黒仁庵 ポケットにバイクを忍ばせて。

五感で感じる情報を、どうしたら活字に出来るか、考えてみよう。
それが出来ると、五感が研ぎ澄まされるって不思議がわかる。

日本ミツバチのハチミツ。福⑧堂巡礼

2018年10月30日 | 日本ミツバチの養蜂とは何か。

「よかろうパーク」というキャンプ場でトリさん講師による採蜜の見学会に行ったのですが、その道すがら、玖珠町から院内町へ、トリさんの設置した日本蜜蜂の巣箱を巡りました。


「トリさん、こと吉武琢磨氏。養蜂家。福⑧堂 店主」
彼の縄張りは広い。それは「縄張り」などと言って何かを限定するスケールではない。
日本蜜蜂の養蜂は、セイヨウミツバチのように「プラント」で飼う事が出来ず、物凄い広範囲に渡り、ひと箱ひと箱置いて行かなきゃならない。


その点在する巣箱点検に随行した、というわけです。

圧倒的されるロケーション。



決して「秘境」ではなく、人間の生活の吐息の聞こえる大自然。

「釣瓶が落ちるように紅葉が景色を変えるでしょう」


10月も終わろうとする九州大分、遠い空に種をまく緑の底力。

いつかの風景 いつかの富士。

2018年10月26日 | バイク

「朝日の富士。オマケにほとんど日本晴れ。テレビ局なら紛らわしい」




富士はどうしようもなく良いですね。
富士を見た感動は言い尽くせない。

九州人は「阿蘇」阿蘇山を風景の指針にしている。
「阿蘇と比べてどうだろう」
「阿蘇の方が雄大だ」
「阿蘇より女性的で美しい」
信州でも、北海道でも、四国でも、全国の山を見る時、ついつい比べてしまう。



この夏の阿蘇。


この春の富士。

富士を前にすると、すべてのスケールが吹っ飛ぶ。



屋台文化とバイクを考えてみる。

2018年10月24日 | バイク


友達がSNSで昔乗ってたSR400の写真を送ってきた。

いいバイクです。
「バイク!」ってイメージのままの、まさにバイクです。

2019年も販売する最新の SR400

やはりSRに回帰する。
SRがバイクとは何か、を教えてくれた。
ジェリービーンズとハンバーガーばかり食ってるアメリカ人には、このバイクの完成度がわからないのだ。
that's japanese standard.
世界は、これを越えるバイクをまだ、出してない。



屋台でいうとべっ甲飴です。

いやカルメ焼き?


東京ケーキなんてシュールなやつもあった。

わかもと入りだ(T-T)

日本の屋台文化って面白い、って言うか「シュール」だよね。シュールって不条理とか超現実とかのことだけど、「電球ソーダ」とか「ザリガニ釣り」とか、もう「屋台じゃなかったら誰がこれに金出すんだよ」ってものを日々開発している。



いわゆる「ひと口カステラ」に「強力わかもと」入れるっちぇ(๑˃̵ᴗ˂̵)……何じゃそりゃ!!(そもそも強力わかもとの『強力』ってのも飛んでるね)
かと思えば、昔ながらのカルメ焼きとか新生姜とか、べっこう飴とかもシッカリ売ってる。
伝統と新しい発想が共存しているのが日本の社会。
SRみたいに、どんなハイテクノロジー満載のバイクが出ても、いまだに基本設計を変えぬまま、今のバイクと普通に渡り合えるバイクを作り続けている。そしてヨーロッパにおいてもSRはまだ「新車」で買える怪獣だ。
SRに乗ったことある人はわかると思うけど、SRはノーマルでも「充分速い」。最新のCBR250Rなんて信号ダッシュで置いていく。
日本のカスタムメーカーが時速200km出るSRを作ったって記事を30年前に読んだ記憶がある。
電球ジュースとべっこう飴。
新旧が混在「出来ている」日本という国に産まれて良かったと、お祭りの屋台の前をブラブラしても、バイクというフィルターを通してみても、よーくわかる、って話です😌✨


しかし電球ソーダ凄いね(๑˃̵ᴗ˂̵)

「ピカピカ」ですぜ(⌒-⌒; )

バイクで言ったらこれかしら……

カワサキH2

なぜ屋台とバイクを例え合うのか……
それは夜店も夜走りも、大好きだからです❤︎


ホークスファンが言う。クライマックスシリーズを即刻廃止せよ

2018年10月22日 | 日記
野球に興味のない方はスルーしてください。長いです。

……複雑な気持ちです。
私 は熱烈なホークスファンである。
年に何回か福岡ドームに試合を見に行く。(昔はバイク駐輪がタダだった♬)
今宵クライマックスシリーズで西武ライオンズを打ち破った。

勝ったからこそ大声で言おう。
僕は日本のプロ野球プレイオフ「クライマックスシリーズ」にチョー反対なのだ。
野球チームがかなり多く、国土も広いアメリカでは、地区ごとの1位チームたちが、しっかりプレイオフトーナメントをするのは「有り」だと思う。
日本のように、6球団しかない各2リーグが、それぞれプレイオフをやるのは愚の骨頂。これは単に「敗者復活戦」に過ぎない。
準備も含め1年近くかけて、人生をかけてリーグ優勝を果たす6球団。たった6球団。この内「3球団」に「日本一を決める試合に出られる権利」与える、とは……どう考えても「ムチャクチャな割合」だ。
半分じゃないか!!!

