ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

天覧山での岩トレに熱が入りそうです

2023年05月26日 | 岩登りトレーニング

天覧山での岩トレの良い点は以下の3点です。

①岩場が低く、回数多くトライできる。

②ルートのグレードが〈低→高〉へ揃っている。

③トラバースルートがあり、筋持久力トレーニングが出来る。

僕自身、32歳くらいの時だったでしょうか、毎週木曜日の仕事開始が夜でしたので、昼間は天覧山に通っていたことがあります。1年間以上通ったと思います。当時、僕より数歳年長のM田さんという天覧の主がいました。彼は教え好きな人で、僕は幸運なことに彼から毎回コーチしてもらっていたのです。どんなルートも裸足で登る人でした。5.11の3段ハングルートも裸足でソロクライムし、クライムダウンもする人でした。彼のコーチは鏡岩5.7とトラバース岩からスタートしました。蛇岩5.8に進み、地蔵岩5.9、最終的には3段ハング5.11もトップロープで登れるまで指導してくれました。

僕がM田さんから教わったように、YYDのメンバーにも教えることが出来ればと思っています。F沢さんにもそのようなメニューで教えて行きました。彼女はこちらの予想を超えて成長していきました。32歳当時の僕より速い成長スピードだったように感じます。

今、YYDの天覧山岩トレは最下部岩場です。ここは3級ルートと2本の4級+ルートがあります。そしてトラバースルートもあります。最下部岩場を卒業するには2本の4級+ルートが楽に登攀でき、トラバースを10往復できるようになることです。やまづとのメンバーは着々と卒業レベルに近づいて行ってます。

 

2022年11月3日(祝・木) 天覧山岩トレ

▲11:50。ハーネス等の装備を身に着ける前に、トラバースにトライしています。最下部岩場の左端が核心部なんですが、そこをT内さんがチャレンジしています。見ているのは背の高いI城さんとW科さん。

 

▲11:53。3日のメンバーのN村さんとW科さんはトラバースに燃えていました。何故なら、HTさんが先月トラバース1往復を他のメンバーに先駆けて成功させたからです。対抗心メラメラです。 

 

▲12:02。早速、N村さんがチャレンジ! 1往復成功させました! それで満足して止めようとするので、僕は「2往復にチャレンジしなよ」とけしかけます。

 

▲12:13。2往復も成功し、止めようとします。「3往復、目指さなくちゃ」と僕がはっぱを掛けると、成功! 同じように4往復、5往復も成功。あんまりそれ以上続ける気がなさそうなので、5往復で僕は「もういっか」と許してしまいました。

 

▲12:20。I城さんも1往復にトライ! いいところまでは行くのですが、左の核心部で落下してしまいます。指とか腕とかの筋持久力が続かないんですね。このトラバースは筋持久力をアップするためのトレーニングですから、当然ですけれどね。

 

▲12:41。続いて、W科さん。彼女はN村さんと違って目標は高い!

 

▲12:47。その間に、N村さんが岩場の左ルートにトップロープをセットしてくれました。

 

▲12:59。初心者の二人、T内さんとI城さんも左端の核心部だけは成功させました。T内さんはいいバランスで、I城さんは高身長を活かして。写真は成功して喜ぶI城さん。

 

▲13:00。W科さんは「じゃあ、とりあえず6往復ね」と、N村さんの上を目指します。時々休みを交えながら、順調に回数を増やしていきます。5往復を成功させました。

 

▲13:17。続いて、6往復、7往復も成功させました。こうなると目標は10往復です。ところが「好事魔多し」で、8往復目の真ん中あたりで惜しくも落下。記録は7往復となりました。

 

小ハングルート4級+と左の3級ルートにN村さんがトップロープをセットしました。N村さんが正しくセットしてくれます。

 

▲13:18。天覧山初見参のT内さんとI城さんも、頑張りました。N村さんが丁寧親切に指導していました。

 

▲14:03。左のフェースをI城さん、小ハングをW科さんがトップロープで登ってます。

 

僕は小ハングをリードします。降りて来て、ザイルを抜き、プリプロ状態で「リードする?」とN村さんに聞きます。「する」と言うので、N村さんのリードスタート。問題なくリード出来ました。再びザイルを抜き、同じくプリプロ状態で、今度はW科さんに聞きます。「リードする?」。W科さんもトップロープでは問題なく登れていましたから、チャレンジします。勇気がありますね。核心部で2回落下しましたが、最後にはリード成功!

 

▲14:44。小ハングルートをリードするW科さんですね。

 

▲15:09。左下にはT内さん、小ハングをリードしているのはN村さんですね。N村さんはこの日2度目のリードかな? プリプロテクションではなくて、自分でプロテクションをセットしながら登ったんだと思います。

 

この日のN村さんは『新・ゴ』ジラ状態、これまでとは別人の覚醒したN村さんでした。フェースの4級+もトップロープではありますが、スイスイと登ってしまいました。前回まで、まったく登れなかった人と同一人物とは思えません。将に覚醒していましたね。

 

▲15:27。I城さんもトップロープで小ハングにチャレンジしました。でも、身長が高いので体をハング下に潜り込ませる必要がなく、楽に上のガバホールドが掴めてしまいます。ハングでの体勢の取り方の練習にならないんですよね。得なんだか、損なんだか?

 

▲15:59。T内さんは初めての小ハングルートに悪戦苦闘。こうでなくちゃね・・・・。誰しもが通る道です。これで楽に登れるようになった時の喜びも味わえるというもの。

 

▲16:28。小ハング右のフェースルート4級+です。W科さんもバランスよく登って行きます。

 

日没も近づき、薄暗くなって来たので、岩トレも終了です。尾根歩きもしたいですし、これからのシーズンは雪山も魅力的です。岩トレばかり出来るわけではありません。でも、コンスタントに継続して欲しいと願っています。

反省会でのスターはN村さん。ひとりでその場を盛り上げてくれます。会話も盛り上がり、楽しいひと時を過ごせました。


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