サンチョパンサの憂鬱

もう……お茶は濁せないよ?(2)

何時だったか?指原莉乃のブッチャケトークがやり手のチーママ見たいになってしまった……なんて事を書いたけど。

結局、男も女も『もう、大人でしょ❗❗』とされる年齢に達したら……『そこまでの蓄積』してきたモノの質と量の総体が問われる様に……なる。

今の学歴追及マニュアルは……『ゲーム攻略法』とよく似ていて『慣れと反復』がモノをいう……。
哀しいけれど……『大学入学』が『最終目的』となってる人は多い……。

実際就職活動では『有名大学は切り札』として通用もする。『良い会社への最短ルート』は健在とも見える。

高学歴の人にもホンモノは存在すると認めた上での話です。お断りしておきます。

その時点、大学卒業時に『凄い有利』を以て彼等は社会にでる訳だけど……前述の、大人でしょ❗の地点に差し掛かると、『圧倒的に引き出しの不足』が露呈し始める。

『その時々の無駄』がある意味学歴なんかより大きくモノをいい始める。良くも悪くも資本主義は……『人の必要・需要』を見付け、それに応えるのが仕事。

手当たり次第読み耽った読書歴とか、女の子の尻を本気で懲りることなく追っかけた数々の失敗の経験とか?

この『学歴マニュアル君』と『寄り道・道草君』との差はなんでしょうか?
学歴君は自分のレベルを知る知識は学歴マニュアルしかないのです。

そんな彼が導く自己評価は幾つになっても……『俺って優秀じゃん❗❗』しかありません。小賢しい成功体験がそうさせてしまうのです。

客が買わないのは客がおバカなせいだ❗❗なんて愚かな判定を下す高学歴者はとても多いのです……。

『道草君』は恋愛とか読書とか痛飲とか……無駄と様々の失敗の実感を有している。自分を推し量るのに様々のレンズと方向からアプローチする。
自分の短所も長所も『客観的に自分を計れる』のである。

大人社会で実際に役に立つ人間となる為に特に必要なのが『自分の悪者振りを知っている事』なのである。

大抵の人間が悪徳を秘匿する。
ソコヘ……僕ってこんなに悪い奴で卑屈な性根してるんです❗と演ると……おやおや?お前さんもかい❗……となる。

人の長所は幾ら誇っても『共感は呼ばない』のである。人の長所はそれぞれちがうもんね?
ところが悪徳ってのは全ての人間の大きな共通因子だからなのです。

どんなに容姿端麗な女でも……油断で小賢しい計算という悪徳がフッと零れた時……1000年の恋も覚めちまうのである。
彼女は自分の悪徳を知らず……悪徳に使われているからである。

男も女も……自分の悪徳を知り、それを制御コントロールしようとすれば……二十歳過ぎから……その時点では無駄としか見えない『寄り道・道草』を重ねる体験を必要とするのである。

『私ってね?恥ずかしいけれど……こんなこと考えたりするの❗❗』……と囁かれたらなんて素晴らしい女でしょ❗❗となる。

彼女は『悪徳までも』自分の全てを知り尽くし、自分の意思でコントロール出来る『大人の女』だからである。
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