もう一度言う
「調整も含め約1年‼️」実試合半年!!戦いに戦ったこの期間が、たったの1週間くらいで、ひっくり返るというクライマックスってのは、選手はもちろん関連企業。どうかしたら地元経済。何より1年中応援しているファン!!にとって猛烈に「失礼極まりない!」(去年のカープはその辛酸を舐めたのだ。またクライマックスシリーズが始まって2年間ホークスがその屈辱を受けた)

このままホークスが好敵手カープに勝ってしまったら、チャンピオンでない球団がチャンピオンになる!と言う「シーズン無視」の「虚しいムナシイ日本一」チームになる。
負けた(2位または3位)チームが日本一になったら、シーズンは一体何のためにあったのか!!
今年ホークスは優勝出来なかったチームです。来年チャンピオンを奪回するため頑張ればいい。それだけだ。(だから筋を通し私は今回のこのプレイオフは応援しなかった)
クライマックスで勝ったからこそ何度でも言う👊
「即刻(来年から)クライマックスシリーズを廃止しなさい‼️‼️」



ただし勝ったのなら日本シリーズでホークスを応援する。それはオールスターのような「お祭り」としての応援だ。セリーグで1番好きなカープ。男 黒田がいたカープ。
願わくば「チャンピオン同士」として真の日本一を賭けて戦いたかった。
ホークスファンとしてお祭りは応援するさ。だけど仮に勝ったとしたら口が裂けても「2年連続日本一」だなんて絶対に言わない👊(カープは、カープが勝てば日本1を喜ぶ権利があるんですよ)


落書きは楽し❹

2018年10月18日 | イラスト
西行法師は松尾芭蕉に次ぐ、我が心の師匠です。



『風になびく富士の煙の空に消えて ゆくへもしらぬわが思ひかな 』西行法師

現代語訳(口語訳)

風になびく富士の噴煙が空に消えてゆく。その煙と同じように、私の思いもどこに行こうとするのか、行方もわからない。



足元にも及びませんが…………。

『風を裂き 富士に向ひて包まるる 逢魔が時の あと先の夢』 黒仁庵

自由に向かうオッペケペー、あ、オッペケペー♬

2018年10月17日 | 神社仏閣

川上音二郎は博多の生まれで、「能」でも「歌舞伎」でもない、西洋式の いわゆる「新劇」の祖とされてます。
まだ口語体で話し普段着まで衣装とする舞台は、まさに新鮮で一世を風靡したと聞きます。


音二郎は劇団立ち上げの前、最初に始めたのが「ヘラヘラ節」と言う落語の大喜利で大阪 桂一門始めた面白いことを歌う御囃子があったんですが それを改造し、
「オッペケペー節」と言うものを作り出し……そうですね今でいう「ラップ」かな、明治政府を徹底的に「ギャグ」で批判した「プロテストミュージック」を作り上げ、落語の口座や町の辻々で、歌い続けた。
明治政府の締め付けにウンザリしていた聴衆の間で、大人気だったそうです。
もちろん警察に目をつけられ、一説では逮捕歴180回だと言われてます。

自由民権運動の旗手。福沢諭吉の書生。玄洋社の立ち上げメンバー。桂文之助の一番弟子。
徹底的に「自由とは何か」を考え、最後は公演中の舞台の上で絶命した大俳優。


その愛すべき川上音二郎の生誕地、が博多区対馬小路(つましょうじ)にある ここです♬





今彼が生きてたら、どんな「オッペケペー」を歌ってくれるのでしょうか……




下原のボロ屋に住んでた大吉さん。

2018年10月15日 | バイク

福岡市の隣町 須恵の森の中にある美術館。

須恵町は弥生式土器で言う「須恵器」が最初に出土した場所で、地名にちなんでの須恵器と呼んでいる。
とても良いところですね♬


ハタチ前後の頃、この人から、バイクのこと、山のこと、ロープの結び方、ナイフの研ぎ方、体の鍛え方、芸術とは何か、全て教わった。
そのどれくらいをえ得したかは、会う都度に自答する……

30年前も大吉さんは「月」の絵を描いていた。
もう 頑なに断固として描いていた。

そして今も描いている。

ウサギが増えた。


久我美術館は、坂本繁二郎を見いだした美術館だ。

大吉さんは古典の期間中、やはりバイクでここに通って来てる

古い美術館にはクラシックなバイクがよく似合う。
大学の10歳上の先輩は、今も描き、今もバイクに乗っている。

なんだか嬉しい。

齢63歳。堀澤大吉、久我美術記念館個展は昨日まででした。