おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

望むこと・・

2018-02-14 16:56:02 | Weblog




かつて 

生まれた場所には

懐かしさと 煩わしさと

涙と 笑顔と

喜びと 悲しみと

すべて 相反する 諸々が

混在して

わたしを操り人形のように

動かしていた





すこし 成長したわたしは

相反する どちらかをえらび

わたしの生きる空間を

わたし色に 染める手練れ(てだれ)をおぼえ

それを認めて 同調を惜しまない

いわば 糟糠(そうこう)の志を

希求する旅にでた





旅の途中には

相反する想いに彩られ

中庸を許されず悩み惑う

烏合(うごう)の群れ





失意と 希望を 

身に纏い その旅も やがて

終わりを迎えることになろうとも

わたし色の想いを 

無理なく 受け止めてくれる

糟糠の志に寄り添いたいと

想いつづける


オリーブ
花言葉 平和、智恵
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

・・・ 再出発

2018-02-13 20:48:26 | Weblog






氷雨が 空を 覆って
冬を 主張している。




足元には すでに 春の使いが
しのんで やってきている。




交錯する 空気の中で
心重たく 過去を 手繰るのは
止したほうがよい。




氷雨と 涙と 手のひらに受けて
途方にくれる 哀れな姿は
あなたには 似合わない。




まもなく 雲の切れ目から
青い空が 見えるはず。




こんな日は 部屋にいて
暖めたミルクを
ゆっくり飲みほし




懐かしい人の 言葉を
思い出して・・・
 



すこしほほえんで
時間を やり過ごす・・・




そんな ささやかなことから
あなたは 立ち上がる心を
取り戻すことが できる。



きっと。


デンドロビューム
花言葉 わがままな美人
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

密かなおもい・・

2018-02-12 20:45:08 | Weblog






誰にも 明かさない

心の片隅の 秘めたる想い

水仙咲き乱れる里を駆け抜け

むせかえるような花の香に

惑いながら

しっかりと 抱きしめる






季節は冬 雪 いまだ舞い狂う

春の来ることを 知りつつも

ゆるむ想いを 閉じ込めようと

追い詰めようと 

街の舗道にも さみしい路地の裏道にも

心の扉を 壊そうと

すべてを 見せろと 迫りくる





何も知らないことにして 

春風の笑顔を ふりまいて

遠いはるかな 春旅行へ ドライブに

汽車の旅に フェリー旅行に

想いは乱れて 春を待つ 





春よ 早く 来い

愛よ 早く 実れ

時は 急ぎ足で 過ぎゆき

天空を 旅するエトランゼの身には

残された ゾーンさえ

消えていくだろうから

枇杷
花言葉 密かな告白
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

意味のない出会い

2018-02-11 17:40:26 | Weblog





懐かしさの 想いの片隅に

疎ましさが 見え隠れすれば

その葛藤に 抗(あらが)えず

すべてを 投げ出して

避難しようとする 心がある





しばらく振りの出会いが

望まなかったものであれば

なにか 理由を見つけ出して

そわそわと 落ち着かない様子で





じゃあ また! を

切り出す隙間を見つけることに

心を砕くさまは まことに

哀しく 





二度と会いたくないと

高らかに告げたくなる

悔しさまじりの

投げやりな気持ちを

どこへ 捨てるべきかと

悩んだりすることさえ 

さらに くやしい





偶然の 出会いに

ふと、懐かしさを

おぼえてしまう弱さが

許せない


シクラメン
花言葉 気後れ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

用心深さ

2018-02-10 17:34:11 | Weblog





話そうとして

飲み込んだ言葉

その中に 真実が隠れているのなら

そっと 覗いて確かめたいと

思ってしまう




行きがかりで

言ってはいけないことを

口走ってしまったら

目が泳ぎ 口ごもり

後悔の船に乗り 遠い海に

思いの壷を 捨てに行く




どうか 後悔を知らせないで

焦りの色を 隠したままに

何気ない顔で

愛の歌の 一節を 口ずさんでほしい




あなたとのあいだには

先の日の約束すらなく




近い未来絵図を 

それぞれの想いの中で 

描いたかもしれないけれど




何の縛りにもならないものと

理解できる大人だから




明日また 心の丈を

洩らしたくなったら

ヒイラギのコサージュを

胸にとめて つぶやき

その痛みを かみしめるだろう




危うい 未来のために

できることは それだけ。


ヒイラギ
花言葉 先見の明、用心深さ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

特別のはじまり・・

2018-02-09 18:48:11 | Weblog





想いの中に いつも

姿をあらわす

好ましい風情の漂う人




その人にとって

特別な存在だと 信じられたのは

何故だろう




わたしは そのとき

天使の羽根を背負っていたのか



もしか 天女の衣を 

まとっていたのだろうか




やりとりの 言葉のつづりに

心あそばせて 心地よく

いつしか 特別の場所を

心の中に




疑いすらしなかったのだから

この想いが 

行き着くところは

尋ねてはいけない




期待を膨らますことも

このあとの プログラムに

組み込むことも

戸惑いながら


オドントグロッサム
花言葉 特別な存在
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旧知であれば・・

