「くるまの娘」

連休中にどさくさに紛れて借りた3冊の本の中の1冊

返却期限が近付いても手付かずの状態

そのまま返そうかとの思いもあったが　返却期限を2週間延期してもらった

まあ　語彙力を付ける為に丁度良さそうだなんて思いながら読み始めた

読み進めていくうちに

1999年生まれの作者　宇佐見りんさんに　何故　70も過ぎたおばあさんの心を鷲掴みするような文章が書けるのだろうと・・・

本はあっという間に読み終えた

読みながら私が私の人生にリンクして思ったこと

P52を読んで　何も悩みがないみたいと言われていた頃の私には戻れないんだろうな

P78　　　　　そうよね　家を出る勇気とお金があればまた違った人生・・・

P100　　　　本当に本心はこうかも　言えるものなら言いたい

P156　　　　本当にそうかもしれない

本「銀の匙」

この本を知ったのは

進学校で有名な灘校の国語教師が中学3年生に1年間この本1冊のみで授業をしたことを知ってからだった

一度読んでみたいと思っていたが　ついつい後回しになってしまい　やっと読むことができた

明治時代の子どもが17歳の青年になるまでの話を　丁寧な表現と文章で綴られていた

その中で蚕を育てていたことが書いてあった　私も子どもの頃夏休みに育てていたことを思い出した　毎朝桑の葉を取りに行き菓子箱で飼っていた蚕に食べさえていたなー　楕円形の真っ白な繭が出来るまでは覚えているんだけどなー・・・

読み終えて思ったこと

何処をどう膨らませて3年間授業をされたのか　と

こんなふうに私の子どもの頃を振り返って文章に出来たら素敵だな　と

もう一度　ゆっくり　かみしめながら　読み直してみたいな　と

本「ヴェニスの商人」

「ヴェニスの商人」の物語は

ユダヤ人の金貸しが　貸したお金が払えなかった人の　身体の一部の肉を切り落とすって話ぐらいしか記憶に残っていなかった

商人が悪者だと思い込んだままかれこれ・・年もが過ぎてしまったことになる

改めて最初から最後まで読むと

ユダヤ人の金を貸した商人は悪くなかったのではないかと　

「アントニオは私の商売の邪魔をした　私があいつの邪魔をしたか？　もし私がキリスト教徒だったらあいつは同じことをしたか？　あいつは私が損をすればあざわらい　もうければあしざまにののしる　理由はなんだ？」

今の世のなかにも　いろんな意味で考えさせられる言葉だなー　って

本「星の王子さま」

子供向けの本に最近はまっている

有名な本なのに　

恥ずかしながら　「星の王子さま」の内容は漠然としか知らなかった

読んでみると　深い

「大事なものは　目に見えない」　って　よく聞いていたが

元は　この本からきているのかな

心で見なくちゃ　物事はよく見えないってことさ

肝心なことは目に見えないんだよ

砂漠が美しいのはどこかに井戸を隠しているからだよ

家でも星でも砂漠でも　その美しい所は目に見えないのさ

訳者の人があとがきに

いつまでも子ども心を失わずにいる大人こそ　正真正銘の大人であることを子どもにも大人にも　知らせようとしたところにあるのでしょう　と

本「move世界遺産」

図書館の子どもエリアの棚で見つけた

世界遺産の図鑑が　分かりやすくて面白い

なんせ子ども向けに説明されているから(笑)

子どもと同レベルの理解力ってことになりますね

本当はDVDが付いているはずなんだけれど　図書館での借り物だから外してあった

まあ致し方ないけど　見てみたかったなー

*流氷は　アムール川の水で薄まった表層の海水（塩分濃度が薄くなった）が

　凍って北風で南下してきたものなんだ

*富士山が見える最遠の場所は　和歌山県那智勝浦色川富士見峠なんだ

*姫路城は　日本の城がたどり着いた完成型ともいえるらしい

琉球王国のこと　平泉のこと　等　興味深いことがいっぱい