江戸川教育文化センター

「教育」を中心に社会・政治・文化等の問題を研究実践するとともに、センター内外の人々と広く自由に交流するひろば

体験入学した孫娘ー6

2019-07-30 | 随想
学校は夏休みに入ったが、孫っ子はひらがなの学習が続く。

せっかく日本語モードが動き始めたのを幸いに、母も祖母も彼女にドリル学習を与える。
たまたまのぞいてみると、あれっ!けっこう難しいことやってる。



音声に表れる言葉は、敢えて座って学習しなくても生活の中で自然に身につくものが多いが、文字に表す言葉や文法は座学が必要だ。
彼女の日常を見ていると、その過程があらためてよく分かる。

わずか3週間の学校体験で得たものは彼女自身が知るのみだが、周囲から見ても効果があったように思える。
言語学習は、その中の一部に過ぎないが、教科学習のうちでは最も影響を受けたものと思われる。

日本語を話す友だちや家族との中で、彼女の日本語は格段にレベルアップしてきた。
語彙や言い回しは、はっきり発音する部分だけ日本人よりむしろ明確でしっかりしている。
間違った語彙等はその場で指摘され、修正していく。

こんな言語の獲得の仕方は、子どもならではのものかもしれない。
私自身がこんな形で外国語をこれから習得するのは容易ではないと思う。


彼女にとっての語学学習はこれに止まらない。
日本語の次に待っているのはフランス語。
母親を教師に連日続く。

もう、見ている私にはさっぱり分からない。

(つづく)

<すばる>

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 権利確保は声を上げることから | トップ | 若い教員を育てられない教育... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

随想」カテゴリの最新記事