昨年の年末、家主さんが里山へ墓参りに来た。
拙者が裏山の竹林で、東屋作りに精を出していた頃だ。
お墓参りを終えた家主さんが、東屋を眺めながら言った。
「なかなか良いものができたね。竹薮もきれいになって有難いよ」
今まで荒れ放題だった里山が、来るたびにきれいになっているので、家主さんの機嫌は上々のようだ。
「ところで、もう少し上に行くと富士山が見えるんだけど知ってるかい?」
家主さんがニコニコしながらそう言った。
「本当ですか! 全然知りませんでしたね。どの辺から見えるんですか?」
拙者は半信半疑ながら尋ねてみた。
「確か、あの楠の木のあたりだったと思うけど・・・・」
家主さんは、高台にそびえる大木を差して言った。
あの楠がそびえている辺りは、以前は畑か田んぼだったらしいが、今ではすっかり竹薮と化し、富士山が見える方角は鬱蒼たる竹薮に覆われていて、今となっては近づく者もない。
しかし、富士山が見えるとあっては一大事である。それも、自分が今住んでいるこの裏山から見えるというのだ。拙者の胸は高鳴った。
そしてその日から、拙者の富士山探訪作業が始まった。
富士山が見えそうな方角に向かって、邪魔な竹をバサバサと切り倒し、雑木なども手当たり次第になぎ倒して前進した。
だが、富士山は毎日その姿を現すわけではない。空気がスッキリと晴れ渡った日でなければその雄姿を拝むことはできないのだ。
残念ながら、それから数日間は、その姿を確認することはできなかった。
続く・・・・・。
お久しぶりでございます。
お元気で、富士山に向かって突き進んでいらっしゃいましたか。
当方は老化の一途を辿っているところでございます。
即、実行のクロさんを見習って、元気を出す所存でございます。
富士山便りを楽しみにいたしております。
黒山に “引きこもり”されすぎているので
お身体を案じておりました
私は 地味に訪問させて頂いていますが
とりあえず安心しました
クロキチも元気ですよね・・・
では 引き下がります
里山の生活をかなり楽しんでいらっしゃいますね。
そしてとうとう、富士山まで登場とは・・・
羨ましい限りです。
澄んだ空気の中、鳥の声がBGMのように・・・
コーヒー片手に手作りピザを頬張って、
遠くの富士山を眺める。
そこから始まる新しい物語。
東屋に戻って言葉を繋げる作業にとりかかる。
想像しただけでも最高ですね~。
春にはタケノコですか?(笑)
霊峰富士が拝めるというのは、やはり嬉しいものですね。
展望ポイントは新しい散歩コースにもなり、毎朝、「きょうは見えるかな?」と、ワクワクしながら歩いて行きます。
まだまだ寒い日が続きますので、お体ご自愛下さい。
ふきさんのブログ、楽しく拝見してますよ。
拙者は、最近、富士山展望スポットの環境整備(掃除)に汗をかいていて、ブログ更新をご無沙汰してしまいました。
これからも時々の更新になると思いますが、宜しくお願いします。
そうなんです。ついに霊峰富士の登場なのです。
嬉しいですね。
富士山が見える時は、コーヒー片手に展望スポットへ向かいます。
周りは楠やケヤキ、杉などの大木に囲まれているので、森林浴にもなりますね。
姫が春の里山カフェ巡りされる時は、是非、お立ち寄り頂きたいと思っています。
今回は ジョークではなく 我が貧弱な脳に “黒”がすりこまれているゆえのミスです 失礼しました
外での ご活躍 すてきですね
ご自愛くださいますように
それはそれはうれしいニュースですね。
言われるように、たとえ見える場所でも、見える人見えない日、季節によっては長ーく見えませんね。
私も6年前絵までむすめのすむ藤沢で、終日ふじの見える場所時刻を 探していました。
今度ピザを食べに伺うのは 富士山の見える時期にいたしましょう。それまでにデータでみえそうな日を調べておいてください。楽しみにしています。