サンチョパンサの憂鬱

深夜に映画を観た……

✳~✳キング牧師演説『I have dream』の一部

✳……私には夢がある。それは、いつの日か、私の4人の幼い子どもたちが、肌の色によってではなく、人格そのものによって評価される国に住むという夢である……✳

公民権運動のリーダーキング牧師の映画を観た……。

先般……無抵抗の黒人男性が警官に窒息死させられた件は記憶に新しい。
なんという野蛮な国だろう?……そう思ったけれど……。

しかし……1963年当時の『公民権を戦い取るプロセス』を観ると……幾多の犠牲者を積み重ねながら…それでもやっと『黒人は人間になれたのだ❗❗』……そんな感慨を覚えた……。

前日……この国の賃金、GDPにまつわる数字の事を書いたけれど……映画を観て……僕達は自ら『当たり前にしている異常』に飼い慣らされているんだと感じた……。

ソレを『正常な当たり前』にする為には……拗ねたり僻んだりしたって全く駄目だ❗❗と改めて思った。

如何に『正当な当たり前の権利』であっても……『既得権益者達の当たり前』が頑強に立ちはだかるのである。
ソレはソレは頑迷に既得権益を死守せんとする。

生半可な正義感とか権利意識なんぞ、既得権益者達は、いとも簡単にひねり潰すのである。

民衆の事なかれ主義、視野を閉ざして自分の中に引きこもる。そういう態度で時間を重ね権利は何時しか空文化していく。

先述の賃金の問題……ユックリゆっくり『労働者の権利』は風化を繰り返しながら……気が付けば先進国?とは言えないレベルまで目減りしていた❗という事実。

餓死とか極端な貧困も……『自殺』が日常の話題となって『問題だね?』の一言で看過していく文化……。

『権利の受益者・民衆』にはその『権利を守る義務』がある。
その義務を怠たれば寸分違わず権利の喪失を招くのである。

直接自分にやって来ない限り『対岸の火事』とする生き方……。
コロナ禍によって路上生活者となった人達の言葉……『まさか?自分がホームレスになるとは思わなかった❗』……である。

コレは……『等しくあるべき権利』は自他の区別なく一人一人が『等しく守るべきモノ』なのだという証左だと思う……。

人生を『最低限度の文化的環境で生きる権利』っていう奴は……それ以上の侵食を許さないという『不退転の覚悟』なくして防衛出来るモノじゃないのである。

ミャンマーも香港もタイも……だからこそ民衆は人生と命をかけて戦っているんだと思う……。
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