10月13日午前、翁長雄志沖縄県知事は、米軍普天間飛行場の名護市辺野古沖への移転計画に関する埋め立て承認を取り消した。
新基地建設をやめさせる大きな一歩となった。
米軍キャンプ・シュワブゲート前では、座り込みの参加者たちから歓声が上がり、拍手や指笛が鳴り響くなか、人々はカチャーシーを踊って喜びを分かち合ったという。
安倍政権のお膝元・首相官邸前でも、埋め立て承認取り消しを支持し、沖縄のたたかいに連帯する行動が連夜とりくまれた。
13日は、国際環境NGOらの呼びかけに200人、14日は、沖縄・一坪反戦地主会などの呼びかけに、300人が集まり、辺野古埋め立て承認取り消しにエールを送った。
私は友人に誘われ、14日の行動に参加。
国会議事堂前駅を上がっていくと琉球新報、沖縄タイムスの号外を手渡された。
ショートコールにも新バージョンが登場し、官邸前は、辺野古埋め立て承認取り消し支持の熱気に包まれていた。
「埋め立て承認 取り消した!」
「違法な工事は もうやめろ!」
「海猿暴力 ただちにやめろ!」
「新基地建設 ただちにやめろ!」
沖縄の闘いと連帯する東京東部集会実行委、同南部集会実行委、神奈川の方、練馬の方などからの心のこもったスピーチが続いた。
なかでも、嬉しかったのは、沖縄平和運動センター議長の山城博治さんが元気な姿で戦いの場に戻ってきてくれたこと。
「辺野古に戻る、その一心で」 病気を乗り越えたという山城さん。
「埋め立て承認を取り消した翁長知事を支えていく。沖縄県民の決意は変わらない」
と力強く発言。
「比類なき指導者」と慕われる山城さん。
どうぞ体調に気をつけて、これまでのようにキャンプシュワブ前でエネルギッシュに陣頭指揮をとっていただきたいと切に願う。
「戦争法反対と辺野古新基地建設反対(基地は絶対につくらせない・基地をなくす)のたたかいを結びつけて、沖縄で、東京で、全国でとりくんでいこう」
と、総がかり実行委員会からも重要な提案があった。
違法な戦争法「可決」後の行動の道すじが、示されたように思う。
集団的自衛権行使(戦争法)も辺野古新基地建設も横田基地オスプレイ配備も川内原発再稼働も、日本とアメリカの軍事同盟の強化のために、安倍政権が為そうとしていること。
私たちもそれぞれの取りくみを結びつけて、「安倍政権を許さない!」の声を大きく集めていきたい。
当面、首都圏にすむ私は、本日19日、総がかり実行委員会が呼びかけている国会正門前「安保法廃止に向けた行動」(PM6:30~)に参加しようと思う。
辺野古埋め立て承認取り消し支持!と繋げ、沖縄に連帯する東京からのエールでもある。
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