2017/2/6 07:00神戸新聞NEXTより
公共の場全面禁煙 日本の対策、世界的にも遅れ
国が受動喫煙対策を強化するのは、たばこを吸う人だけでなく、
たばこの煙を吸わされる周囲の人に及ぼす影響も深刻だからだ。
たばこの煙には、ニコチン、タールなど多くの有害物質が含まれている。
喫煙者がフィルターを通して直接吸い込む「主流煙」より、
火のついた部分から立ちのぼる「副流煙」の含有量の方が、
はるかに多いという。受動喫煙は肺がんや心筋梗塞、脳卒中、
乳幼児突然死症候群(SIDS)などの危険性を高めるとされている。
現在の健康増進法などに基づく国の防止策は、多くの人が
利用する公共の場が対象で、努力義務にとどめている。罰則もない。
世界保健機関(WHO)によると、公共の場を全面禁煙とする法律を
施行している国は2014年末に49カ国ある。日本の防止策は
世界的にも遅れているとされる。
また、WHOなどは「たばこのないオリンピック」を推進。
ブラジル・リオデジャネイロなど
開催都市が取り組みを強化している。
(段 貴則)
公共の場全面禁煙 日本の対策、世界的にも遅れ
国が受動喫煙対策を強化するのは、たばこを吸う人だけでなく、
たばこの煙を吸わされる周囲の人に及ぼす影響も深刻だからだ。
たばこの煙には、ニコチン、タールなど多くの有害物質が含まれている。
喫煙者がフィルターを通して直接吸い込む「主流煙」より、
火のついた部分から立ちのぼる「副流煙」の含有量の方が、
はるかに多いという。受動喫煙は肺がんや心筋梗塞、脳卒中、
乳幼児突然死症候群(SIDS)などの危険性を高めるとされている。
現在の健康増進法などに基づく国の防止策は、多くの人が
利用する公共の場が対象で、努力義務にとどめている。罰則もない。
世界保健機関(WHO)によると、公共の場を全面禁煙とする法律を
施行している国は2014年末に49カ国ある。日本の防止策は
世界的にも遅れているとされる。
また、WHOなどは「たばこのないオリンピック」を推進。
ブラジル・リオデジャネイロなど
開催都市が取り組みを強化している。
(段 貴則)