黒仁庵 ポケットにバイクを忍ばせて。

五感で感じる情報を、どうしたら活字に出来るか、考えてみよう。
それが出来ると、五感が研ぎ澄まされるって不思議がわかる。

テテごとハハごと ゴトゴトと、一刻橋で待つが良い。

2019年05月10日 | 旅行


陸が行く。

ゴールデンウィーク中。2人乗りで横浜から雨の中、野宿で数日かけて楠葉さんと陸くんはやって来た。

一晩うちに泊まって、次の日 我がグループのミーティングに参加。
ミニラと言うより小さなゴジラは、五月晴れの福岡筑前町夜須高原で、怪獣旋風を巻き起こし、熱い仲間となりました。

医学的に陸くんを発達障害と呼ぶならば、私を含め我々男どもは皆「大きくなり過ぎた発達障害者」に他ならぬ。
この後も阿蘇を廻ったそうです。


陸よ。
その名のとおり、大きくユックリ育ってください。


仲間の1人がいいました
「なんか……子連れ狼みたいやね」


追記。


……うちのモモね。うちのモモいつも頭の中は菜の花が咲き放題ですが、子供が苦手なのよ。
苦手っていうか、散歩とか近所の祭りとかに行くと子供が寄ってくるでしょ。そういう時、「可愛い♬」とか言ってモモ撫でたりするじゃん。それがさ、ジッと耐えてるの。
子供の予測不可能な行動……大人なら犬を触る時、「あ、ここ犬嫌がるよね」ってとこ触んないでしょ。大人は知らず知らず犬の「扱い方」を覚えてる。
「予定調和」が、犬と大人の人間には出来ている。
子供ってその条件から離れた扱いを犬にする。
モモは穏やかで優しいヤツだから(歳だし)、子供を嫌がったりしないよ。しないけど、顔つきとか目線とか、「あ、コイツ我慢してるねぇ……」って見て取れる。
それが陸さ♬陸なのよ。
陸にはモモ、ぜ〜んぜんストレスを感じてなかった(^-^)
まるで昔からの友達みたいに陸と接していた♬
あんなモモ見たの初めてでした♬
12年モモと過ごして、子供とあんなに本音で遊んでるモモ見たの初めてで、嫁と感動してたし、あなた方が帰った今でも、モモは部屋のどこかで陸を探しています(^^)

また生きてるうちに陸とモモ……遊べたら、イイね(^-^)
お疲れ様でした(^-^)/



角島の角島大橋綺麗だね

2018年10月13日 | 旅行

山口県は下関、角島に行って来ました。

ここは出来て10年くらいか、ここ数年 いわゆる「インスタ映え」するとかでバイク、車、わんさか訪れ、ゴミの問題とか、騒音、渋滞、車道の真ん中で写真を撮るなど、午後の普通のニュースに載るほど、結構な社会問題になっている。

「そんなとこワザワザ行かないね。地元の人に白い目で見られながら、景観なんざ楽しめねぇヤン!!」と………

去年、成り行き上ここをバイクツーリングの待ち合わせ場所にされてしまい、渋々1人で行った。

驚きましたね
「ここは日本か!」
度肝を抜く美しさ☆
エメラルドグリーンの海。
青い空。

「パーラダーイス!!\(^o^)/」

「こりゃ人来るわ」
下関市としては、特にリゾート地にしたい。と橋をかけたわけじゃないのに、橋架けて改めて海を見てみると、天国のような美しいオーシャンビューだったって気付いた。

……にしても、確かにマナーが悪い。
マナーが悪いとは、「写真撮れるとこ」に人が群がり過ぎる。数メートルのシャッタースポットに何十人が毎分更新される。半日そういう状態ならば、この橋の左右の町の人は一向に隣町に行けない。
「駐車禁止」の標識お構い無しに車を停める。
人がそんだケ来りゃあゴミも散らかる。
集客を当て込んだリゾート企業がリッチなホテルまで作ってしまった。
「地元に金が落ちる」にしてはパラダイスビューには「狭過ぎる」のだ。

もう行かない。
行くならシーズンオフの平日にちょっとの時間行く。と決めてた。
1年経ち、そうした次第です。が……
みんなが集まるとこには、チラッと通過するくらいで、他の良いとこ探しましょう。
注目を浴びる前は閑散とした海辺の田舎町(失礼)だったのだから、その風情を楽しみましょう♬




