江戸川教育文化センター

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給食カレーに漂白剤混入事件は何故起きたのか? ② ー 教員同士のいじめ・パワハラ・嫌がらせ等は全国どこの学校でも起きている ー

2022-10-05 | 随想
さて、近年パワハラ・セクハラ・盗撮など管理職も含めて教員の不祥事が多い。

神戸市東須磨小激辛カレーいじめ事件、30代男性教員2名は「殴る・蹴る」の暴行を、20代女性教員は「カス・クズ・アホ・ポチ」など
暴言や恐喝まがいのことを4人の20代教員に日常的に3年間に渡って繰り返していたと云う。
これが2019年に起きた事件で、これを動画に撮って楽しんで見ており事情聴取に対し、ふざけ合いの延長とかストレス発散とか言っていたそうだ。

更に酷いのは事件発覚前当時の前校長だ。
「プチ・ヒトラー」と呼ばれ、威圧的・高圧的でパワハラ行為もすごい。
意見する教員に「死ね・潰す・公開処刑」とか「俺を怒らせたらどうなるか」などの暴言を吐いており、
こうした学校の雰囲気や土壌の中で、いじめ事件が起きていた。

つまり、いじめや暴行があたり前に許される職場環境があり、おかしいと思っても誰も何も言えない雰囲気や見て見ぬふりがあったと思われる。


学校は閉鎖的であり、何か重大な事件・事故が起きても無かったことにして隠蔽し、内部でもみ消してうやむやにする体質がある。
管理職は特にそうである。
教育委員会に訴えても、まともに取り合おうとしない。
言い分を聞くだけで関係者を呼んで事情聴取などまずやらない。
もしそれをやるとすれば、メディアに明らかにされた時だけである。
いじめ事件の報道を見ていると良く分かる。



ある学校では、同僚教師の学習指導案のデータが全部削除されて、PCに差し込んでいたSDカードが紛失する事件があった。
どう考えても内部の者でしか出来ない犯行で、いじめや窃盗に類する事件だ。
この時内部調査が必要と訴えた教員に校長は耳を貸そうとしない。
同様のことが二度三度起きたら考えると言いうやむやにした。



他の学校では、職員室の机にケーブルで固定されていたある教員のパソコンの画面に大きくヒビが入る破損事件があった。
修理代に数万円かかったと云うが、PCの開閉だけでヒビなど入らない。
かなりの力で意図的に道具を使って画面を叩かない限り破損などしないと思う。
しかし、管理職は開閉で破損もありうるかも知れないと云いうやむやに終わらせたらしい。

この時は、「どうして破損したのか」「誰かの犯行かも知れない」 と云うことではなく、
修理代を何処からどう捻出するかが一番の関心毎だったと聞いた。
全くおかしな対処で何も解決していない。
修理代のお金の問題ではないし、悪事を黙認して知らんふりをしていることが問題なのだ。



これはほんの一例だが、表面化していないだけで全国の学校ではこのようなことが日常的に起きているのかも知れない。
学校の中では教員同士のいじめや暴行行為やセクハラ・パワハラ行為が横行し、
学校外では盗撮とか窃盗・万引きとかでストレス発散とは教育の場にふさわしくなく最悪の事態だ。

その原因は何処に起因するのか、確かに学校現場は「ギスギス・トゲトゲ」しさが漂ってはいるが・・・。
   



 
(続く)


<デラシネ>

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