2015/9/21 前回の山行は腰痛の回復度を測るチェック山行でした。本来であればもう一段階レベルを上げた山行を計画するはずだったのですが、S子の右足の状態がいまひとつでした。階段を下る際に、痛そうにしています。と言うわけで、下りのあまりないコースを探したわけです。御岳山や高尾山周辺ならケーブルカーで下ることができます。S子が右膝を骨折し、リハビリ山行をやり始めたころにはそのあたりの山域をよく歩いたものです。
どこのコースを歩こうかと、いろいろ検討していると、奥多摩湖いこいの路が開通したとのニュースに接することが出来ました。このコースは台風やらの影響で不通になっていることが多かったですから、こんな時がこのコースを歩くチャンスだと思い、奥多摩湖いこいの路へ行くことにしたのです。
今日の全行程は15kmくらいでしょうか? 最初は小河内神社前のバス停から山のふるさと村までの約2.5kmです。
▲今日も家をゆっくりと出ました。バス停を降り、麦山の浮橋へ向かいます。10:06ころ。
▲麦山の浮橋です。10:07ころ。
▲昔はこの橋のことを「麦山のドラム缶橋」と呼んでいました。僕もそう言ってました。でも、今ではドラム缶は使われていません。写真のようなポリエチレン製の浮子になりました。10:08ころ。
▲途中に二ヶ所ほどだったでしょうか? このような浮き輪が設置してありました。使い方も何となく分かりますが、パニクっている状況でもあるでしょうから、使用法を図示しておいてくださると助かりますね。10:11ころ。
▲対岸の階段です。小河内ダムが出来たことによって、対岸とは湖で分断されてしまいましたから、対岸との生活道としてドラム缶橋が設置されたんだそうです。10:12ころ。
▲麦山の浮橋から山のふるさと村まで、このような「湖畔の小道」が湖畔沿いに付けられています。2.1kmあるそうです。10:22ころ。
▲アザミの花も種類が多くて名前を判別するのが難しいですね。このアザミを調べてみました。紫色の花の下の総苞片と言うのでしょうか、それが長いのが特徴です。
どうやら「モリアザミ」のようです。「やまごぼう」という商品名で漬物として販売されているものの正体がこのモリアザミなんだそうです。このブログでも取り上げているヨウシュヤマゴボウやヤマゴボウは有毒ですから、間違えないでくださいね。
花に止まっている蝶はイチモンジセセリ(一文字挵)。「挵」なんて漢字、初めて見ました。「もてあそぶ」とか「いじくる」とか「ひねくる」とか「せせる」とかの訓読みがあるようです。「せせる」の意味も分かりませんよね。「尖ったもので繰り返しつつく」とか「箸で食べ物をあちこちつつき回す」などの意味があるそうです。
どうやら花の蜜を吸うときの様子が「せせる」感じに例えられているのでしょうか? 10:25ころ。
▲クルミの実がたくさん落ちていました。10:31ころ。
▲ツリフネソウ。10:35ころ。
▲これもツリフネソウ。蕾や種になったものも見えますね。10:37ころ。
▲倉戸山1169.3mかな? と思います。10:38ころ。
▲昔のドラム缶橋の残骸なんでしょうか? 枠に止まっている鳥はカモでしょうけれど、何ガモなんでしょう? 10:39ころ。
▲このキノコが実にたくさん生えていました。名前は分かりません。10:44ころ。
▲これも分かりません。10:45ころ。
▲サルノコシカケなどと同様、硬くて木質なキノコです。似たのは図鑑に載っていましたけれど、自信はありません。10:46ころ。
▲きょろきょろと周りのものに目をやりながら、思いのほか時間をかけつつ歩いています。10:52ころ。
▲白くて綺麗な、美味しそうな姿のキノコ。10:53ころ。
▲先月の8月6日にヌカザス沢へ行った際に、最初間違えて入渓した沢です。イヨ山へ突き上げている山梨窪(やまなしくぼ)です。10:56ころ。
▲橋から上流部を眺めました。この沢の様子は http://blog.goo.ne.jp/1940sachiko/e/face9f9d626afa9dd660c6a0798cd16d
の前半で書いておきました。沢登りの対象にはなりません。10:56ころ。
今日、この奥多摩湖いこいの路を歩く目的のひとつは、遡行対象になりそうな沢があるかどうかを調べることです。東側から水窪沢、天神沢、京道沢(手沢となっていることもある)、落沢、岫沢、山梨窪には入渓したことがあります。小さな沢ばかりですが、ちょっと楽しむのにいい沢があれば儲けもの!
▲また、沢に橋が架かっていました。11:02ころ。
▲でも、水は流れていません。遡行対象にはなりません。11:02ころ。
▲山のふるさと村が近づいて来ました。広い河原(湖畔?)があって、人がたくさん遊んでいました。橋が架かっている沢は岫沢(くきさわ)です。現在、山のふるさと村があるあたりに昔は岫沢という名の集落があったようなのです。11:04ころ。
▲奥多摩湖が出来る前なら、岫沢もそれなりの長さだったのでしょうが、今では写真の堰堤のすぐ上までしかありません。堰堤の上で、本流はサイグチ沢、右の支流はヌカザス沢に名前を変えるのです。11:06ころ。
▲岫沢の河原です。遠くに見えるなだらかな山頂は倉戸山、その左は榧ノ木山1485mかと思います。11:05ころ。
ここからすぐのところに、山のふるさと村があります。詳しくは http://www.yamafuru.com/
で見てください。僕たちはここでトイレを使わせてもらいました。この施設内を通過することはたびたびありましたが、今回立ち寄ったところにはレストランがありました。こんな立派なレストランがあるとは! 知りませんでした。