ノンスモーカーは損?
スモーカーは勤務時間でも、職場によっては喫煙休憩を許されている。
チョッと一服、といって喫煙するも仕事のうち?
スモーカー同士で情報交換するからという、
言い訳もします。
ノンスモーカーにとっては
喫煙は有給で休憩しているようにみえます。
毎日数分でも、年間結構な時間を有給で喫煙休憩しています。
【独女通信】仁義なき「タバコ休憩」をめぐる闘い
livedoorニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/3131742/
------------------------------------記事の内容
独女通信】仁義なき「タバコ休憩」をめぐる闘い
2007年04月23日20時00分
ランチタイムも終わり、眠気が襲ってくる午後のひと時。休憩を取って
リフレッシュしたいところだけれど、お昼に休憩を取ったばかり。
自分で自分をつねってみたり、トイレに行ってみたり。そんな努力を
している横で、悠々と喫煙所に向かう喫煙者の同僚たち…。いわゆる
「タバコ休憩」だ。日本の多くの会社では、暗黙のうちに認められて
いるこのタバコ休憩だが、非喫煙者の多くは不満に思っているのを
知っているだろうか?
「喫煙所に行く→一本吸いきる→戻ってくる」という流れを行うには、
最低10分ほど。タバコ仲間と話が弾めば20~30分はかかる。
これを午前と午後行えば、20~60分、1週間では100~300分は休憩に
費やしていることになる。
問題は、多くの会社ではタバコ休憩は許されても、非喫煙者が同じ時間、
休憩できる空気でないことにある。非喫煙者の会社員・由紀子さん
(33歳)はその実態をこう話す。「タバコを吸う人には、『喫煙所に行く』
という理由があるけど、席を外す理由がないから休憩を取りづらい。
その上、自由にタバコ休憩を取っておきながら、非喫煙者が気分転換を
しようと席を外すと『どこに行ってたの?』といちいち聞いてくる喫煙者が
いるから、ますます休憩が取りづらくなるんだよね」そのため、
非喫煙者の同僚の多くは、トイレに行くぐらいしか気分転換の方法が
ないのが現状だとか。
「でも、私は喫煙者のタバコ休憩のトータルは、非喫煙者が休憩できる
時間と考えているので勝手に休憩しちゃうけどね。喫煙者に
『どこ行ってたの?』って言われたら、『休憩ですがなにか?』って
堂々と答える(笑)」。
由紀子さんのように休憩が取れる人はまだ恵まれているかもしれない。
辛いのは派遣社員だ。派遣社員の奈緒さん(34歳)は、非喫煙者。
「派遣社員でも喫煙者の子は、仲間と一緒に行ったりしてるみたいだけど、
休憩場所がないから、非喫煙者は休憩できない」と不公平感を語ってくれた。
また、派遣社員ならではのこんな現実もあるそう。
「会社によっては正社員さんが『休憩しながらやってね』と声をかけて
くれるところもあるみたい。でも、『周りが忙しくしてるのに、休憩なんて
できない』という人が多いよね。でも、時給制の派遣社員が勝手に
休憩を取るのはどうかなと思うから、私は休憩を取らないけど…」
つまり、休憩の取りやすさにも
「正社員の喫煙者>正社員の非喫煙者>派遣社員の喫煙者>派遣社員の非喫煙者」という図式があるというわけだ。
しかし、「正社員の喫煙者」である独女にも話を聞いてみると、
「一服しに行くときは、気づかれないようにそ~っと出て行く。自分としても、
後ろめたいんだと思う」という声がいくつも寄せられた。冷たい視線は