橋に夢中の人たちがあまり(いやほとんど)行かないとこを巡りました。



秋の海辺は美しい。小さな海岸沿いの町はどれも慕情に溢れてる。



皆さんも角島行くときは、ちょっと別の視点で楽しまれたらいかがでしょう(^◇^)


阿々……いつかは蘇れ。

2017年07月19日 | 旅行


阿蘇は久しぶりだって考えたら1年ぶりだった。
熊本インター料金所で「57号線で阿蘇まで行けますか?」って聞いたら「阿蘇大橋は不通です。迂回路の標識がわかりやすく上がってますよ」と……
いやわかってたんだ。けどそんな思いは日々の生活の中で薄まり、ついつい「あれ、通れたっけ?」って思ってしまってる自分が情けなくなった。

イージーライドオンというバイクミーティングに行ったのです。

空は藍より青く。
体はあきれるくらい汗ダクダク。

ダチョウだ。

暑いっすか?

アフリカより暑いっす。

アルパカだ. 暑いっすか?

ペルーと湿度ってもんの根本が違う。

オリャよう。アルプスが出どころなんでぃ。耐えられないっつーの!

草うメェー

暑くないの?

暑いに決まってるでしょ。

さいなら〜

なんだこの空は

陽がかげる。

朝倉の義援金も兼ねた復興チャリティーオークションが始まる。
有志から寄付されたバイク用品を売るのだ。

誰か歌い出した。

そうだ去年もこの人は歌ってた。阿蘇市長だ。とてもフランクな方で、みんなと歓談する。
阿蘇はバイク乗りの聖地だ。ってバイク乗りの間では何十年も前から言われてた。
日本中からバイクが集まる世界一の大カルデラ山、阿蘇。
今年も阿蘇市長は「ライダーの皆さん、いっぱいいっぱい阿蘇に来てください」と2曲も歌をうたいました。

山肌は今も削れている。


「もっと阿蘇に来なきゃ」
ニュースには流れない阿蘇は今もここにある。

僕はガソリンを二回入れて、タバコを1箱買って帰った。

ああ新潟の住吉神社とは何か

2017年06月09日 | 旅行


去年念願の新潟に行った。
大学時代の親友んちに2日厄介になった。
ああ信濃川。やっと会えたよ信濃川。新潟は古くからの国際港で、超巨大な港街。ただし日本一の河口ってことは大陸棚が広い、つまり遠浅の海ってことで大型船が中々進入できない。海底を掘り起こす浚渫(しゅんせつ)工事の歴史だったという。
ここにも「住吉神社」はあって、日和住吉さんと呼ばれ船が座礁しないように、海に向け航路を指揮した指令管制塔の役目をしていた。小高い丘のてっぺんに可愛くチョコンとありました。新潟よかとこゴッツォラレ。海の神住吉さん。


日和住吉神社。
ここで私はグローブの片方を落とした。理由はオッペケペーだからだ。200メートルくらい走って気づいた。 引き返すとオッさんが落ちたグローブを見ている。
はーい!それボクのですぅ、、、50メートルくらい離れている。 オッさん拾いました。ええ、なぜか拾ったんです。 と、右折車がスッと私の前に、、、邪魔っす。どいてください。裏道だからトロトロ走ってます……え〜い!どかんかーい‼️どきました。あ、オッさんグローブ持ったまま部屋の中に……チョと待てチョと待て、オッさん!!
間に合いました。
「それボクのです。落としちゃって」
「はぁ、、」
「ツーリング中なんですが、そこの神社寄って、何だか落としちゃったんです」
「あーこれ、、、じゃ気をつけて」
「どひゃーん」
「よい旅を」
「どひゃひゃ〜ん」
オッさんあんた、オッさん、、、片方だけのグローブ持って帰って、どーすんだ?一体どーしたいんだ!!
「あ、ありがとう、、、」 なんだ?感謝していいのか?
不思議の国の新潟、ひより住吉神社。
さらに泊めてもらってた親友の奥さんの実家はここの神主さんだったのは、あとで知ったのだった。
この話を夜そいつんちで話してたら
「そこ…私の実家ですぅ」
あぁ思い出の新潟。

