
芥川賞は信用してないが、川端康成賞は信用している。
やっとハロゲンヒーターをひっぱりだしてきた。
そろそろ、歯石をとりに行かなくちゃ。
人と言う樹木が世界に分布している。
自然界の樹木と同じように、密集したり点在したり並んだりバラバラだったりしている。
それぞれは独立していたり依存していたりする。
樹木はお互いに真っすぐ空に向かって伸びている。
それぞれは常に平行で、独立した存在だ。
それぞれの枝がふれる。
それぞれの物語が始まる。
絡まりすぎると枝が折れてしまう。
また、一方の木がもう一方の木に傾いてくると、ささえきれなくなり倒れてしまう。
近すぎると、根が絡まり、日当たりもわるく、やせ衰えていく。
離れていると、すべてが自分ひとりのものだが、風が強い。
距離が大事。
そんなことを読みながら感じていた。
「イッツ・オンリー・トーク」
「海の仙人」
「袋小路の男」
著 絲山秋子 (いとやま あきこ)
三冊とも面白かった。川端康成賞を受賞していた。
肌が合う。
くどくなく、行間を読むことを要求してくる。
読み手の想像力が隙間をうめていく。
じんわり、ゆっくり、響いてきた。
短編ばっかりなのですごく読みやすい。
なかなか本を読む時間が無い人もチャレンジしてみる価値はあるよ。
「海の仙人」のすっとぼけ具合は最高!
「イッツ・オンリー・トーク」の痴漢と言う名前の無い男がいい。現実感がある。ともだちになりたいね。
「袋小路の男」の表題作ではなく、「アーリオ オーリオ」大好き!この透明感はいいなぁ

サーヤの内定にあせったあなた、オススメですよ!
やっとハロゲンヒーターをひっぱりだしてきた。
そろそろ、歯石をとりに行かなくちゃ。
人と言う樹木が世界に分布している。
自然界の樹木と同じように、密集したり点在したり並んだりバラバラだったりしている。
それぞれは独立していたり依存していたりする。
樹木はお互いに真っすぐ空に向かって伸びている。
それぞれは常に平行で、独立した存在だ。
それぞれの枝がふれる。
それぞれの物語が始まる。
絡まりすぎると枝が折れてしまう。
また、一方の木がもう一方の木に傾いてくると、ささえきれなくなり倒れてしまう。
近すぎると、根が絡まり、日当たりもわるく、やせ衰えていく。
離れていると、すべてが自分ひとりのものだが、風が強い。
距離が大事。
そんなことを読みながら感じていた。
「イッツ・オンリー・トーク」
「海の仙人」
「袋小路の男」
著 絲山秋子 (いとやま あきこ)
三冊とも面白かった。川端康成賞を受賞していた。

肌が合う。
くどくなく、行間を読むことを要求してくる。
読み手の想像力が隙間をうめていく。
じんわり、ゆっくり、響いてきた。
短編ばっかりなのですごく読みやすい。
なかなか本を読む時間が無い人もチャレンジしてみる価値はあるよ。




サーヤの内定にあせったあなた、オススメですよ!

そしてハマッっているドラマが新・京都迷宮~
橋爪功のゆるさとキレ具合がステキ
私は『袋小路の男』の最後のへんで大泣きしちゃったんですよね…。あまりにも当時の自分と被る部分が多くて。
この人の小説に出てくる女の人って、負け犬というより野良の雌犬って感じかな?勝ち負けの判定云々言ってるところから遠く離れてやさぐれてる感じ。好きだな。
過労死せんように気~つけてね。
ドラマの志向が偏ってるねぇ、ええよ~。
毒林檎さん、実感こもってますねぇ。
ほんとそんな感じ、やさぐれてるなぁ~。
「袋小路の男」を今日読んで、さっそくブログ書き込んで、他に読んだヒトいないかなぁ~と探してみたら、ここに行き着きました。
私もこの作品、主人公に悲壮感がない感じ、ちょっと野太い感じ、がスキです。(ほんとだ。野良犬みたい。)
それでいて、文体が淡くほわほわしてるし、ほんとにじんわりゆっくり響いてきますよね。
「イッツ・オンリー・トーク」は、代表作のようなのにまだ読んでないです。なんだかよさそうですね。
ほんとに、”痴漢”ってキャラになりうるんですね。
小説史上、こんなにイキイキ前向きに描かれた”痴漢”はないですよ!
朝起きたら、もう痴漢はいなくって、置いていった名刺の裏に「おはよう!」やら一言書いてあって、主人公が名刺の表をぼんやりと眺める感じ、すきでした。