感じつつも、喫煙者にとってはやめられない至福のひととき。
また、喫煙所では違う部署の人と顔見知りになったり、リラックスして
仕事の話ができるというメリットもあるという。
喫煙者と非喫煙者のタバコ休憩への思いはそれぞれだが、非喫煙者の
会社員・美津代さん(32歳)の喫煙者への不満は少し異なる。
「喫煙者だけでなく、非喫煙者も個人の裁量で休憩は自由だから、タバコ休憩に対して不満はナシ。それより会議中のタバコの方が困りますね。
喫煙者は快感なんだろうけど、近くで吸われるのは非喫煙者にとっては
苦痛でしかないから…」。
せっかく分煙になっていても、狭い空間に喫煙者と非喫煙者が
長時間入れられるのは、非喫煙者にとっては苦行そのものだ。
このあたりにも、日本のかつての喫煙者優先のタバコ文化の名残りが垣間見える。
こうしたタバコ問題を一気に解消したのが、ジョンソン・エンド・
ジョンソングループだ。2007年1月1日から全世界的に
「職場禁煙ポリシー」を実施。中でも、ジョンソン・エンド・
ジョンソン(株)メディカル カンパニーではさらに「所定労働時間内禁煙」
も導入した。これにより、お昼休みを除く所定労働時間中は禁煙となり、
業務の合間に一服することはできない。社内に喫煙所さえもなく、
社用車も禁煙という徹底ぶりだ。ところで、この「職場禁煙ポリシー」や
「所定労働時間内禁煙」は、健康に貢献する会社として社員の
健康維持に配慮して実施されたもの。そのため同社では、希望者が受けられる
禁煙サポートプログラムを用意。昨年は55名が禁煙プログラムに参加し、
6割が1ヵ月以上の禁煙に成功しているそうだ。
社員の健康のために始まったこの制度だが、非喫煙者からは
「受動喫煙の心配もなくなった」「喫煙者の離席率が低くなって
コミュニケーションが取りやすくなった」、そして「タバコ休憩の
不公平感がなくなった」といった反響が寄せられているという。
会社がこのような制度を設けて禁煙までバックアップするのは珍しい
ケースかもしれない。しかし、タバコ休憩と迫り来る煙にムッときている
独女のみなさんは、この機会に「休憩格差是正」と「受動喫煙お断り!」
と声を挙げてみてはどうだろう。(吉田渓)
スモーカーは勤務時間でも、職場によっては喫煙休憩を許されている。
チョッと一服、といって喫煙するも仕事のうち?
スモーカー同士で情報交換するからという、
言い訳もします。
ノンスモーカーにとっては
喫煙は有給で休憩しているようにみえます。
毎日数分でも、年間結構な時間を有給で喫煙休憩しています。
【独女通信】仁義なき「タバコ休憩」をめぐる闘い
livedoorニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/3131742/
------------------------------------記事の内容
独女通信】仁義なき「タバコ休憩」をめぐる闘い
2007年04月23日20時00分
ランチタイムも終わり、眠気が襲ってくる午後のひと時。休憩を取って
リフレッシュしたいところだけれど、お昼に休憩を取ったばかり。
自分で自分をつねってみたり、トイレに行ってみたり。そんな努力を
している横で、悠々と喫煙所に向かう喫煙者の同僚たち…。いわゆる
「タバコ休憩」だ。日本の多くの会社では、暗黙のうちに認められて
いるこのタバコ休憩だが、非喫煙者の多くは不満に思っているのを
知っているだろうか?
