またまた、台風である。
先週は、九州に接近した台風6号で東京に帰るはずだった9日のフライトがキャンセルになり、翌日10日午前に振り替えたフライトまでキャンセルになってしまい、二日も長崎に足止めとなってしまった。
台風と言えば5年生の理科で扱うことになっていたので(多分今も)5年担当だったときは、その性質やコースについて授業してきた。
社会科の「暖かい地方の暮らし:沖縄」でも、台風銀座と呼ばれるわけなども教えていたと思う。
さて、そのようなかつての知識はもはや役に立たなくなってきたのではなかろうか?
6号は、一度沖縄を直撃して東シナ海に行ったのに、また戻ってきて沖縄に被害をもたらした後、今度は急に進路を東から北に変えて九州西海岸沖を通過していった。
速度は、自転車並みの時速15キロ程度とゆっくりだった。
これまでの台風は、日本列島に近づくと次第に速度を上げていくのが普通だったのに、次の7号もゆっくりだ。
速度がゆっくりだと、それだけ暴風雨にさらされる時間が長くなり、水害等の被害の拡大につながってしまう。
詳しいことはよくわからないのだが、地球温暖化により海水温が上昇すると、台風を動かす風が弱まるらしい。
おまけに、日本近海の海水温が高いので、台風の勢力が強まったり、雨の量が増えたりするようだ。
つまり、台風の危険度は、かつて経験したことがないほど高まっているということなのだ。
国連事務総長のグティエレスさんは「地球温暖化の時代は終わり、地球が沸騰する時代に突入した」と発言した。
日本の危機感はどうだろう。
2011年に原発事故を経験したのに、再生可能エネルギーにシフトすることを忘れ、それどころか海を温める原発*に回帰しようとしている。
このままでは、日本の未来は暗いとしか言いようがない。
*原発は、最新型の火力発電所と比べて「熱効率=発生した熱エネルギーを電力に変換する割合」が低く、発生した熱エネルギーの3分の2を海に捨てている。だから、出力100万キロワットの原発は、200万キロワット分のエネルギーを使って海を温めているのだ。
<K.H>
先週は、九州に接近した台風6号で東京に帰るはずだった9日のフライトがキャンセルになり、翌日10日午前に振り替えたフライトまでキャンセルになってしまい、二日も長崎に足止めとなってしまった。
台風と言えば5年生の理科で扱うことになっていたので(多分今も)5年担当だったときは、その性質やコースについて授業してきた。
社会科の「暖かい地方の暮らし:沖縄」でも、台風銀座と呼ばれるわけなども教えていたと思う。
さて、そのようなかつての知識はもはや役に立たなくなってきたのではなかろうか?
6号は、一度沖縄を直撃して東シナ海に行ったのに、また戻ってきて沖縄に被害をもたらした後、今度は急に進路を東から北に変えて九州西海岸沖を通過していった。
速度は、自転車並みの時速15キロ程度とゆっくりだった。
これまでの台風は、日本列島に近づくと次第に速度を上げていくのが普通だったのに、次の7号もゆっくりだ。
速度がゆっくりだと、それだけ暴風雨にさらされる時間が長くなり、水害等の被害の拡大につながってしまう。
詳しいことはよくわからないのだが、地球温暖化により海水温が上昇すると、台風を動かす風が弱まるらしい。
おまけに、日本近海の海水温が高いので、台風の勢力が強まったり、雨の量が増えたりするようだ。
つまり、台風の危険度は、かつて経験したことがないほど高まっているということなのだ。
国連事務総長のグティエレスさんは「地球温暖化の時代は終わり、地球が沸騰する時代に突入した」と発言した。
日本の危機感はどうだろう。
2011年に原発事故を経験したのに、再生可能エネルギーにシフトすることを忘れ、それどころか海を温める原発*に回帰しようとしている。
このままでは、日本の未来は暗いとしか言いようがない。
*原発は、最新型の火力発電所と比べて「熱効率=発生した熱エネルギーを電力に変換する割合」が低く、発生した熱エネルギーの3分の2を海に捨てている。だから、出力100万キロワットの原発は、200万キロワット分のエネルギーを使って海を温めているのだ。
<K.H>