2018-02-08 19:34:01 | Weblog




違うのです

過去の記憶のままに

たどり着いた景色は

取り付く島のない

拒絶感が 

其処 ここに漂い





懐かしさよりは

期待はずれの 喪失感が

世の中 甘くないよとばかりに

襲ってきます




あなたの心の景色模様は

いつの間にか

環境に順応したのか

以前の 気配すら残していない




たとえ 口先だけで

懐かしむ言葉を漏らしたとしても

何ほどの 後悔すらも

伝わってこない




変わっていく 人と人の

心模様を

変わりなくあれと 求めるのは

変わっていく 自分を

制御し切れない 哀しさゆえの

わがままでした。




旧知であることは

何の縛りにも ならないことを

知るべきでした。


モクレイシ
花言葉 不詳
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ありのままで・・

2018-02-07 17:31:37 | Weblog





戸惑いが始まると

もとの想いは どこから派生したのかさえ

見失ってしまう




足がすくんで 

たった一歩が

踏み出せないことがある




時として 

後ずさりさえしてしまう




気おくれと 人見知りと

気弱さの 内なる存在を

充分承知した上で 生きてきたから

敬遠されることもなく

むしろ 強い個性として

認識されてきたかもしれない




そのギャップが 

わたしの内で 大きなストレスとして

芽を出し 育ち

疾病の一つとして 

吐き出すことを 許して

ながい 闘病の日が続いている




人からは 病との共存を

疑われたことさえないし

元気を自認する人よりは

長生きするとさえ思えるのだけれど




不都合な負荷のそれでもなお

受け入れようと 手を差し伸べてくれる

あなたに・・ 

遠い あなたに

感謝をこめて

日々 心の詩を


シンピジウム
花言葉 飾らない心
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

誠実ということ

2018-02-06 17:28:16 | Weblog






愛をこめて 綴った言葉の織物が

時間と共に 色褪せて

心の居間にも 

飾れないと気づいた日




心の中には すきま風が

音も立てずに 忍び込み

ときめいたはずの

あの想いも

セピア色に変わり果てる




変わらぬ姿で

佇む 木々の隘路を抜けて

時間を見つけては

あの日のままの 姿を追い求める

影法師たちの

哀しさが 心にきこえる




愛した思い出は

あたらしい 予感のまえに

息を凝らして

わずかに 小さな瞬きをする




わたしたちは 生きているという

大上段に振りかぶった

プラカードを 哀しい目をして

指さし

それが 何ほどの重さなのか

尋ねる 




生きているということは

すべてを 許されるということなのか

すべてに 裁かれるということなのか




何もわからない と

小さく答える わたしは

虫よりも小さい 存在なのだから

許して 解放してと・・・



哀しい。

哀れむ。

いとおしむ。



・・明日も生きるために。


ノースポール(ミニ・マーガレット)
花言葉 誠実
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

惑いながら・・

2018-02-05 19:14:09 | Weblog






記憶や 思い出の品などは

こっそりどこかに 隠し持っていて

人には 話さない





心が 弱くなった時

ふと 取り出して眺めてみたり

何か 突然のきっかけで

蘇ってきたり

どちらかというと 

やっかいな存在であることが多い




捨てられない人であるのが

災いして

過去の遺物に 

ふさがれる想いの旅路もある




素直であったと 信じられる若いころの

一途な気持ちを 想いおこして

素直でありたいと思うとき




報われなかった 一途な気持ち故




臆病と ためらいと 尻込みと 

逃げ道を用意する 

狡猾とも言える心の行程を

疎ましく思い始め

許せない もう一人の心が

責め始める



二つの心は バランスよく

互いに 牽制を繰り返し

わたしという一人の 弱気な存在を

ある程度の強さと 逞しさに変えて

この世界に 漂うことを許されていると思う




孤高の人なる 

憧れの存在にはなれない。




人間味のある 惑いの多い生き方を

肯定して 心慰めて 明日を迎える

うらむらさき