世界平和を歌うバイクの集い

2017年05月31日 | 旅行

「長崎ピースラリー」っていうハーレーダビットソンのキャンプミーティングに行ってきました。


ハーレー乗りは独特のコミュニティーを持っていて、毎月全国どこかで「ミーティング」と称しお祭をやっている。
総じて、一見強面だが心優しき大人のバイカーが多い(ハーレーはやはり高価なのだ)
足繁く全国を回るライダーもいる。
彼らは「ヘルメットペイント」や「シルバーアクセサリー」「Tシャツや革ジャン」などを各イベントで売って生計を立ててる者もいて、フーテンの寅さんよろしく全国行脚。でかいトレーラーや自動車の伴走付きでもはや「プロ」と言っても差し支えない。

200台のでっかいバイクが集まった。
皆「やあ去年の広島以来ですなー」とか「長野出会ったっきりでしたねぇ」とか「夏の北海道は行く予定ですか?」など大部分は旅好き、キャンプ好きのオッちゃんたちだ。(この祭のためみんな日々の仕事頑張ってんだ)

女性ライダーもイッパイいてとてもアットホーム。 反社会的な暴れ者なぞ全くいません。




主催する人は、このフットワークの軽いバイク乗りが集まる事で、何かのムーブメントが出来ないかって考える人もいたりする。

今回の「長崎ピースラリー」の主催者は冗談やシャレじゃなく「世界平和」というメインテーマを掲げている。
10年以上やり続けたこのミーティングで長崎原爆の写真ブース(簡易テントだが)や、被爆体験者の古老による体験談の公演。核拡散防止運動団体への寄付金集め。
「いつも自由を歌ってる我々バイク乗りなら、たまにはその自由ってやつを、平和のために使ってみないか?」と呼びかける。




バイクであろうとなんであろうと人のレクレーションなんてのは、それぞれの楽しみ方で人は過ごしていい。
ボランティアや寄付金集めなんかも、各々の価値観の中で粛々と行ってもいいし、なんならやらなくてもいい。
ただ楽しみの少し先に、「これも、1つの形だ」って、みんなで「命」や「平和」ってもんを考える時間があっても、いいんじゃないか……そう思った2日間でした。

みんないい顔してる♬



僕に愛犬もいい顔してる♬


長崎県諫早(いさはや)市、結の浜キャンプ場。

あなたも全国どこかでやってるハーレーミーティング。顔出してみてはいかがですか?(^-^)
ハーレーになんか乗ってなくていい(僕はハーレー乗りじゃないし)車参加組もたーくさんいる。
みんなで素敵な夕日眺めて過ごす日があっていいんだってね♬

奇蹟の長崎

2017年05月29日 | 旅行



長崎と言えば中華街

長崎の中華街は小さい。
横浜、神戸に比べ小さい。
世界中の中華街の中で1番小さいんじゃないか?

世界三大中華街は、ロンドン、ロサンゼルス、横浜、と言われる。
僕はロサンゼルスと横浜の中華街に行ったことあるので「世界中の……」と言って比較してもいいと思う(ダメっすか(^^;;)

この「中華街」と言う定義は何か。

中華街風の中国アジア街はたくさんあるが、「華僑組合」が自主管理運営してる計画エリアを「中華街(Chinatown)」と呼ぶようだ。


原色繚乱の派手な街。

異国情緒なんて郷愁や憧憬とは程遠い、むせ返るような圧力。
「生命力」や「バイタリティ」に包まれるこの街が僕は大好きです♬

「通」と言われる人たちがいて、その中華街通がよく言うのは
「長崎の中華街は確かに小さいが、横浜 神戸より、食いもんが絶対美味い」ってことで、「そりゃピンキリ…って言うか、美味いとこは美味いし、不味いとこは不味いっしょ」と言いたいところだが、「九州」ってとこは、海流の関係で「魚介類」の美味さが半端じゃない。(博多が典型的)
良い素材度が高けりゃ中国人料理人の腕が同等なら、「長崎中華街が1番美味いもの出すよね」
っていうのもうなずける。

僕は和食の料理人なので、中華料理にはちょっと抵抗がある。料理方やメニューに問題があるわけじゃない。
「化学調味料」を使いすぎ、なのだ。
入店時「おたくのお店は化学調味料入れてますか?」と聞くわけにもいかず。頑張って行くたびにゲンナリする。
だから中華街大好きと言っても、僕はあまり中華街では飯を食べない。
ぐるナビ的なネットの情報も、過去何度も失敗してるので信用してない。
運にまかせ自分で探すしかないが、今回友人がここは「本当に美味しい」と言うので、行ってみた。

