江戸川教育文化センター

「教育」を中心に社会・政治・文化等の問題を研究実践するとともに、センター内外の人々と広く自由に交流するひろば

国民はまたもや「ペテン師」を選ぶのだろうか?

2014-12-08 | 江戸川区教組
戦争は賛成?
選挙は危険、棄権、聞けん?

とうとう1週間に迫った衆議院選挙。
みんなが嫌がる消費税引き上げを先送りすることで、アベノミクスの大失敗を覆い隠すことを画策する自民党安倍政権。

超高齢化社会を踏まえ、アベノミクスで経済を立て直し、社会保障費を確実に確保するための消費税引き上げだったのではなかろうか?
このような約束の下に現安倍政権は始まったのではなかろうか。

でもそれはダメだった。
そう、それは始めから、絵空事なのだから。
うまくいくはずもない。
残念ながら・・・

この安倍政権の下では日本国憲法前文も第9条も守れない。
国民も。
いや守らない。
いや、守ろうとするどころか、反対に壊そうとしている。
憲法だけではなしに国民の生活までをも・・・
これが、今の政権である。

そしてまた言うなれば、日本国民のほんの一部が支持しているだけの政府であり、暫定政府でしかない。
国民はまたもや「ペテン師」を選ぶのだろうか?


アベノミクスによって円安となり、株高となり、大企業と金持ちはよい思いをしている。
しかし、株価上昇の浮かれたニュースの陰でどれだけ中小零細の方々が苦しさに紛れ、困り果てていることか。
所得税率最高45%、40年前は70%だったのに・・・

法人税を引き下げ「世界で一番企業経営しやすい国、日本」を作るという安倍。
どんなにか円安になろうとも40年前とは違う。
あのころは原材料を輸入して製品化、そして輸出。
高品質、低価格で大儲け。
欧米の労働者の賃金と比べるまでもなく、安いし・・・

ところが今その頃とは異なり、製品を作ろうにもすでに日本には工場はない。
労働者の賃金の安い海外に工場を移した結果、日本では思うように作れない。
だから、もちろん輸出も増えない。
そればかりか、原料をはじめ、食料品、衣料品など膨大な輸入品に頼らざるを得ない国民は暮らしがよくなるばかりか、悪化するばかり。

アベノミクスなんて嘘っぱち。
企業が景気良くなったおこぼれで庶民がおこぼれをもらうというトリクルダウンなんて真っ平御免の嘘っぱち。

特定秘密保護法、武器輸出緩和、原発輸出、集団的自衛権の行使容認、原発再稼働、フクイチの収束不能、にもかかわらず東京オリンピック開催、沖縄辺野古への新基地建設、カジノでのてら銭稼ぎ、そして、待ってましたとばかりの憲法の改悪。

「戦争する国」「美しい国」日本へ。

今回の衆議院選挙、争点がぼけているから、ないから、「選挙に行かない」なんて、安倍を喜ばすだけ。
なんたって投票率が下がれば下がるほど、勝てるのは現政権なのだから。

「アベノミクスの賛否を問う選挙」と言う言葉が氾濫しているが、さにあらず。
アベノミクスを隠れ蓑に安倍は国民に問うているのです。
「有権者のみなさん、戦争をする国を望んでいますね。」と。

そして、言います。
「望んでいるなら、わざわざ投票所に足を運ばなくても結構ですよ。」
「勤務時間など守ることなく、体が壊れるまで文句も言わず、働き続けてください。」と。

戦争を望む人たちはどうぞ「選挙へ行かない」で、お望み通り、「戦場へ。」



<悪魔の囁き>

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