江戸川教育文化センター

「教育」を中心に社会・政治・文化等の問題を研究実践するとともに、センター内外の人々と広く自由に交流するひろば

被災地・石川県を訪ねて~2024江戸川区教組合宿報告&感想~

2024-08-15 | 江戸川区教組
🔷1日目
 
反戦・反原発の運動に地域で取り組んでいるSさんにお話を伺ったり動画を視聴したりした。

珠洲原発建設を止める住民運動、志賀原発がいかに危険な場所にあるかやトラブルが続出し管理できていない状況など、知らなかったことを知ることができた。

住民たちが未来を見据えて珠洲原発反対運動を闘い原発の建設を止めたのはすごいと思った。
原発事故が起きたときの避難計画がいかに絵にかいた餅かが、2日目に実際に道路を運転し、崖崩れの跡や道路が陥没している様子を見てよくわかった。

被災した自宅のある場所を更地にして新しい家を建てると話していたおじいさんの話や「復興・復旧とは何か?」について、住んでいた場所に戻ってその場所に住み続けられることだとSさんがおっしゃっていたことが心に残った。

過疎化がすすみ、一人では動けないお年寄りがたくさんいる地域も多いとのことだが、豊かな里山の風景、自然があるこの地域で、誰もが原発に頼らなくても生きていける地域にしていけるような政策を日本はすすめるべきなのに、現実には、ずさんな避難計画で、都合の悪いことは隠ぺいし、とっくに崩れている「安全神話」をいまだに維持して原発政策を推し進める政府には、改めて怒りがわいた。

一部の利益のために地方や弱者が犠牲になる政治をはやくやめさせたい。


 
🔷2日目

輪島市の朝市通りを見学した。

新幹線の中で読んだ雑誌にあった焼ける前の朝市通りと目の前にある朝市通りとの違いに、ただただ悲しくなった。
焼け跡に残る生活の痕跡、陶器を焼く窯の跡、手向けられた花。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、このような災害をどうすれば防げたのかを考えるためにも、被災地を忘れずに注目し続けていきたい。


私は3日目は参加できなかったが、被災された方々・子どもたちの声、学校の状況など、参加した方に後日お話を伺い、子どもたちにも伝えていきたい。

 

江戸川区教組のみなさま
なかまと共に合宿で学びあえることは、本当にありがたいことです。
合宿の準備をしていただき、どうもありがとうございました。



地割れした輪島中学校の校庭



被災した輪島市朝市通り



<Y.I>

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