ビックリ!
感動。
「う、うまい!」
叫んでしまった。
野菜がシッカリ炒められて旨味が料理全体に広がっている。
ダラダラ弱火でクタクタに火を通してはいけない。旨味が酸化により分解されるし、栄養価も下がる。

圧倒的な火力で「一気に」野菜と魚介、豚肉を炒める……これは「炒めつける」と言った方が良いってくらい強火で短時間炒めるのだ。こがさずクタクタにならずしんなりさせる。腕がいるのです。
「ここの料理人はプロだ」と一緒に食ってる友人に言うと
「プロ?当たり前でしょう」と返す。
「プロにも色々いるんだ。これはプロ中のプロだ」

何より化学調味料をほとんど入れてない。入れる必要がない事を、ここの料理人は知っているのだ。

美味しいものを食べると人は幸せになる。
人は美味しいものを食べなきゃいけない。
ただ良い店は有名になると味が落ちたり、いっぱいで入れなかったりするから、人には教えたくない。

だからこういうブログで書くつもりなかったが、帰ってネット見てみたら
「ぐるナビ。口コミ、その他、みんなが選ぶ、No.1」の店だった。

江山楼(こうざんろう)
教えたくないどころか、み〜んなが知ってました(^^;;

フェリーに乗るということ

2017年05月25日 | 旅行

バイクの旅でたまにフェリーに乗る。

バイク乗りがどんな思いでフェリーに乗るか…
「フェリー使うなんて軟弱だ」という人もいれば。
「フェリーうまく使いこなしてこそ旅ってもんだ」という人もいる。


なるべくなら僕も使いたくない。
「走ってなんぼ」のバイク乗り。四国ー九州とか離島とか本州ー北海道とか、物理的に使わなきゃいけない場合を除いて、なるべくなら使いたくない。

旅に電車、バス、自家用車、飛行機、自転車、徒歩。いろんなツールがある中で、わざわざバイクを選んでいる。
バイクは全天候型だ。顔や爪先は、服着ていようとヘルメットかぶっていようと、常に風にさらされている。風景は目からの情報より、匂いや気温の感知で記憶する(場合が多い)
フェリー乗って目的地なんか意味ないじゃん、と思ってしまう。


しかしだ、のっぴきならない事情でフェリーに乗る時、「やだなやだな」と乗ってちゃもったいない。
いざ乗ったら船旅楽しまなきゃね♬

僕はすぐに風呂に入る。1番風呂だ。発進してすぐ。「まさに湯船だね」とか思いながら、微妙に水面が揺れるのを楽しむ。

大阪ー門司なんかひと晩だ。酒も飲めりゃ、寝ることもできる。目的地の作戦も立て放題。あ〜楽チン♬
「バイクで何百キロも走る奴なんざバカだね」 などと言い出す始末だ。

乗船客の人間観察も面白い。
フェリーはエンジンがある地球上のあらゆる交通手段の中で1番安上がりだ。
独特の昭和枯れススキ感がたまらない。

甲板の夜の海もいい。
黒々とした海面にキラキラ光る月明かり星明かり☆
真夜中の海は、決して漆黒の闇ではないのだ。僕なんかは
「ゴジラ出て来んかな〜」と、ジ〜と見ている。

瀬戸内の船旅は陸が近い。離島や半島のイルミネーションはどんな繁華街より綺麗だ。

楽しみすぎか?「なるべくなら使いたくない」とか言っといて……
あ〜、少し横になろう。
どんなに寝坊しても、朝になれば、絶対起こしてくれる(当たり前)



さあて、出発だ!!



トラクター大作戦

2017年05月23日 | 旅行

僕は実は狙っている事があって。
いつかトラクターか耕運機で日本一周したいのだ♬

子供の時からの、ごく単純な夢です。

ビーパルって雑誌で…25年くらい前かな紀行作家のシェルパ斉藤さんが、その企画をやった時
「やられた〜!」と思いました。

まあ、先人がいてもいなくてもいいんですが……(๑˃̵ᴗ˂̵)

アメリカ映画で「ストレイト ストーリー」ってのがありましたね

『ストレイト・ストーリー』(The Straight Story)は、デヴィッド・リンチ監督のロードムービー。

アイオワ州ローレンスに住む老人が、時速8kmの芝刈り機に乗ってウィスコンシン州に住む病気で倒れた兄に会いに行くまでの物語である。1994年に「ニューヨーク・タイムズ」に掲載された実話を基にしている。

