黒仁庵 ポケットにバイクを忍ばせて。

五感で感じる情報を、どうしたら活字に出来るか、考えてみよう。
それが出来ると、五感が研ぎ澄まされるって不思議がわかる。

美意識とは何か

2017年04月30日 | 神社仏閣
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宗像市 玄海の浄光寺。
またの名を 藤寺。

桜のあとに、このツツジと藤を見ると、なんかホッとします。
ソメイヨシノは綺麗です。 綺麗だけど、あの物量ってなんか攻撃されてるみたい……

緑がないからだと思う。

桜や梅は木から直接花が咲く。いやいや、木から直接さくのは当たり前だが、普通草木はまず葉っぱをつけてその後花が咲くんだ…

光合成の方が先でしょ。ってまず食事でしょって。冬を耐えて耐えて春が来て、、
「最初に花かよ!!」
ってツッコミたくもなるけれど、その「生命力」に人は感動するのか……

藤やツツジを優しく感じるのは、「おかえりなさーい。食事にする?」って言う建てつけがシッカリしてるからだよね。とか思いました。

桜好きですけどね(≧∇≦)

バイクとは何か

2017年04月29日 | バイク

おおかたバイクのイメージは上の絵のようなものだ。

タンクのガソリンをキャブレターで空気とシェイクさせ、エンジンに送りプラグで火をつける。
爆発しピストンを上下させ、その上下運動をギアリンクで円運動に変えチェーンで後輪を回す。
爆発し終わった排気ガスはマフラーで後方に捨てられる。
ハンドルで前輪を左右に向かせると同時に車体バランスを取り向きを変える。
夜用のヘッドライトは当然進行方向前方上に付く。
運転者の座るシートが座る位置にある。

これが「バイク」である。

ヘッドライトが左側を向いてる状態(上の絵)なら「ガソリン関係」はタンクを起点に「Z」の字を書くように流れて行きますね。

バイクの基本的な「形」は、上の絵以外、描きようがない。

風を切る風防(カウリング等)や、物を入れるバッグ等、アクセサリー的に色々ついてバイクの用途 個性は細かく変化はして行くが、基本はこうです。

この基本をふまえて、例えば


こんなバイクや



こんなバイク


これはハーレーダビットソンと言うアメリカのデッカいバイクです。
色々ありますね。

そんないろんなバイクがある中で、僕が、中学3年の時、こんなバイクが家にやって来た。


これです。
これはHONDAの「MT50」と言う原付きのオフロードバイクで、1つ上の兄が買ったのです。
ヤラレました。ヤラレたのです。
「カッコいい!」
フロントフェンダー(泥除け)が前輪タイヤから跳ね上がっている!!
「なんだこれは?!」

整地されてないオフロードは、泥が付いたり、小石がタイヤとフェンダーの間に挟まり、前輪が動かなくならないように(何せ前輪は自ら駆動しません) 上に設置してあるのです。

デザインと言うものの「機能美」の塊。この塊乗って移動が出来る。
感動で震えあがりました。

1年を待ち、バイクの免許を取った僕は、すぐさま50ccのYAMAHAの中古のオフロードバイクを買いました。これで友達んちに遊びに行ったし、高校の通学にも使った。近場ではありますがツーリング旅や実家裏の野山の探索。2年間僕の良き相棒でした。

以来、36年が過ぎた今でも、僕にとって「バイク」と言えば「オフロードバイク」なのです。

世の中にはいろんなバイクがあります。 それぞれ素敵だと思う。
とにかくアスファルトの上を速いスピードでブッ飛ばすバイク。
遠くへ遠くへ旅をするゆったりとしたバイク。
どれも素晴らしい。色々乗ったし、今も複数所有している。

だけど僕にとって『バイク』 とは今もこれからも、フロントフェンダーが、こう…ガーン!と跳ね上がった「オフロードバイク」なのです。


「自由」と言うものには人それぞれの解釈がありましょうが、僕にとって自由に向かってまたがる乗り物は「自由自在」どこでも行けるオフロードバイクなのです。

神社仏閣 と バイクKLE

2017年04月27日 | バイク


よく、いや頻繁にお寺や神社に行きますね⛩
ここは博多の承天寺。千年続く古刹です。
枯山水の庭園は、九州では2つしかありません。
もひとつは太宰府の光明寺です。
異空間に紛れ込んだ錯覚がするのですが、千年続いてるんです。異空間は我々の世界の側なんですよね。

鰻のジョナサン

2017年04月24日 | 日記


鰻は美味い。
けど不思議。おいし過ぎる。 おかしいと思わないか??なんであんな味になる?魚なのか?

