今朝の散歩は誠に気持ちが良かったのだ。黄色い花が満開の菜の花畑から甘い匂いがプンプンとしてくるし、赤や白の梅の花などもあちこちで咲いている。
里山のあちこちから「ホーホケッキョ」というウグイスの鳴き声も聞こえてきて、なんとも風情のあるものである。
ご主人様の後をついて山道をのぼって行くと、目の前をなにやら毛色の美しい鳥がチョコチョコと歩いている。鳥は空を飛ぶものと思っていたが、こやつは拙者らを先導するようにチョコチョコと歩き続けている。「おいクロ、キジが歩いておるわい。わしは桃太郎になったような気分であるぞ」と、ご主人様が言った。
そういえばこの里山チャンネル作成にはサルもたくさんいる。サルと犬とそしてキジとくれば確かに桃太郎の行進である。「そのうち鬼退治に行かねばならぬな」とご主人様は物騒なことを言い出した。拙者にとって鬼とは今のところあの傍若無人なイノシシである。
ご主人様はイノシシ退治にでも行くつもりなのだろうか・・・・。