サンチョパンサの憂鬱

昼下がりのサンチョパンサ……効率

『曖昧の霧』について何時だったか書いた。
責任を取る組織もその責任者もその所在を曖昧にする。
人の命とかの重要な事まで全てを曖昧模糊の時間に流し去って『無かったこと化していく』流儀がこの国の主流となった。

時折、運悪く『バレた』事にしても……銀座徘徊事件の時には公明党婦人部の圧力で、公明党議員は辞職したが自民党議員は生き延びてる。

孤軍奮闘、文春が……警察、裁判所、教育委員会とかの様々の正式な機関に変わって『暴き立てた事』だけが曖昧な霧の外へ引き出され、世論、風潮の『圧力』によって糾弾される仕組みがスッカリ定着した。

しかし、その責任者、責任は執拗に曖昧な霧の中へのエスケープを画策し続けるの図……。

今回のコロナ禍に見るように……自由だの民主主義だのはまだるっこい手続き論が邪魔して遅々として解決に辿り着けない。

そんな中で、ウィルスの『製造責任者』たる中国は強権?を以てして『効率よく』問題をクリアし、早くもかなりの成長率を確保して進んでいる。

民主主義国家のそもそも論や筋道論が絡み合い膠着状態で苦しむ中でそんな『快挙』を見せ付けるの図。

国民は思考を閉鎖して口をつぐみ、目の前の『個人経済効率』に専念を決め込む。その方が個人の暮らしもまた『効率よく運ぶ』からである。

『不安と恐怖』をベースにして生まれた『曖昧と効率』の価値観は……分かり易い強き者を待望し、国粋主義へとひた走った戦前のストーリーを再現し始めてるんじゃね?……。

強迫観念そのものの『同調化』と『無思考』が耳を塞がせ、口を封じ、目を閉じさせているニッポン……。

『自分の頭で考えること』……それだけが有効な手立てになるんだと思う……。
『何か?おかしい?』……その信号が脳に届いてる内が……残されたチャンスなのだと僕は思うのである……。
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