「音読は、脳を活性化する効果があるらしい」
「音読は、記憶や学習、感情を司る脳の前頭前野を鍛えるらしい」
調べていたら、抜群の音読効果に遭遇。
声に出して読むことのここちよさに加えて、この音読の力。
長時間のゲームや携帯電話で、前頭葉の働きを低下させている子どもたちに
ぜひ、音読・朗読を取りくませたい!
音読・朗読、おまけに群読をするなら……。
おすすめは、工藤直子さんの「のはらうた」(童話屋)
のはらむらの魅力的な住人たちが、しゃべったり、うたったり…。
そのうたやおしゃべりが、本になったのが「のはらうた」ですから、子どもたちの心をとらえて離さないのも頷けます。
低学年の子どもたちのお気に入りは、へびいちのすけの「あいさつ」
なんともユーモラスで、元気いっぱいの詩なのです。
あいさつ
さんぽを しながら
ぼくは しっぽに よびかける
「おおい げんきかあ」
すると むこうの くさむらから
しっぽが ハキハキ へんじをする
「げんき ぴんぴん!」
ぼくは あんしんして
さんぽを つづける
「おおい げんきかあ」のフレーズ。
どの子も思わずふりかえって、彼方のしっぽを見やる動作をします。
少し間をあけて、「げんき ぴんぴん!」と発声。
満足げにふりを直して、結語します。
低学年でも、朗読に近い読みができてしまうのは、作品のもつ力なのかなあと思います。
中・高学年に人気だったのは、「おれは かまきり」
超かっこいい、かまきりりゅうじの登場です。
おれはかまきり
おう なつだぜ
おれは げんきだぜ
あまり ちかよるな
おれの こころも かまも
どきどきするほど
ひかってるぜ
おう あついぜ
おれは がんばるぜ
もえる ひをあびて
かまを ふりかざす すがた
わくわくするほど
きまってるぜ
どの子も、うんと気取って「かまきりりゅうじ」になりきって朗読。
「きまってるぜ」と決め台詞を言ってから、思わず吹き出してしまう子も……。
背伸びした自分にちょっぴり照れている、プレ思春期の子どもたちの初々しい感性。
微笑ましいかぎりです。
群読には、ぐるーぷ・めだかの「おがわのマーチ」がぴったり!
グループに分けて、交互に役割読みをすると「ツン タタ ツン タ」のリズムにのせて躍動感あふれる群読になります。
音読などの日常的なとりくみに加え、お気に入りの作品を自選させて、「音読・朗読・群読発表会」を開くのもおすすめです。
子どもたちの思いがけない一面に出会うことができそうです。
こんな取りくみを重ねることで、子どもたちの脳が活性化するなら嬉しいかぎりです!
<K>
「音読は、記憶や学習、感情を司る脳の前頭前野を鍛えるらしい」
調べていたら、抜群の音読効果に遭遇。
声に出して読むことのここちよさに加えて、この音読の力。
長時間のゲームや携帯電話で、前頭葉の働きを低下させている子どもたちに
ぜひ、音読・朗読を取りくませたい!
音読・朗読、おまけに群読をするなら……。
おすすめは、工藤直子さんの「のはらうた」(童話屋)
のはらむらの魅力的な住人たちが、しゃべったり、うたったり…。
そのうたやおしゃべりが、本になったのが「のはらうた」ですから、子どもたちの心をとらえて離さないのも頷けます。
低学年の子どもたちのお気に入りは、へびいちのすけの「あいさつ」
なんともユーモラスで、元気いっぱいの詩なのです。
あいさつ
さんぽを しながら
ぼくは しっぽに よびかける
「おおい げんきかあ」
すると むこうの くさむらから
しっぽが ハキハキ へんじをする
「げんき ぴんぴん!」
ぼくは あんしんして
さんぽを つづける
「おおい げんきかあ」のフレーズ。
どの子も思わずふりかえって、彼方のしっぽを見やる動作をします。
少し間をあけて、「げんき ぴんぴん!」と発声。
満足げにふりを直して、結語します。
低学年でも、朗読に近い読みができてしまうのは、作品のもつ力なのかなあと思います。
中・高学年に人気だったのは、「おれは かまきり」
超かっこいい、かまきりりゅうじの登場です。
おれはかまきり
おう なつだぜ
おれは げんきだぜ
あまり ちかよるな
おれの こころも かまも
どきどきするほど
ひかってるぜ
おう あついぜ
おれは がんばるぜ
もえる ひをあびて
かまを ふりかざす すがた
わくわくするほど
きまってるぜ
どの子も、うんと気取って「かまきりりゅうじ」になりきって朗読。
「きまってるぜ」と決め台詞を言ってから、思わず吹き出してしまう子も……。
背伸びした自分にちょっぴり照れている、プレ思春期の子どもたちの初々しい感性。
微笑ましいかぎりです。
群読には、ぐるーぷ・めだかの「おがわのマーチ」がぴったり!
グループに分けて、交互に役割読みをすると「ツン タタ ツン タ」のリズムにのせて躍動感あふれる群読になります。
音読などの日常的なとりくみに加え、お気に入りの作品を自選させて、「音読・朗読・群読発表会」を開くのもおすすめです。
子どもたちの思いがけない一面に出会うことができそうです。
こんな取りくみを重ねることで、子どもたちの脳が活性化するなら嬉しいかぎりです!
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