鍵
わたしの心の鍵を持っていたのは
父と母と妹と弟達と・・・
それが今では
隣にいる
あなただけになりました
鍵も ひとつになりました
あなたとわたしから産まれる
大切な人と
同じ数の
大切な鍵
安心して預けてくれて ありがとう
あなたたちに
生涯をともにする人ができるときまで
大切に 大切に
持っておきますね
わたしの鍵は
あなたがしっかり
握っていてね
片時も離さず
わたしが不安に
ならないように・・・
(平成十九年二月)
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人それぞれに、自分の心の鍵を預ける人は違うと思いますが、
わたしの場合は、結婚して、安心して預けているのは主人です。
結婚するまでは、親に預けていました。
必要な時には、カチャッと開けて、踏み込んできてほしいと、渡した鍵でした。
今わたしは、3人の子供たちの心の鍵を預けてもらっています。
悲しい時、苦しい時、そっと開けて、会話をさせてもらっています。
やがて彼らに、愛する人が出来たら、その人にゆっくり手渡したいと思っています。
もちろん、スペアキーをくれたら、その時は大切に保管します。
主人がいなくなったら、
還ってきた鍵を胸の中にしまい、
生きていくことになるのだと感じます。
でも誰よりも・・
自分のことを見つめ、思い、踏み込み、会話するのは自分自身だから。
もっと強くなれますようにと
願いを込めて・・・。