こんにちは
振り袖は順調に進行中ですよ
今 糸目は主に妻の担当なので
私はその間に進めておいた附け下げを手掛けています。
図案は紐に鈴
紐は長くて結ぶとか繋ぐとか
鈴は「よくなる」で とっても嬉しい模様です
全体としては柄を小さく少なくし、すっきりした印象の附け下げです
それにしても
うーん、細かい…
何年か前、細かい図案を描いているときに
いちいち鉛筆を削るのが煩わしくなったもンですから
思い切って製図用の0.3ミリのシャープペンシルを買ってみたんですけど
これが大層具合が良いモンで、いくらでも細かく描けちゃうんですね
調子に乗ってちょこちょこ描くもんだから糸目を引くのも大変でした
模様もこまごま描いたので色数も多いです
生地も地紋が入ってて泣きやすいですね
意外と大変な友禅です
細かいよー
筆の毛先をきちんと揃えないとえらいことになります
以前は100%刷毛で友禅してたんですが、最近は半々ですね
どちらにも一長一短があるので品物で使い分けています
妻がすごく大きく大胆な模様の仕事している横で、ちまちまと微細な友禅をする私
豪胆なばかりが男じゃない、繊細な心も何時だって忘れてはいけないのだ
出来た!
友禅が終わったら蒸して色をとめて
糊伏せですよ
ちまり
ちまちま…
ちまちまちまちま…
この附け下げは着ると とてもすっきりして綺麗なんですよ
仕上がりが楽しみです
これが終わったらいくつか別に注文の小下図を描き上げます
制作って楽しいな~♪
工房らくぜんは岩手県一関市の呉服店
京呉服すがわらの工房です
どんな注文にも誠心誠意応じます
だからみんなどんどん注文すれば良いと思うよ
工房らくぜん では美しい仕上がりのために
一点一点、丁寧に手仕事をしていますよー。