すがわらの工房日記

東北は岩手県一関市の呉服屋。こつこつと友禅染めをしています。

西陣袋帯織り上がりましたよー

2010-10-20 22:53:49 | 手機

こんにちは

振り袖は順調に進んでいますよ

  

とこで本日はお久方

会長が織っていた帯

「茶屋辻紋」の袋帯がようやく織り上がりましたよー!

私用で多忙な会長は毎日は機に座れません

今回のは特に注文でもないので、のんびり織ったようです

とは言え、間を置くと経糸の張りや何やらが狂うので調整も面倒で

それなりに大変だったようです。

何はともあれ、

織り上がった帯を織機から巻き取りますよー

まず織り終わりのトコ、スジが見えますか?

Pa200018

アップで見るとほら

Pa200019

緯糸の間がちょっと開いてるんです

ここにムカデを通します

  

ムカデというのはこんなの

Pa200034_2

足がいっぱいあるからムカデなんでしょうね多分

左の針金もセットですよ

これをですね

こんな風に、

Pa200020

下から入れて、

Pa200022

針金を通すと、ほら、止まります。

良く出来てんなー

  

そしたらほら、

もう鋏を入れても大丈夫。

Pa200023

じょきり、

Pa200024

じょきじょきじょき

  

じょきーん!、ほら切れた

切れちゃった

Pa200025

  

あとは巻き取ります

Pa200027

出来はどうかな

Pa200028

おお、良さそうですな

良し、善し、

全部巻き取るとほらムカデさんたちがいた

Pa200030

ここにさっきのムカデを繋げます。

これで経糸が繋がって、次のをまた織るわけですよ

いやー、ホント良く出来てるなー!

  

さて

肝心の帯ですが、この通り

Pa200031_2

うん、

Pa200032

あら、きれい

  

いいじゃない!

Pa200033

イカスじゃない!!

  

これはこれから裏をつけて仕立てます。仕上がりが楽しみですね

  

  

こちら京呉服すがわらは岩手県一関市の呉服店

工房名は

「工房らくぜん」ですよ

工房では色々なものを作っています

だからみんな何でも注文すればイイと思うよ。

僕はそう思うな

  

  

   

コメント
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