「喫煙所に行く→一本吸いきる→戻ってくる」という流れを行うには、
最低10分ほど。タバコ仲間と話が弾めば20~30分はかかる。
これを午前と午後行えば、20~60分、1週間では100~300分は休憩に
費やしていることになる。
問題は、多くの会社ではタバコ休憩は許されても、非喫煙者が同じ時間、
休憩できる空気でないことにある。非喫煙者の会社員・由紀子さん
(33歳)はその実態をこう話す。「タバコを吸う人には、『喫煙所に行く』
という理由があるけど、席を外す理由がないから休憩を取りづらい。
その上、自由にタバコ休憩を取っておきながら、非喫煙者が気分転換を
しようと席を外すと『どこに行ってたの?』といちいち聞いてくる喫煙者が
いるから、ますます休憩が取りづらくなるんだよね」そのため、
非喫煙者の同僚の多くは、トイレに行くぐらいしか気分転換の方法が
ないのが現状だとか。
「でも、私は喫煙者のタバコ休憩のトータルは、非喫煙者が休憩できる
時間と考えているので勝手に休憩しちゃうけどね。喫煙者に
『どこ行ってたの?』って言われたら、『休憩ですがなにか?』って
堂々と答える(笑)」。
由紀子さんのように休憩が取れる人はまだ恵まれているかもしれない。
辛いのは派遣社員だ。派遣社員の奈緒さん(34歳)は、非喫煙者。
「派遣社員でも喫煙者の子は、仲間と一緒に行ったりしてるみたいだけど、
休憩場所がないから、非喫煙者は休憩できない」と不公平感を語ってくれた。
また、派遣社員ならではのこんな現実もあるそう。
「会社によっては正社員さんが『休憩しながらやってね』と声をかけて
くれるところもあるみたい。でも、『周りが忙しくしてるのに、休憩なんて
できない』という人が多いよね。でも、時給制の派遣社員が勝手に
休憩を取るのはどうかなと思うから、私は休憩を取らないけど…」
つまり、休憩の取りやすさにも
「正社員の喫煙者>正社員の非喫煙者>派遣社員の喫煙者>派遣社員の非喫煙者」という図式があるというわけだ。
しかし、「正社員の喫煙者」である独女にも話を聞いてみると、
「一服しに行くときは、気づかれないようにそ~っと出て行く。自分としても、
後ろめたいんだと思う」という声がいくつも寄せられた。冷たい視線は
感じつつも、喫煙者にとってはやめられない至福のひととき。
また、喫煙所では違う部署の人と顔見知りになったり、リラックスして
仕事の話ができるというメリットもあるという。
喫煙者と非喫煙者のタバコ休憩への思いはそれぞれだが、非喫煙者の
会社員・美津代さん(32歳)の喫煙者への不満は少し異なる。
「喫煙者だけでなく、非喫煙者も個人の裁量で休憩は自由だから、タバコ休憩に対して不満はナシ。それより会議中のタバコの方が困りますね。
喫煙者は快感なんだろうけど、近くで吸われるのは非喫煙者にとっては
苦痛でしかないから…」。
せっかく分煙になっていても、狭い空間に喫煙者と非喫煙者が
長時間入れられるのは、非喫煙者にとっては苦行そのものだ。
このあたりにも、日本のかつての喫煙者優先のタバコ文化の名残りが垣間見える。
こうしたタバコ問題を一気に解消したのが、ジョンソン・エンド・
ジョンソングループだ。2007年1月1日から全世界的に
「職場禁煙ポリシー」を実施。中でも、ジョンソン・エンド・
ジョンソン(株)メディカル カンパニーではさらに「所定労働時間内禁煙」
も導入した。これにより、お昼休みを除く所定労働時間中は禁煙となり、
業務の合間に一服することはできない。社内に喫煙所さえもなく、
社用車も禁煙という徹底ぶりだ。ところで、この「職場禁煙ポリシー」や
「所定労働時間内禁煙」は、健康に貢献する会社として社員の
健康維持に配慮して実施されたもの。そのため同社では、希望者が受けられる
禁煙サポートプログラムを用意。昨年は55名が禁煙プログラムに参加し、
6割が1ヵ月以上の禁煙に成功しているそうだ。
社員の健康のために始まったこの制度だが、非喫煙者からは
「受動喫煙の心配もなくなった」「喫煙者の離席率が低くなって
コミュニケーションが取りやすくなった」、そして「タバコ休憩の
不公平感がなくなった」といった反響が寄せられているという。
会社がこのような制度を設けて禁煙までバックアップするのは珍しい
ケースかもしれない。しかし、タバコ休憩と迫り来る煙にムッときている
独女のみなさんは、この機会に「休憩格差是正」と「受動喫煙お断り!」
と声を挙げてみてはどうだろう。(吉田渓)