例えば鯛とマグロは味が違う。けど魚だ。大雑把にくくれば「魚だよね」となる。
鰻はポーンと「魚から離れている」
じゃあ何?? 肉?肉……なに肉? 牛?牛肉?
「違うっしょ」
豚?
「いやいや豚って……」
鳥?鳥肉って比較的魚に似てない?
「うーん。豚に比べりゃ魚に近いか?……いやいや魚と鳥肉違うって。だいたい鰻は魚か?って言ってんのに、魚に近いってなんだよ」
ここで「鰻 肉説」は崩壊する。
鰻焼くよね。
「焼くね。コテンパンに焼く」
普通あんなに魚焼いたらボロボロになるでしょ。
「ちぎれる。壊れる」
丈夫だよね。
「丈夫だ。関東なんかはいったん蒸してそんでコテンパンに焼く」
しつこいよね。
「あーしつこいね」
蒸してふわふわなのに噛みごたえ、食べごたえハンパない。
「ドッシリした存在感は牛肉ばりだ」
じゃ牛肉?
「ウシとウナギは違うって!違うでしょ!」
そうそう羊でもカンガルーでもダチョウでもないって!!
「なにが言いたいの?」
あの油なに?
「油?あー脂質?うん鰻の油スゴイよね」
コテンパンに焼いてあんなに油落としてんのに、油スゴイ。」
鰻は脂肪の塊?
「えっ??脂肪の…カタマリって……世界中海遊してるんでしょ?むしろ筋肉の塊じゃ」
油ポタポタポタポタ落ちてる。
「落ちてるね。心配になるくらい落ちてる」
炭火にあの油落ちて、煙になってまた、鰻の身を燻すんだよね」
香ばしい。
「香りたまんないね。昔から鰻屋は煙で食わせる。とか言うね」
燻製状態だ。けど他の燻製食品とも違う。
「全然ちがう」
アナゴに似てない?
「似てる。そっくりだ」
そっくり?…鰻とアナゴ食べたらどっちがどっちかわかる?
「そりゃわかるさ。全然ちがう」
全然違うって……そっくりって。
「そっくりだけど全然違うの!!アナゴってハモとかウツボとか、オコゼとか、白身魚の味!歯ごたえもそんな感じ!」
形は似てる。
「姿は鰻とアナゴはそっくりだ」
そっくり?違いわかる?
「全然違う。アナゴは鰻ほどヌルヌルしてない。色も鰻は青黒いけど、アナゴやハモは茶褐色」
そっくりじゃないじゃん。
「いー加減にしろ!!なにが言いたいんだって!!」

鰻は産卵期は海で過ごすが成長すると川に登る淡水魚だ。ヌルヌルでツヤツヤたけど、表皮の下には6万枚のウロコがはえてる。あれで皮膚呼吸をするから岡にあげてもいっとき生きられる。鰻は背ビレも尾ビレも丸いアナゴもハモもとんがってる。同じ「うなぎ目」だけどどうもそれもおかしいらしい。生態が違い過ぎる。

2人の結論はこうなった。


「鰻だ!!」鰻は鰻だ!!!

鉄が食う

2017年04月22日 | 日記
高校の時「お前は哲学者か」と言われていた。
「何で」 と聞くと
「言ってることがさっぱりわからん」 と返ってくる。

「わからない。と言うことがわかってるなら、わかってるってことじゃないか」
「ね……ほら、なんて言いようかわからん」

公理と定理がある。
「公理」とは、公(おおやけ)の理(ことわり)であり、どう言うことかっていうと
「みんなで徹底的に考えて、いろんな意見が出るけど、これだ!って言う答えが決まらない。じゃあ大体、おおかたの人が、まあそうだよね。って言ってる落としどころを暫定的に決めときましょう」と言うことだ。
「定理」とは定(さだまった) 理(ことわり)だ。
「三角形の内角の和は、180度。分度器で何回測っても180度。ごくたまに181度になる事もなければ179度 いなる事もない。なぜだか勝手に決まっている」と言うことになる。

我々バイク乗りは、この公理と定理の中でいつも揺れ動いている。
このコーナーにほこの速度で進入し、こんくらいの角度で曲がれば1番早く抜けられる。
ただそれには運転者の体重とかタイヤの減り具合、路面が濡れてるか乾いてるか、とか様々な条件の集合体だ。 決まってる定理もと、重複するたくさんの状態を足したり引いたりするのだ。

そして一所懸命走り、一生懸命考えてやっと仲間内の中で速く走っても、ポットきた見知らぬライダーに 「あっさり抜かれたりする」
納得いかないから、そいつを捕まえて「どう走ったらそんなに速く走れるんだ?」と聞いても
「え?……なんにも考えてないよ」とくる。

