サンチョパンサの憂鬱

かわいた笑顔……

コロナ一年……それまで漫然と過ごしてた暮らし。嫌でも政府の言うこと、演ることに関心を傾注せざるを得なくなった。
ここまで場当たり?、ここまで欲得?と味わい来れば……余りに見え透いた流れに、それも時折チラ見で済む様に……なった。

何の事はない。やはり、『不可解』、『謎』、
『何故?』……そんなモノは『自分の中』にしか無いんだ?……と再確認した次第。

そして……『僕は……一体何をしてる?』……と興味はまたメビウスの輪の起点に舞い戻る……。

夢……経験の浅い若い時期……『夢は語るだけで』意味があった……。
一時(いっとき)は羨望の言葉も受け自分が選民にでもなったかの様な……誤解までしたものだった……。

やがて周囲は『生活にドップリ浸かる』、その様が妙に大人の演るべきを演っている?そんなニュアンスで漂い来る様に……なった。
周囲の『落ち着いた風情』を見る度々……急かされる様な……焦りを感じる様になる。

趣味か?道楽か?……判断も付かなくなる自分の環境……それでも、その遥か遠くに小さく一点の光が見えている。

ソレは夢の行き着く先なのか?
単なる自分の願望が見せている幻想の光?
……判然とする訳もなく。

✳~✳泉谷しげる『寒い国から来た手紙』の一節

✳……冬の国から都のすみへ便りがとどく

こわれたユメにしがみつかずに早く帰れと
ユメはまださめてないから しばらくここにいる……
……まぼろしよ 早く 消えてくれよ
かわいた笑顔は 僕には似合わない

帰る人より 残る人の終りのない顔
やきしい冬がもしあるなら それもみて諏たい
長い手紙はとりとめもなく ただ長いだけ
さめないユメを背中にうけて ひたすらひたすら……✳

夢など語る歳ではなくなったのに……。
しかし……何故か?大きくなる願望は……夢なのか?希望なのか?……はたまたソレは習慣となった自分への説得の仕業なのか?……。

『下らぬロマンチストの夢など諦めろ❗』と諭し続けた父は既にこの世にはなく……。
『ソレでもお前は結局、倒れる迄……演るんだろうな?』という彼の言葉が、今も僕を励まし続けるのである。

『諦めれば……総てから解放される❗』……
しかし、どうやらそれは出来ないと分かった……。
だから……だから『幻よ早く消えてくれよ❗』
と駄々を捏ねて見るのである……。

今……『乾いた笑顔』は僕そのものの笑顔になってしまった……。

毒を食らわば皿迄も❗……。

遥か先の煌めく一点の光……その正体を見ずして終われる筈もなく……。
やっと得た一つの確信……この思い導く先に間違いなく……僕の死に場所がある❗……。
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