生前の父が町内１位の朝顔を作ってやる！と言って我が家の庭に大きな朝顔の支柱を作り肥料をあげて育てていました。町内で朝顔コンテストなどしてるはずもなく、私が希望した訳じゃない。
枯らさないように日ごろから水やりをして大きく育てていた遠い夏。
確かに町内１位の朝顔は出来たが片づけも大変で、翌年に使えるように支柱は保管し枯れたツルは取り除かねばならない。恩恵を受けた後が大変なのだ。
その朝顔、父は亡くなりましたがまだ夏になると花が咲きます。町内１位どころか、町内最下位か？と思うほどちっぽけで貧弱な朝顔ですが、これでも肥料をあげているのです。１００円均一の支柱しか添えられませんが。
毎年朝顔が咲くと父を思いだしてしまう。ならばもうちょっと立派に育てればいいのにそんな面倒するわけない。
