2014/10/24 僕もS子もあまり人口壁が好きではありません。僕は基本は自然好きなのでそうなのですが、S子は身長が低いこともあって、ホールドやスタンスが限定されてしまうと登攀可能性がそもそも閉ざされてしまうことがあるからです。自然の岩場では、大きなガバの他に必ず微細な岩の皺のようなものもあるので、なんとかなるようなのですね。
前回の日和田では、「人口壁は嫌い!」なんてことを気楽に語ることが出来ないくらいに自分自身にがっかりしましたから、人口壁通いもやむなしとの結論に至ったという次第。
まあ、人口壁も実際にはやると楽しいのですよね。S子とも人口壁通いをしていた時期もありましたし。
と言う訳で、拝島駅のそばにある日光橋公園の人工のボウルダーに通う決意をしたわけです。その第1回目。
▲このボウルダーは高さ4mくらいのほぼ直方体の形をしています。ただ、一方に傾いていて、上の写真の明るい面は緩傾斜、下の写真の影の斜面は前傾壁になっているのです。
緩傾斜壁の右下のスタンスをスタートにし、ホールドとスタンスの限定なしで周回トラバースをするのが課題。トラバースは安全に腕と指の筋持久力を高める手段です。
▲僕たちが練習していると、近くにいた高校生たちもトライ。クライミングは遊びとしては本当に面白いですからね。
1回目のトライでは写真で幸子のいるあたりまでしか行けませんでしたが、2回目のトライでは前傾壁まで行くことが出来ました。写真の中に運動靴が置いてありましよね。そのスタンスまで行けたのです。
▲その次のトライでは、もうひとつ先のスタンスまで行くことが出来ました。運動靴の位置までです。
約半周、厳密には半周と3分の1くらいでしょうかね。
この突破できないあたりを重点的に練習しましたけれど、なかなか上手くいきません。
今日のところは3時から1時間ほどの練習だけ。
その後、僕は贔屓のパン屋さんへイギリスパンを買いに、S子は翌日からの山行の食糧を買いに、ここで別れて行きました。
まずは、周回トラバースの完成を目指します。