◯米国ミズリー州で農家に生まれたデール・ ブレッケンリッジ・ カーネギー (1888~1955)は苦学して大学を卒業し、俳優やセールスマンを経て、YMCAの夜間講座で話し方講座の先生をしました。そのときの教材として書いた『道は開ける』や『人を動かす』は今でも書店で売れていて、多くの言語に翻訳され、1400万部売れた世界的なベストセラーです。今でも売れているということは、普遍的な価値があるといえます。カーネギーはキリスト教文化圏の人ですが、ブッダの教えに通じるところがあります。まったく同じだと思えるところがたくさんあります。『道は開ける』は「悩める者の味方」がその主題です。大乗仏典の『雑法蔵経』の「無財の七施」がありますが、カーネギーの「笑顔による10の効力はこれと似ています。
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