどの子も


左、北岳から南アルプス、聖岳まで見えてる

まあ、実はわたしも、笑、ときめきはなかった。
でもわたしは、いろんな楽しみ方を自分で作れる。
だいたい山は黙々と歩けば有酸素運動的心地よさも味わえる、
しかも絶好の天気。

面白くない登山も人生と同じなの、人生にも時々
自分は何のために生きてるのかわからなくなるときもあるじゃん?
と小難しいことを投げかけてみると、
はあ?そんなこと考えないしっ、と、
反発し、笑
逃げ出したくなったり、山だってやめたくなることあるよね?
と、言えば
はあ???っ、山をやめたいって思ったことないし💢
って、反発するし。笑
へー?そうなんだ!すごいね、と
心から思う。笑

登山は時々精神的な闘いにもぶつかる。
思い通りになることばかりじゃないことを知る。
そういうの、総合的にのりこえていってほしい、
とわたしは考える。

この子らは、そういう域に達してないんじゃな、
と、理解した。ま、そりゃそうだわな。笑

そこで、最近読んでる、8,000メートルの登山の壮絶な世界を
話して聞かせた。パキスタンのナンガパルバツドという山があってね、
と。笑(数日前のわたしのブログもみてね)
ヘルマンブールなど、彼らが詳細に書いてるからわたしも
自分のことのように、空気の薄い雪の壮絶な世界のことを
リアルに話せる。苦笑
動けなくなって這いつくばって進むこととか。
あと、山野井泰史さんのギャチュンカンでの体験を
まるで自分のことのように熱く語ってみた。
吹雪で目が見えなくて、凍りそうな中で手袋はずしてね、
こうやって岩のくぼみを、・・。と。
子供達、このときには、聞き入って、
自分の辛さも忘れて、いろいろ質問しながら歩いてた、
そしてしばらく無言になっていた、
しばらくすると、
ねえ、またさっきの話の続き教えて?
と。かわいいよね。笑


休憩でオレンジをいただく。
生き返るおいしさ!


そして、犬にも出会う。
出会いに救われる。




神社の先は岩場もあるよ、というと
楽しみの希望が!!笑


わたしはこの雰囲気は好きだなあとおもった。

有難い表参道なんだもん。


のぞいているのは

カエルの卵









山頂が近づいてくるのは嬉しい。


こうして、全員標高差900mを登りきり、
ほっ。






出会った犬も登頂してきた♪

おにぎりを食べ、今日も下山の後は
温泉にバーベキューだから、頑張って歩こう、
と励ます。

みんな下りの方が好きなんだって!♪

下りもこの子たちには長かったとおもう。

五年生。みんな少しずつ前と違う。
反発したりむきになったりするけど、
あの話してこの話して、と、たくさん一緒に笑えたし
一人の子は手を繋いできて。
五年生の子とまだ手を繋いで歩けるんだなあて
ほのぼの嬉しかったの。
生意気なくせに、じゃあこの話してっ?と
キラキラ笑ってほんとかわいい。
はーたんともまだ、時々、手を繋いで歩くけど。時々嫌がる。笑
きっと数年したら
もっと、自分で、自分で、て、なっていくんだろうなあとか
思う。
この子たちの幼なかったころと、
今と、これからを、とても思った。なんか
変わっていくの感じたの。


ウクレレのお姉さんにも出会い、一緒に歌った。



日帰り登山、めっちゃ、いいトレーニングだったと思うし
歩き終えてみると、
わたしも久しぶりに日本の山を歩けて大満足。
なかなかいい山だったと思うから不思議!
また明日もこのコースを歩きたいって思う
山病と
充実感。

子供達も、終わってみたら、やったぜって
満足と、またひとつ、自信になってるはずなの。
こういうことを、繰り返していくことは、自分の財産になるはずなの。

わたしは信じている。

こんな、子供達に付き合ってくださった
農園のDさん、本当にありがとうございました!!!


そして、この先、一緒に歩いていただくことを予定している
大人のみなさま、こんな子供達ですが
どうぞよろしくお願いいたします。


夜はビニールハウスでバーベキュー。
子供達にも高級お肉や、一本一本丁寧にお父さん自ら
さしてくださった贅沢な焼き鳥をいただいた。

そのお父さんは、
出会いは財産だから、来てくださった方には
大人子供関係なく
目一杯のおもてなしをしたいんです
と言ってくださるの。



わたしもたくさん、心豊かな人々から学ばせていただきます。


そして、この夜はお父さんに、
30年ものだとかいう、ウイスキーなどを、何種か飲ませていただいた。
カエルの鳴き声を聞きながら。






初の田んぼ、リンゴの摘花、五平餅

2018-05-01 09:57:03 | 日曜登山部/ママと娘の登山日記

長野県中央アルプスの麓の果樹園を営む
わたしのお客さんのお宅を訪ね、2泊させていただいた。
東京育ちのお嬢5人を連れて!
たくさんの経験と、おもてなしをしていただいた。

車中泊から、朝に到着、子供達は田んぼを超楽しみにしていたの。

もみまきという、稲作りの最初の作業。もみをまいて、
芽を出すための苗床作り。

もう、裸足でドロドロの中に入るときの
子供達のはしゃぎようといったら!笑
きゃー、冷たい、歩けないっー




もみと、肥料を混ぜる





それを田んぼに運ぶ







子供達はテキパキと動いていた!

はじめ、わたしは入らずに指導ばかりしてて、子供達が
ちょっとお!!働きなさいよっと、わたしを叱る。笑
そこで、わたしは長靴を借りて、モンチュラで田んぼに入った。

けっこう、素手で泥を掻き上げて土手を作ったりこのあとは
この上下ともドロドロになった!笑
でも本当に楽しかった!
そして、長靴は歩きにくくてヨロヨロしていたので、
子供達が、ちょっとどいて!邪魔よっ、とか言ってまた叱るの。笑






これで、来週には稲の芽が出るんですって!

かわいいだろうなあ。そして、こんなに手間をかけて作られるお米のありがたさを
わたしも感じた。

このあとは、釜で火を炊きながらたけのこを
煮たんだけど。子供達は薪に火をつけることはできなかった。
火なんか使ったこともなかった。








お昼にはおいしいたけのこご飯をいただき、
夜にはたくさんの山菜の天ぷらなどをいただいた。

手をかけて五平餅も手作りした。

すりつぶしたり

丸めたり

串に刺したり

全て楽しい経験






わたしにとっても、どれもがなんだか
絵のようなファンタジーのような、ワクワクするものだった。

また、リンゴの花の摘花を手伝わせてもらった。
リンゴの花の下の子供達は
とってもかわいかったし、子供達は繰り返しリンゴ畑に行きたがった。








こんなに、手をかけて、わたしたちは、野菜や果物をいただく。

広い敷地の中に、チャボがいたり、鯉がいたり、
子供達はかくれんぼをしたり、
古い蔵があったり。

夜になると、カエルが鳴いて、とても気持ちよく
遠い小学校のときの、自分のおばあちゃんの家を思い出したりして懐かしい感じがした。

月とわたし


この夜はおいしい日本酒をのみながら
このお家の息子さんといろんな話をした。
彼の小さい頃の話、新鮮なおいしいものを食べて育ったこと。
贅沢って、こういうものだって、しみじみおもった。

次の日につづく