臨済宗南禅寺派圓通寺

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努力について 1 幸田露伴 『努力論』より

2022-01-13 | 東洋思想

About Effort -Excerpts from Rohan Koda’s Doryoku-ron the Theory of Effort

1)努力して努力する、それは真のよいものではない。努力を忘れて努力する。それが真のよいものである。
Strive to strive, it is not truly good. Forget effort and strive. That is the true good.

2)我流で碁が強くなる事は甚だ望みが少ない。卓絶な先生に頼って学んだ方が
速やかに上達する。
It is very unlikely that you can become good at Go by yourself. You will improve more quickly if you learn from a good teacher.

3)文明ということは、すべてある人々が福を植えた結果なのである。災禍ということは、すべてある人々がこわした結果なのである。
All civilization is the result of some people planting fortune. All disasters are the result of some people destroying things.

4)人はなるべくやわらかみと、あたたかみとを有したいものである。
People should have as much softness and warmth as possible.

5)瓜の蔓に茄子を求むる如きは、努力の方向が誤っている。
Seeking an eggplant on a gourd vine is the wrong direction to strive.

6)天道は復すことを好むというが、実にその通りである。
It is said that Heaven likes to return the same thing. That’s exactly right.
If you give him a good fortune, he will return it to you. 

7)人の思想の方向は、食物によって体が変わり、体が変ると同時に変わってくる。
The direction of a person's thought depends on the food they eat, and as their body changes, so does their thought.

坐禅会 毎週土曜日午前6:25~8:00
久留米市宮の陣町大杜1577-1圓通寺 
初心者歓迎 参加費無料 
詳細は電話でお問い合わせください。0942-34-0350
初回参加者は6:15までに来てください。
●学校やクラブなど団体研修 坐禅申し込み随時うけたまわります。
出張も致します。

費用はご希望に応じます。宿泊はありません。
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