感性 感覚で走ってる速いやつ。これには誰もかなわない。

ヒフティ:ヒフティとは何か

2017年04月16日 | バイク
「バイク」が子供の時から好きだった。
なぜだろう……仮面ライダーの最初の放送は小学校1年の頃。
「ヒーローはバイクで助けに来る」刷り込まれたのか…誰だって怪獣ごっこもライダーごっこも「良いもん」をやりたがる。「悪いもん」はジャイケンで負けたやつだ。
その中で1人だけジャイケン勝ってるのに絶対「怪人.怪獣」悪いもんになる奴がいた。
「なんで?」って聞いた。そりゃ聞くよね。
「だって、ライダーやウルトラマンやったら、ズーっとおんなじライダーやん。怪人やったらいろんな怪人になれる。」 そんなこと言ってた。
なんだろうこの達観っぷり。
「変わらぬ、揺るぎないもの」に憧れる人もいれば
「常に移ろい変化する」ってとこに居場所を求める奴もいるってことか……
ライダーのバイクはカッコいい。ゴテゴテゴージャス!!
転じて戦闘員のバイクは市販のその辺のバイク。今見るとレアもんでプレミアついてるヤツだったりするが、チビっ子はゴージャスピカピカが大好き。
悪人にも一分の理がある。 子供向けのヒーローものはなるべくなら「勧善懲悪」が望ましい。悪きを懲らしめ善きを勧める。そうでなきゃいけない。「子供は良い子であれ」そう大人は望む。しかしそれは本当か…。良い悪いって、世間ってやつのモラルってのがあって、「おおかた考えたらこれって良いことだよね。これは悪いことっしょ」って社会規範みたいなものがある。
これを「道徳」と呼び、程度が大きいと「法律」で罰せられる。
けど「世の中的には悪いことなんだろうけど、俺的にはこっちが正義なんだよね」ってことって、これもまた「世間」には山ほどある。
果たして「悪い事」はホントに「悪い」のか・・・・・
「人様の物を盗んじゃいけないよ」
「人を殺しちゃあいけない」
当たり前のことんなんだろうけど、国と国、山と海、対立する構造の中で常に正義は「どちらにもある」のだ。
簡単なのは「殺されそうだったから殺し返した」人殺しちゃってるんだけど、「それは、致し方ない」と正当防衛だったり「情状酌量」だったりして罪にならない時があるってとこ。
人は一様ではない。と同じように罪も一方向から見ちゃいけない。
その理由をシッカリ聞き。「なぜそうなったか」をちゃんと考える人間ってカッコよくないか?
怪人の方が豊かな心がある時がある。かもしれない、を忘れたくない。

まずはこれを読んで頂きたいm(_ _)m

2017年04月13日 | 日記

小噺をひとつ。


ここは満員とは言わないが、そこそこ混み合ってる電車の中です。

ギューギューに座ってる座席に、ステテコに腹巻き頭にはネジリ鉢巻き、まるで昭和の下町ドラマに出てきそうなオジさんの隣に、シックなブランドの服に上品な化粧をさり気なくした素敵なご婦人が座ってます。
「プ〜」という かすかな音がご婦人から聞こえてきました。
周囲の人は「いやマサカね」 とイスのバネの音か何かだろうと思いたい。信じたい。

ところが、匂いがジワジワと漂ってきましたよ。
これはカナリきつい。
無理かもしれない。

ご婦人、一瞬曇った表情を見せましたが、すかさず腹巻きオジさんの方を見ると、これまた上品に言いました。
「あら、オジさん。今朝は何か悪いものでも食べて来たんですか?」

オジさんチョッと驚いた顔して、ご婦人の顔を見ながら言いました。
「おおっ??オイオイなんでぃ、なんでオイラが朝 悪いもん食って来たら、オマエさんが屁こくんだい?」

おしまい

さてさて。

2017年04月12日 | 日記
9年使ったガラケーを買い換えました。我ながらよくもったと思う。
「まだスマフォにしてないの?」
「 壊れてもないのになんで換えなきゃいけないんだよ」
「圧倒的に便利だって。ほら、こう、ね。例えばバイクでツーリング行く時もあの重たい地図帳持っていかなくていいんだぞ」
こいつらだってつい2.3年前までガラケーでピコピコやってたくせに、この世の魔法のツールみたいに言いやがって。
物が便利になればなるほど、人がバカになる。
工夫しなくなるからだ。
走っては停まり、地図帳とニラメッコ、道行く人に道を聞き、道に迷って後戻り。そうやって見知らぬ土地は自分の中に入り込む。
カーナビ、グーグルマップでたどり着いた目的地、その道すがらの風景をどうしても思い出せない。
ガラケーだって充分便利。これ以上バカになってどうする。
とは言え iPadは便利だなぁ……ほどほどに使いましょう(^-^)

ディスクトップのパソコンが当然だと思ってても、便利なものは便利だ。
しかし認識の世界を飛び越えてしまったら後戻り出来ない人と、出来る人とに別れる。
あなたは、どちらですか?
そして、私はどちらなのか……