中原中也
サーカス幾時代かがありまして 茶色い戦争がありました幾時代かがありまして 冬は...
みすヾ 最後の詩
きりぎりすの山登り きりぎつちょん、山登り 朝からとうから、山登り。 ...
みすヾ 2編
土と草 かあさん知らぬ 草の子を、 なん千万の 草の子を、 土はひとりで 育てま...
山頭火 この一句
ぬいてもぬいても草の執着をぬく 山頭火今年も庭の草抜きを始...
みつばツツジ
今年はどうだろう、 私は少し不安になった。 みどりの山々が折り重なったわき道でも、 ま...
この一篇
哲学 無意識的なものから意識的なものへ、 そこからもどって、多くの小道を通り、 私たちが無意識的に知っていたものへ、 そこから無慈悲に突き放されて、 ...
この一篇
犬 うちのだりあのさいた日に 酒屋のクロは死にました。 おもてであそぶわたしらを...
恋人たちの海
花を見終えての帰り道昨日までのはにかんだ顔はすっかり影をひそめている磯の香りに 光に誘...
この1篇
はちと神さま はちはお花のなかに、 お花はお庭のなかに、 お庭は土べいのなかに、 土べいは...
若者たちの春
「若者たちの春」 ~とある田舎の祭りによせて 夕暮れに、ふらりと覗い...