◯「仁」について
- 樊遅仁を問う、子曰く、人を愛す。「願淵第十二」=やさしく答えた
- 願淵仁を問う。子曰く、己に克ちて礼を復むを仁と為す。「願淵第十二」=きびしく答えた。
◯「仁」、「慈悲」、「愛」
◯『白隠禅師坐禅和讃』より「衆生本来仏なり、水と氷の如くにて水を離れて氷なく、衆生の外に仏なし。衆生近きを知らずして、遠く求むるはかなさよ」
◯江戸時代の儒者は坐禅をし、禅僧は儒教を学び寺子屋で『論語』の素読を子どもたちに教えた。このことが明治以降日本人の識字文化を高め、大戦後、戦後復興の支えとなった。「仁」と「慈悲」は社会への実行である。