この映画まだ見ていないんですが、今度見よ♬

子供の頃、母方の里は、申し分ない百姓で、よく(遊び半分ではありますが)手伝っていました。
40年前の九州片田舎は、まだ機械化農業でもなく一家総出で弁当おにぎりワークでした。

後ろのトラック荷台に干し稲積んで、潜り込んで、夜風呂入る時、首の周りチクチクで痛かった……(^-^)


バイクで日本中走りました。


バイクはフルオープンカーです。
雨が降れば雨に降られる。
風が吹けば風に吹かれる。

当たり前に季節を感じる乗り物です。

耕運機の旅。
「幌馬車」のイメージ。ってどうしても感じてしまう。
バイクが現代の馬なら、耕運機はまさに現代の幌馬車ですね(≧∇≦)


耕運機の安いのっていくら位なんだろう……
今52歳だから、60歳位になったら本腰入れよう。



皆さん、黒ニャンはまだまだ、旅の途中です。

世界最強の富士山

2017年05月11日 | 旅行


博多に住んでいる。
去年富士山を見に行った。

東京に行く時、北海道に行く時、富士を何度も横目で見て「すっげーなぁ」と思っていた。目的地としての富士。
新東名走行中、トンネルを抜けると天空にドドーン!!と真ん前に富士が目に飛び込んで来る。



地元九州には、阿蘇と言う世界一の大カルデラ山があって、北海道に行っても信州に行っても、いつも
「阿蘇と比べてどうだろう…」
と、自然を測るスケールになっている。

阿蘇山

おおかたは「フッフッフッ…阿蘇の勝ちだ」なんて自画自賛してるのだが、

富士は別格だ。格別に美しい。


明治西欧人たちが日本にたくさん往来した。政治経済、布教観光と、様々な理由であろうが、日本は今も昔もヨーロッパにとって
「1番遠い外国」だ。地政学的に申し分なく遠い。

船の長旅で人々は疲労困ぱい。不平不満もピークに達する。もう東京も間近に迫ると言うのに、船内で暴動が起こらんばかりにいきり立ったという。
そんな時、船長が甲板に出て
「さあ、皆さん進行方向左手をご覧ください」とうながす。


その神々しさに誰もが言葉を失い、見入ったそうです。そしていつしか不満の声も消えていく。

そりゃあ、唸るよね。

勝ち負けなんか便宜上の言葉遊びだったりするんだが、「富士をちゃんと見た」時、問答無用に
「これは……阿蘇負けた…」と声が出てしまった。



麓 おキャンプ場でコーヒー入れて日本一のトンガリ屋根の下、グッスリ眠ったのでありました。

天国に1番近い 天竜川

2017年05月07日 | 旅行

去年のツーリングで天竜川で野宿をした。

仕事の取材で九州から富士山に向かう途中。福山の友人宅で一泊し、この日は名古屋…と言うか揖斐川と長良川のどちらかの河原で野宿するつもりが、湾岸道路を通ってしまって整備された河口でゲリラ野宿はキツい。

こんな素敵なウォーターフロント施設はあるのだけれど、
「寝る場所は、知人宅か野宿」と決めているので(ホテルが嫌いなのだ)とにかく東へ東へバイクを走らせた。

夜、野営場を見つけるのはかなり困難である。
「全体が見えない」から良いスペースがあっても「テキトー」にテントを張れない。
過去 野犬に囲まれたり、朝 牛の通り道で大慌てしたり(牧場だった)で、キャンプサイトは夕方明るいうちに決める方が無難である。と思ってはいたが
「マイッタねこりゃ。どうしようか…」
と街灯で全国地図を広げる(去年はスマフォもタブレットも持ってなかった)

「浜名湖か…」
浜名湖畔どっかないかデットスペース。
わからん!わかんねーよ。
夜、広い浜名湖のどこに周りの人や自分の安全に問題ない、出来たら地面がフラットで草地で真っ暗より街灯の1つもあって………なんて場所があるんだ。見つけられない。

「天竜川…」
天竜川だ広い河原、ここだ!!と遠くに国道の橋の明かりを頼りにテントを張った。

次の日10時過ぎに起きた。
目の前には、天国のような五月晴れが広がっていた。

ラッキー♬