花言葉 真面目さ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まもる・・

2018-02-04 17:12:19 | Weblog





かつての 小さな 決意が

間違っていなかったか

その判断は

ながい年月の後に 知らされる




まるで 神の啓示のように




繰り返す 愚かで 

ささやかな 暮らしの中の 

人間味のある時間の流れを

いとおしいと思いながら




人まねではなく 

貫く 生き方を 

自画自賛しつつも

ふと 投げる 視線の彼方に

懐かしむ想いが

ひっそりと 佇む影を

見つけてしまうこともある




けれど それは

決して 後悔と呼ぶに値しない




認めたくないと

目をそらす 想いの数々の中で

ごく僅かの 選択が

今を 形づくっていると




まるで 哲学者のように

回顧して 

自己を裁こうとするのは

やめよう と 思う


オリズルラン
花言葉 守り抜く愛
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

漂う想い

2018-02-03 15:34:07 | Weblog





哀しい想いは

何処かしこに 漂っているものだと

いつのころからか 思っていたけれど





夢見るような 

緩やかな時間の流れの中に

突然 わきおこってくることもあると知った




それは 誰それの訃報などというような

逃れられない 事象ではなく

心の持ちようで

知らなくても済むこと




人より 少し感じやすい心を持つことで

陥り(おちいり)やすい 

いわば 疑心暗鬼に通じる想いと

呼ぶべきなのだろう




哀しみなどとは 決別して

幸せであり続けたいと 

願う気持ちを 持つことは

素直な ありのままの心で

すべてに 対峙(たいじ)する

決意のような

覚悟のような

たいそうな 思い入れが 必要なのだろうか





今のまま 

そのままで 受け入れてくれる

そんな 大きな優しさは 何処に・・





夢の中の 探し物だと 

誰かが 高笑いする




高笑いこそが 哀しい・・ 

デンマーク・カクタス
花言葉 美しい眺め、波乱万丈
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

過ぎていく・・

2018-02-02 16:40:25 | Weblog




思い出を辿っていくと

思い出したくないことまでも

むしろ 大げさに 蘇ることがある




遠い過去は ともかく・・

昨日のことのように

過ぎてしまった あの時間




繰り返し 反芻したい

想いが宿る場面は

愛されていると 

信じられた瞬間のこと




それが どんなに

歪曲した 自分よがりの

記憶でしかなくても

懐かしさをもって




まるで 古式の幻燈のように

ゆっくりと

想いおこしてしまう




ひとは 自分勝手な

生き物でしかないと

思い知らせるように





受け止めたくない想いは

反芻することすら拒み

覚えておきたいことだけ

無意識に 選別作業を・・





過ぎていく時間が

愚か者と

嘲笑うのがみえる



プリムラ・シネンシス
花言葉 永遠の愛
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

氷雨がふれば

2018-02-01 15:12:16 | Weblog




氷雨が降って

下草を凍らせ

氷雨が 雪に変わるころ




心に降った雨は

たくさんの思いの中に

染み入り




昨日の涙を洗い流す役割を・・



あるいは 



忘れかけた古傷の痛みを

よびおこしては 

傷ついた想いのかけらを

いたぶり



忘れたはずの 

忌まわしい記憶の殻を

端っこの方から

壊そうとする



同じことで

二度と悩まないと決めても

それは 

むなしいことなのかもしれない



堂々巡りの 想いの記憶を

気づかぬほど 遠い海の向こうへ

捨てに行く 勇気もなくしたのは

氷雨が 冷たすぎるから・・




ほっこりと あたたかい

優しい人の胸に

哀しみのすべてを 

委ねるならば




春には 雪ノ下から芽吹く

福寿草のごとくに

晴れやかな 笑顔で

再生できる 気がするのだが




それすら 疑っている

氷雨を受ける傘の下の

哀しい顔


クロッカス(紫)
花言葉 愛の後悔
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする